怒ったり、イライラすることを表す英語表現は沢山ありますが、今回はその中でもアメリカでよく耳にする「Piss off」の用法についてちょっと言及しておこうと思います。既にご存知の方も多い表現かと思いますが、たまに相応しくない状況で使っている人をお見かけするので・・・
Piss off
→ 「非常に腹を立てる / ムカつく / イライラさせる」
このフレーズはAngryと同様、非常に怒っていることを表す場合によく用いられる日常表現です。但し、ちょっと汚い言い方なので、仲の良い人同士の会話以外での使用は避けましょう。「〜がムカついている」と言いたい場合は、怒っている本人を主語にもってきて「I’m pissed off」や「She’s pissed off」のように「be動詞 + pissed off」の形で表します。「(誰々が)〜にイライラする」や「(誰々が)〜に腹を立てる」のように言いたい場合は、怒らしている原因を主語にもってきて「_____ piss(es) someone off」の形で表します。
繰り返しますが、あまり品の良い言い方ではないので、状況をよく理解したうえで使うようにしましょう。因みに、あまり親しくない間柄の人との会話やフォーマルな場では、「Piss off」の代わりに「ticked off」が使われることがアメリカでは一般的です。
- 「ムカつく」を意味する他の言い回しについては、過去の記事「うざい」や「ムカつく」の英語をネイティブ流に言うと?をご覧ください。
- I’m pissed off.
(私はかなりムカついています。) - I’m pissed off because she lied to me.
(彼女が私に嘘をついたのでムカついています。) - He really pisses me off.
(彼は本当にイライラする。) - Rude people really tick me off.
(マナーの悪い人は本当に腹が立つ。)
〜会話例1〜
A: Oh my goodness, The internet is so slow. It’s really pissing me off.
(あ〜、ネットが遅い。マジでイラつく。)
B: Slow internet drives me crazy too. I can’t stand it.
(ネットが遅いのってイライラするよね。私も耐えられない。)
〜会話例2〜
A: I can’t believe he’s late again. I’m really ticked off.
(彼また遅刻しているなんて信じられない。本当に腹が立つ。)
B: He’s so irresponsible. He’s supposed to be here 30 minutes ago.
(彼は本当に無責任だね。30分前に来るはずなのに。)
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