おかげさまで当ブログも非常に多くの方にご利用いただいており、昨年一年間(2014年)は、広告などのプロモーションを殆ど行なっていないにも関わらず、サイトへのアクセス向上率が約1880%という驚異的な成長を成し遂げることができました。そんな中、当サイトのコンテンツの書籍化を希望する声が、多数のユーザー様から寄せられていたこともあって、今年(2015年)よりHapa英会話オリジナルの電子書籍(eBook)を出版することになりましたので、そのeBookの特長と学習プランをご紹介しようと思います。
世の中には数えきれない程の英語の教材本があり、eBookにおいても同様のことが言えるかと思います。そして供給者は、他社に負けじと様々な手法を使って自社製品をアピールしています。しかし「〜するだけで英語がペラペラに」のような誇大広告や、SEO(サーチエンジン最適化)・アフェリエイトなどWEBマーケティングの巧みな販売戦略が活発化するにつれ、英語を学習されている方(消費者)にとっては、教材の良し悪しを正当に判断することが困難になっている気がしてなりません。カスタマーレビューなども、その効果が実証され、マーケティングの一部として扱われる今となっては、その信憑性に疑問が持たれます。
英語の教材本といっても受験やTOIECなど、その内容は様々です。そして日常英会話が題材となった教材も既に多く存在しますが、それらは本当にあなたにとっての日常ですか? “日常”とは読者の性格や住む環境などによって千差万別だと思うのです。そう考えると、制作者ははたしてどのように“日常”を定義しているのでしょうか?その多くは、あくまで制作者自身の身の回りのこと、または憶測に過ぎないのではないでしょうか。
そういった意味でHapa英会話のeBookは、日常英会話が話題となっている当ブログから、アクセス解析の技術によって“噓偽りのない”ありのままのデータを集積し、読者の反響が特に大きかったコンテンツ(記事)を洗い出して作成されているので、全ての人とまではいきませんが、限りなく多くの人が共感できる“日常”が反映されています。
そして、当ブログは広告を殆ど行なっていないにも関わらず、急激な成長を遂げることが出来た結果そのものが、内容の良し悪しを判断する基準として、かけがえのない役目を果たしていると考えてもらえれば光栄です。
例えば「がっかりする」を辞書で調べると沢山の英表現が紹介されていますが、実際にどれを使えばいいか分かりますか?別のケースで同じような疑問を抱いたことがある人も多いのではないでしょうか?勿論、使用する辞書によって結果にバラつきがありますが、某辞書で「がっかりする」を実際に調べてみたところ、9つの表現が紹介されていました。そしてポイントとなるのが、ここでリストアップされた表現すべてが、あなたの知りたい「がっかりする」に一致するわけではないということです。
どういう事かと言いますと、日本語の「がっかりする」はあらゆる状況で通じる表現ですが、英語で表現するには、外的要因による“がっかり”なのか、内的要因による“がっかり”なのか、使う状況によって表現の仕方が異なるという事です。要するに辞書で紹介された9つの表現は、どの状況でも使える「がっかりする」ではないんです。
Hapa英会話のeBookでは、学校の教科書や辞書からは学べない、状況に応じた適切な表現の仕方や、微妙なニュアンスの違いなど、実践を十分に想定した実用性の高い英語を学んでいただけます。更に、これまで10年以上に渡ってアメリカで現地在住の日本人を対象に英語を教えてきた作者の経験を活かした内容となっているので、日本人にありがちな間違いや、文化の違いから生じる誤解なども考慮された、言わば“日本人に最適化された”英会話教材であるとも言えます。
日常英会話をテーマとしたHapa英会話のeBookは、言い方を変えると“話し言葉”を学ぶ教材です。会話をするうえで、様々なフレーズを知っていることはもちろん大切ですが、同時に「単語(スペル)」と「音」の基盤を固めることも非常に重要です。しかし、残念ながら英語を勉強されている多くの方が、その重要性に気付かず蔑ろにしている部分であると感じます。これまで日本人に英語を指導してきて気付いたのですが、多くの人が英表現を下記のような流れで覚えていることです。
決してこの覚え方が間違いというわけではありませんが、「単語」と「音」の関係を理解しないまま新しい英表現を覚えようとすると、出だしからつまずく事が想像できます。
例えば、“Irritate”という単語を新たに学ぶとしましょう。その意味(イライラさせる)だけを覚え、その「音」すなわち発音を知らないまま、実際のネイティブとの会話で、あなたなりの発音で伝えようとしても、すぐには理解してもらえないでしょう。また、テレビのドラマやネイティブとの会話の中で、そのフレーズ「I’m irritated(イライラしています)」が使われたとしても、聞き取れないばかりか、そのフレーズだったことすら気付かないこともよくある話です。馴染みのない「音」は、なかなか記憶には残らないものです。
Hapa英会話のeBookは、「単語」と「音」の関連性についても学習していただけるよう、ネイティブの発音が録音された音声ファイルがセットになっています。新しい英表現を覚える時はその音声データを活用し、「音」が身体に馴染むまで徹底的にトレーニングしましょう。(トレーニングプランを下記にご紹介しています。)「音」が馴染むことで、以前は「ゴニャゴニャ」としか聴き取れなかった表現が、英語としてハッキリ聞こえるようになるはずです。
世間では、7歳〜10歳までに発音を学習しない限り正しいアクセントを習得できないと言われているみたいですが、そうは思いません。年齢に関係なく正しい発音を身に付けている歌手や俳優はたくさんいますよね?勿論、仕事としてやっている以上あたり前なのかもしれませんが、少なくとも年齢は関係ないことが実証されています。また、これまで日本人の方に英語を教えてきた経験からしても、ネイティブ並みの発音を身に付けた生徒さんを数多く知っています。
「単語」と「音」の関連性をしっかりと意識して繰り返しトレーニングをすれば、あなたも必ず綺麗な発音で喋れるようになります。決して難しいことではありません。ちょっと学習方法に工夫を加えるだけでその効果を実感できるはずです。
ここで紹介するトレーニングプランは、Hapa英会話のeBookに限らず、音声が聞ける環境さえ整っていれば他の教材でも実施できる内容です。英語のフレーズ・発音・リスニングを同時に学習するのに、非常に効果的且つ合理的な方法なので是非お試しください。トレーニング時間と期間は『1日30分を1〜3週間』を目安に実施してみてください。ここで提案する具体的な数字は、人間が言語を学ぶうえで効果的だとされる科学的な根拠に基づいた値です。
あたり前の話ですが、まずはeBookを最後まで読みましょう。そして、学びたいフレーズ・単語とそれに該当する音声ファイルをピックアップします。ポイントとなるのが、ピックアップするのは「フレーズ・単語」のみで例文ではありません。なお「フレーズ・単語」とは、Hapa英会話のeBookで言いますと青文字で書かれた見出しの部分です。(図を参照)
『Step 1』でピックアップしたフレーズ・単語の音声の中から、さらに任意のものを“1つ”だけ選び、eBookは使わずリスニングします。ピックアップしたもの“全部”ではなく、必ず“1つずつ”行なってください。ここで選んだ1つのフレーズ・単語で『Step 4』までのトレーニングを行った後、再度この『Step 2』に戻り、今度は別のフレーズ・単語で同様に進める流れになります。また、繰り返しになりますが、この時点では「フレーズ・単語」のみを聞くだけで、例文まで聞く必要はありません。ここでリスニングする「音」がしっかり身体に馴染んでから、例文を聞くことがポイントになります。そして、リスニングと同時に発音の練習も行いましょう。音声が流れた後にネイティブの発音を真似してリピートしましょう。Hapa英会話のeBookの音声は、意図的にネイティブが話す自然なスピードで録音しています。ネイテイブのスピードとテンポに慣れることで、リスニング力が向上します。聞きとりにくいフレーズは最低3〜5回は繰り返し行なってください。
※ 初心者の方はeBookを見ながらこのトレーニングを繰り返し行なってください。慣れてきたらeBookを見ずに行い、しっかり音が身体に馴染んだら『Step3』に進みましょう。
『Step 2』のトレーニングを行なったら、次はリスニングした音声内容をノートなどに書き出しましょう。ここでもeBookは使いません。聞こえる英表現が、どのようなスペルなのかを自分で考えることで、「音」と「文字」の関係が明確になっていきます。書き出せたらeBookを使ってスペルの答え合わせをします。スペルが間違っていても心配しないでください。間違いを認識することが、結果的に効果的な学びにつながります。
最後に、例文を含めピックアップした(1つの)フレーズ・単語に関連する全ての音声を聞き流しましょう。『Step2』と『Step 3』のトレーニングによって身体に馴染んだフレーズや単語が自然と耳に入ってくるようになっていませんか?問題なく聞きとれるようになっていれば『Step 2』に戻り、別のフレーズ・単語で同じトレーニングを繰り返します。さらにステップアップをしたい方は、“フレーズ・単語”ではなく“例文”を使って『Step2』と『Step3』のトレーニングを行うといいでしょう。
Jun san
こんにちは。
E bookですが、海外からでも購入できますでしょうか?
Chiekoさん、
eBookはパソコンやタブレットなどにダウンロードしますので、海外からでも購入できます。
こんにちは。ebook について質問です。vol.1のつづきはどれ位までありますか?また、続きはどのように購入可能ですか?
Shigekazuさん
こんにちは。今のところ、eBookはVol.1のみです。今年中には続きをアップしたいと思っています。
こんにちは。ebookについて質問です。vol.1~どれ位まで発行されてますか?また、その続篇はどの様に購入可能ですか?
Shigekazuさん
今のところeBookはVol.1のみとなります。続編につきましては、発行予定はあるのですが時期は未定です。発行が決定しましたらサイトでも告知するので、それまでお待ちください!
Jun san
返信有難うございます!!
了解しました。
少しずつ、学んでいきたいと思います。
e-bookはダウンロードした端末でしか使えませんか? それともログインID等で違う端末からアクセスすれば読む事が出来ますか? 何故なら、自宅ではパソコンで、外ではスマートフォンで読みたいからです。
小林 様
お問い合わせありがとうございます。
eBookはダウンロード有効期限内(ご購入後60日間)であれば、どの端末に何度でもダウロードいただけます。しかし、ダウンロードファイルは圧縮(zip)ファイルなので、スマートフォンに直接ダウンロードされる場合は、zipファイルを解凍できるアプリケーション(「iZip」など)がご使用の端末に予めインストールされている必要があるのでご注意ください。
こんにちは。プレミアムコースの初級編とこちらはどちらが優しいでしょうか?
miria様、
コメントありがとうございました!
プレミアムコース初級編と弊社オンラインショップにて販売中のeBookの違いに関しご説明します。
プレミアムコース初級編は、初対面の外国人ともスムーズに会話ができるよう、会話の切り出し方、話題として使えるスモールトーク、そして会話の切り上げ方をまとめたものになります。音声ファイルも、英会話初心者の方にとって負担にならない内容となっております。
対してeBookは、弊社ブログ上に掲載されている記事をまとめた、日常生活で使えるフレーズ集となりますので、レベル的には、プレミアムコース初級者編の方が優しいかと存じます。
その他ご不明な点等ございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
どうぞ宜しくお願い致します。
Hapa英会話スタッフ