オノマトペの「フワフワ」は軽くて柔らかいものを表現したり、浮遊感やめまい、ふらつきを表現する時など、色々な場面で使えます。今回は、形容詞にも副詞にもなる「フワフワ」についてご紹介したいと思います。
1) Fluffy
→「フワフワ、軽い、柔らかい」
日本語では擬音語や擬態語を使って様々な音を表します。英語には動物の鳴き声などのオノマトペはたくさんありますが、物事の状態を表す擬態語は、状況によって形容詞や副詞などに変換されます。日本語の「フワフワ」は「軽い」や「柔らかい」を意味しますが、英語ではこの「フワフワ」を日本語と同じように音で表現することができないので、形容詞の“fluffy”を使って表します。例えば、「ふわふわなホットケーキ」は“a fluffy pancake”、「ホットケーキをふわふわにする」は“make a pancake fluffy”となり、後者では“fluffy”は副詞として使われています。
~会話例~
A: These Japanese pancakes are so fluffy!
(この日本風ホットケーキはすごいフワフワだね)
B: Yeah. I whipped the egg whites until stiff.
(うん。卵白をツノが立つまで泡立てたの)
A: Wow. Sounds difficult.
(へぇ。なんか、難しそう)
B: It’s easy, but it takes time.
(簡単だけど、時間はかかるかな)
2) Lightheaded
→「フワフワ、浮遊感、めまい」
では、頭や体が「フワフワ」する場合はどうでしょうか?浮遊感やめまいがして頭がぼんやりしている時の体調を表す場合は、“light-headed”を使います。名詞としても形容詞としても使われますが、状態動詞の“feel”と合わせて“feel light-headed”のように使う方が自然な言い方になります。“I am feeling light-headed.”で「体がフワフワする感じがする」という意味になります。
~会話例~
A: I am feeling lightheaded today.
(今日はなんだかフワフワする)
B: Did you get enough sleep yesterday?
(昨日はよく眠れたの?)
A: No, I only slept for an hour.
(いや、一時間しか寝てない)
B: Then get some rest.
(じゃあ、ちゃんと休んで)
3) Frivolous
→「フワフワ、浮わついた、落ち着かない」
浮わついて落ち着きのない「フワフワ」や「チャラチャラ」した様子を表す場合は“frivolous”を使います。形容詞の“frivolous”は軽率や軽薄という意味合いが強く、“frivolous mood(浮ついた気持ち)”のように名詞と一緒に使われます。副詞の“frivolously”の場合は特に動作動詞と共に使われる事が多く、「彼女はフワフワ生きている」は“she lives frivolously.”のように言います。また、“spends money frivolously”はよく使われるフレーズですが、この表現は「何も考えずにお金を使う」という意味になり、「フワフワ」のニュアンスとは少し異なります。
~会話例~
A: Did you hear about Steve?
(スティーブのこと聞いた?)
B: Yeah. I heard he went on a shopping spree.
(うん。なんか買い物をしまくったみたいだよ)
A: He just lost his job!
(失業したばっかりだよ!)
B: I know. He has always been wild and lived frivolously.
(うん。彼はいつもワイルドで、どこか浮ついた生活をしてるんだよね)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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