レストランや居酒屋などのお会計時に、料金を割り勘で支払うのか?または各自別々に支払うのか?といった状況は誰でも経験があるかと思います。今日はそのような状況で「割り勘」と「別々」を英語ではどのように表現するのかご紹介しようと思います。
1) Split the bill/check (down the middle)
→「(均等に)割り勘にする」
英語で「割り勘」を表すのには、この表現が最もナチュラルです。教材や辞書によっては“Go dutch”と紹介しているようですが、実際はその表現はほとんど使われません。(少なくともロスでは聞いたことがありません。)また基本的に、“Split the bill/check”だけで均等に割り勘にすることを意味しますが、人によっては自分の分だけを支払うと解釈する場合もあるので、もしそのような誤解を避けたいのであれば、“Split the bill/check”の後に“down the middle”を付け足して表現しましょう。また、クレジットカードの場合は、一般的に特に何も言わなくても、店員さんに渡したカードの枚数分で均等にチャージしてくれますが、「Please split it evenly」と一声かけてあげると間違いないでしょう。
- “Split down the middle”は「真っ二つに割る」を意味する。
- “down the middle”の代わりに“evenly”でもOK。
- “Bill/Check”を“It”と表現することもよくある。
・Is everyone OK splitting the check?(みんな、割り勘でオッケー?)
・I’m OK with splitting it down the middle.(割り勘でいいですよ〜。)
・Do you want to spilt the bill evenly?(均等に割りますか?)
・I’m OK with splitting it down the middle.(割り勘でいいですよ〜。)
・Do you want to spilt the bill evenly?(均等に割りますか?)
2) Can we get separate checks, please?
→「(お会計は)別々で」
個別に支払いをする場合によく使われるフレーズです。店員さんがお勘定(伝票)を持ってくる前に伝えることが一般的なマナーです。もし別々の支払いが不可能な場合は、現金とクレジットカードを店員さんに渡して、それぞれの分量を指定します。例えば、合計100ドルの会計を3人で支払うとしましょう。「現金で20ドル、このカードに30ドル、残りはこのカードにつけてください」と言う場合は「20 in cash, 30 on this card and the rest on this card.」になります。
- 「Can we have separate checks, please?」または「We’d like separate checks, please.」でもOK。
- “Checks”の代わりに“Bill”も使える。
・Can we have separate checks, please?(お会計は別々でお願いします。)
・40 in cash and the rest on this card.(現金で40ドル、残りはこのカードにつけてください。)
・25 on this card and the rest on these two cards, please.(25ドルはこのカードで、残りはこの2枚のカードで均等に分けてください。)
・40 in cash and the rest on this card.(現金で40ドル、残りはこのカードにつけてください。)
・25 on this card and the rest on these two cards, please.(25ドルはこのカードで、残りはこの2枚のカードで均等に分けてください。)
「おごる」の表現については『「おごる」や「ご馳走する」は英語で?』をご覧ください。
動画レッスン
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個別の会計の場合。 ハンバーグとポテト、ワインとビールは私。 サラダとスープ、パスタが彼、残りは彼女、、、なんて細かく分けてもらえるのかな?
Masさん
お店にもよりますが、そこまで細かく分けてくれる店は少ないかも・・・
アメリカでは通常友達との食事は割り勘が基本ですか?
また女性と食事した場合は男性がおごりますか?
TEDさん
こんにちは。友達同士は通常割り勘です。女性と食事した場合はケースバイケースですね。その人との関係によります。
逆に、”会計を別々に出来ません” の英語は何ですか?
まりあさん
「We can’t split the bill」と言います。
解決しました、ありがとうございます☺️この間コストコで言われたのが聞き取れなくて気になってました。
コーヒーごちそうになった友人にメールでお礼を伝えたい時のフレーズを教えて下さい。
ライト太郎さん
ご馳走になった人に対して使えるフレーズが「Thanks for _____」もしくは「Thanks for treating me to _____」です。「Thanks for coffee the other day.(先日はコーヒーをご馳走していただき、ありがとうございます。)」もしくは、「Thanks for treating me to coffee the other day.(先日はコーヒーをご馳走していただき、ありがとうございます。)」でOKです。
いつも楽しく勉強させて頂いています。
今回のような「ご飯を食べに行ったとき」のような勉強は、楽しさ倍増です。
質問ですが、割り勘にしたとき、、自分の金額に対して、チップを乗せていくのですか?
チップを乗せてから、割るのですか?
決まり事があるのでしたら、教えてください。
Narisaさん
こんにちは。いつもHapaで学習していただき、ありがとうございます。
基本、自分の金額に対してチップを乗せます。しかし、一般的には「チップいくらぐらいにする?」とみんなで話し合って同じ金額のチップを払います。
割り勘にするとき、割った後の各々の金額に対してチップを付けて払うのですか?
それとも、チップを足した金額を人数分で割るのですか?
アメリカでの流儀があるのでしたら教えてください。
今回のように、レストランで使えるフレーズを学ぶのもとても楽しいです。
果たしていつ外国旅行に行けるかどうか分からない…という悲しい状況の私ですが、「いつか使える日が来ますように」と思いながら勉強しています。
いつも楽しいレッスンを有難うございます。
Sakurakoさん
一般的には割った後の各々の金額に対してチップを払います。例えば、計100ドルの会計を4人に割り勘した場合、一人$25.00.それぞれが$25.00に対するチップを支払います。日本にはチップの文化がないので、ちょっと厄介ですよね(笑)海外旅行へ行くときに今回紹介したレストランのフレーズをぜひ活用してください!
こんばんは。
昨日、podcastで新しい本を出版されるとのことで、そのため、今はとてもお忙しと知りました。
そうとも知らず、アメリカでの割り勘の際のチップの払方の質問などしてしまい。本当に申し訳ございません。
私の質問の答えは、急ぎませんので(そうです、いつ外国旅行に行けるか分からないですからね)落ち着かれてから教えてください。
気長に待っております。
No problem 🙂
現金とカード支払いで前置詞が”in cash” “on the card”のように別れていますが、この紛らわしい”pay in ~” “pay on ~” “pay by ~”の違いを詳しく教えていただけますか?
いつも楽しく勉強しています。この割り勘ですが、Junさんのお友達は皆がそれぞれ違うもの食べても割り勘で払いますか?それとも食事をシェアして食べる時に割り勘にしますか?
わたしの住んでいるホンコンではほとんどの食事をシェアするので常に割り勘ですが、時々自定食などを食べて値段もそれぞれ違うのに最後は割り勘にします。(安い定食を食べると損する)良かったら教えてください
いつも楽しく拝見しています!
例えば4人で食事に行ったけれども、(1人がその日誕生日であるといった理由で)3人だけで割り勘したいときは、カードを3枚だけ渡して “Could you split the bill please?” と伝えるだけで大丈夫でしょうか。それとも “by three evenly” とか補足した方が良いのでしょうか?
このようなオケージョンではさらっとスマートに会計を済ませたいので伺う次第です。笑