第2言語を流暢に読み書き、そして会話できる重要さは日本へ留学をしたときに初めて痛感した。 アメリカでは人前で日本語を話す事を苦に感じていた僕は、人生で初めて両言語を喋れることを評価され、また多くの場で求められていた。 さらに、世界各国から集まった優秀な留学生と出会えたことは僕にとって刺激的であり、言語に対する幅広い視野を育ててくれた。 ヨーロッパ、アジアからの留学生は母語、英語そして第3ヶ国語を喋れるのは決して珍しくない。 留学生同士で集まったときの共通言語が日本語だったことがとても印象的だ。 またその集まりでは、「何故アメリカ人は英語しか勉強しないのか?」 とよく冗談半分で馬鹿にされていた記憶がある (笑) 指摘されるまでは考えたこともなかったことだが、確かにその通りである。 英語だけを喋りたがっていた自分が、より恥ずかしく思えた。