第181回目のポッドキャストのテーマは「初デートは誰が払う?」です。今日のエピソードではブライアンとエレーナが昔からある疑問、「初デートは誰が払うのか?」について議論をします。男性が紳士らしく振る舞って払うべきなのか?それとも、今は割り勘をする時代に変わったのか?ブライアンとエレーナがどう思うのか聴いてみましょう。
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会話内容「初デートは誰が払う?」
【Brian】When two people go on a date, who should pay? I guess you already touched up on this but, is it really clear? Like, the man should pay for a first date? What do you think?
【Elaina】Uh…for the first date, that is how a lot of people feel. Obviously uh today’s days, that’s kind of changing more, and some people think that whoever asks for the date should pay…
【Brian】Mm.
【Elaina】…and some people feel like splitting the bill. And some people feel very strongly that the man is supposed to pay. Uh it doesn’t seem very common for people to say that the woman needs to pay for the whole bill. Either she pays for herself, or they split it. It doesn’t seem like that’s very common.
【Brian】Yeah, I’d have to agree with that. It’s either the man or split. (laughs)
【Elaina】Yeah. (laughs)
【Brian】Yeah. But I think on first dates, it’s very important for the man to show that he’s…uh especially if he asks, which is usually the case…uh it’s very important that he shows that he’s able to take care of the woman and, uh pay for the meal or pay for the…whatever you do for the first date.
【Elaina】Yeah, act like a gentleman…
【Brian】Yeah, act like a gentleman, exactly.
【Elaina】But being in a relationship for three years, I honestly—I probably pay for things about half the time, and so does he. We pay all the bills together so, it’s like, why does it matter who pays the dinner bill at this point? (laughs)
【Brian】Right, right.
【Elaina】Although, I will say on nice restaurant dates like holidays or birthdays, he’ll pay. Unless it’s his birthday, obviously. Then I pay.
【Brian】Right. Yeah, yeah I’ve also been in a long…a long-term relationship, but my…actually my fiancé is Thai…
【Elaina】Really?
【Brian】…so she comes from a different culture, yeah.
【Elaina】Okay.
【Brian】So it’s a little bit different, but I’d say that I—I pay, uh probably ninety percent of the time. Uh, you know she will offer to pay. She pays for my birthday, like you know, things like that. Special occasions, but…
Questions of the day(今日の質問)
- What recent social alternatives to the tradition of “man pays for the date” does Elaina present?
エレーナが示した、「デートでは男性が払う」という伝統的な考え方に代わる最近の考え方はどんなものですか? - What does Brian think is important for the man to demonstrate on first dates?
初デートで男性は何を示すことが大事だとブライアンは考えていますか? - How often does Brian pay for dates with his fiancé?
ブライアンは婚約者とのデートでどれくらい支払いを負担していますか?
Answers(解答)
- These alternatives include whoever asks for the date pays, or splitting the bill between the man and woman.
デートに誘った方が払う、もしくは男性と女性の間で割り勘にする、というものです。
- He thinks it’s important for the man to show that he can take care of the woman, and therefore, should pay for the date.
女性のことをきちんと引き受けることができる、ということを示すことが重要なので、男性がデート代を払うべきだと彼は考えています。 - He estimates that he pays ninety percent of the time.
全体の90パーセントを負担していると彼は見積もっています。
Summary(要約)
In this episode, Brian and Elaina discuss the subject of who should pay for dates: the man, the woman, or both? Elaina begins by acknowledging the alternatives.
今回のエピソードでブライアンとエレーナは、デート代を払うのは男性か?女性か?それともどちらも?をテーマに話をしました。エレーナがまず代替となる考え方を挙げます。
Elaina says that recently in society there have been changes to the tradition, where whoever asks for the date is supposed to pay, or the two people on the date might split the bill. She admits however it’s rare for someone to say that the woman should pay for the date.
近年の社会において伝統的な考え方は変わってきており、デートに誘った方が払う、もしくは2人で割り勘にする、などの考え方もあるとエレーナは言いました。ですが、女性がデート代を払うべきだと言う人は滅多にいないと認めています。
Brian thinks it’s important for the man to show on a date that he can take care of a woman. This, for Brian, means that the man should pay for the meal. For Elaina, she and her partner usually alternate between paying.
ブライアンは、デートでは男性が女性のことをきちんと引き受けることができる、ということを示すことが重要なので、男性が食事代を払うべきだと考えています。エレーナは、付き合っているパートナーとは通常、交代で支払っています。
For Brian and his fiancé, he still pays ninety percent of the time. His fiancé is Thai, and comes from a different culture. Still, he pays for most of the dates.
ブライアンと彼の婚約者の場合、いまだに90パーセントの割合でブライアンが支払いを負担しています。彼の婚約者はタイ人で文化が異なりますが、デート代は大抵、彼が負担しています。
Phrases of the day(今日のフレーズ)
1) Split the bill / check (割り勘にする)
英語で「割り勘」を表すにはこの表現が最も自然でしょう。Go Dutchと紹介している教材や辞書もありますが、L.A.ではほとんど使われていません。また基本的に、Split the bill/checkは均等割りすることを意味しますが、自分の分だけを支払うと解釈する人もいるので、誤解を避けるにはSplit the bill/checkの後にdown the middleをつけ足します。Split the bill down the middleもしくはsplit the check down the middleのように言います。
- Are you guys OK with splitting the bill?
(みんな、割り勘でいい?)
- Let’s just split the bill down the middle. It’s easier that way.
(割り勘にしよう。その方が楽だよ。)
- Do you guys want to split the bill or pay separately?
(割り勘にする?それとも別々で払う?)
2) Supposed to(〜するはず)
この表現は、一般的な情報に基づき「〜であるらしい」と言ったり、習慣や性質から「本来〜するものだ」と言う場合に使用する表現です。また、ルールや決め事、法律などの観点から「本当は〜するはずだ」と言う場合や、約束や予定どおりに物事が起こることを期待する際にも使われます。
- Learning English is supposed to be fun!
(英語学習は本来楽しいことです。)
- It’s supposed to snow in Tokyo tomorrow.
(明日、東京で雪が降るらしいです。)
- You’re not supposed to smoke here. This is a non-smoking area.
(ここではタバコを吸ってはいけないはずです。禁煙エリアですよ。)
3) Be in a relationship(付き合っている)
誰かと付き合っていることを be in a relationshipと言います。やや堅い響きのある表現で、長年に渡る真面目なお付き合いを指して使われる傾向があり、日本語の「交際している」に近い表現です。真面目に付き合っていることを強調したい場合は be in a serious relationshipと言います。逆にカジュアルな付き合いの場合は、 I’m going out with _____や I’m dating _____と言います。
- Are you in a relationship right now?
(今、誰かとお付き合いされてますか?)
- He’s in a serious relationship with Stacey. I think he’s going to propose to her soon.
(彼はステイシーと真剣に付き合っていますよ。そろそろ彼女にプロポーズすると思います。)
- How long have you guys been going out?
(2人は付き合ってどれくらいになるの?)
4) Pay the bill(お会計や費用を払う)
Billは本来「請求書」を意味することから、Pay the billには大きく分けて2つの使い方があります。
1つ目は、レストランで代金を支払う場合。
2つ目は、ガス代や電気代、住宅費や保険料など、生活に必要な料金を支払う場合です。
後者の意味で使う際は、 Cell phone bill(携帯電話の料金)や Credit card bill(クレジットカードの料金)など、 billの前に具体的な用途を入れます。
- We have to pay the bill. Should we just split it down the middle?
(お会計しないと。割り勘にする?)
- I’m working my tail off every day so I can pay the bills and support my family.
(生活費を稼いで家族を養うために毎日懸命に働いています。)
- Did you pay the cell phone bill? It’s due tomorrow.
(携帯の料金って払った?明日が支払い期限だよ。)
5) Be in a long-term relationship(長期間の付き合い)
誰かと長年付き合っていることを be in a long-term relationshipと言います。
- 遠距離恋愛は be in a long distance relationshipと言います。
- Have you ever been in a long-term relationship?
(長期間のお付き合いをされたことはありますか?)
- I’ve been in a long-term relationship a couple times. I was with my last girlfriend for over 5 years.
(何度か長年の交際をしたことがあります。最後の彼女とは5年以上、付き合っていました。)
- I’m in a long distance relationship right now.
(今、遠距離恋愛をしています。)
Vocabulary(単語)
- Act like gentleman・・・紳士らしく振る舞う
- Offer to pay・・・払うと申し出る
- Special occasion・・・特別な日
Expressions(表現)
- Touch up on・・・〜に触れる
- Today’s days・・・現代では
- I’d have to agree with that・・・それには同感
- Why does it matter・・・〜は関係ない
登場人物紹介
Brian
アメリカのワシントン州にある小さいな田舎町で生まれ育つ。現在はタイに在住し、企業や語学学校、それにオンライン(カフェトーク)で英語講師をしながら、外国語としての英語教授法の検定やケンブリッジ大学のTKTの取得を目指す。英語を教えることに非常に高い情熱を持つカフェトークの人気講師の一人。
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Elaina
アメリカ出身。毎月新しい国へ行くぐらい旅行が好きで、これまでバックパッカーでヨーロッパ20か国以上を旅行した経験を持つ。日本のアニメファンで、いつか日本で暮らし働くために日本語を学習中。レッスンではネイティブがよく使うフレーズやイディオム、発音を中心に教えているカフェトーク人気講師の一人。
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初めてコメントさせていただきます。さて本日はホワイトデーでしたが、あげるお菓子の種類によって意味が異なるのは初めて聞きました笑 最近は男性からもチョコレートを贈るのが人気に思います。私も彼女にチョコレートを贈りました。
Takoさん
こんにちは。コメントありがとうございます!どんなお菓子をあげるのかって、やっぱりあんまり関係ないんですね。何をあげるかよりは、何かをあげる気持ちが大事!ってことですね(笑)彼女にチョコレートを送ったんですね。Very nice! 私は妻にチョコレート、クッキー&キャンディー、全部贈っちゃいました(笑)
ホワイトデーのお返しについて。日本式バレンタインもそうですが、たぶんローカルルールや、時代によっての細かな移り変わりがいろいろあると思います。
私が子供の頃は本命チョコにのみお返しをする形でした。義理チョコの風習が当時まだなかったのか、あるいはそもそもお小遣いの少ない子供に義理チョコを配る余裕がなかっただけかはわかりません。
そして本命チョコ=付き合ってくださいの意味なので、OKならキャンディを、断るならハンカチを返すことになっていました。ハンカチは「涙をこれで拭って」という意味です。本当にハンカチを返した人など見たことがありませんが。
時代は移り、2010年頃には義理チョコにも3倍返しが必要だの、本命にはケーキやホテルディナーを返すべきだのといったローカルルールだか都市伝説だかがたくさんできていました。私は男友達と「キャンディかハンカチじゃなかったっけ?」などと困惑混じりに冗談を言っていましたが、あるとき女性の意見も聞いてみようと思い、女友達の一人に聞いて驚きました。
「ホワイトデーのお返しにはその年ごとにトレンドがあるよ。ちなみに今年はギモーブ」
ギモーブとはなんぞや。初めて聞いた単語に面食らうと同時に、なるほどだから男女のギャップは埋まるどころか隔たるばかりなのだな、と実感したものです。
ちなみにギモーブはフランスのマシュマロのようなお菓子です。
男性へのチョコ渡しは年々減っており、ここ数年は女性同士の友チョコすら減り、がんばっている自分へのご褒美チョコがメジャーになっている、と聞きます。言われてみれば、最近は都心のバレンタインチョコの特設会場で疲れた顔の、やや年配の女性の一人客を見ることが多い気もします。
私は彼女にせよ女友達にせよ、バレンタインにチョコを一緒に買いに行ったり、その場で贈り合ったりしています。バレンタインの方が品数も豊富で選ぶのが楽しいですし、女性陣にもこのやり方は割と好評なようです。
そのうえで彼女にはホワイトデーにも何か、という感じでしょうか。ただお返しというより、楽しいイベントの機会作りとして使っています。