海外旅行をする時に、車を運転する方もいらっしゃると思います。普段慣れている運転も、海外だとちょっとしたことで戸惑う場面があったりします。また駐車や給油も、海外だと日本とはまた違う体験が待ち構えています。そこで今回は、運転に関連する英語表現をご紹介したいと思います。
駐車に関連する表現
車を駐車する場合は“park”を使い、野外の駐車場は“parking lot”と言います。ちなみにビルの中にある駐車場は“parking garage”になります。アメリカでは“public parking”をよく目にしますが、だれでも駐車できるという意味になります。それとは異なり、“reserved parking”は専用パーキングになります。“public parking”の中には、無料の駐車スペースもありますが、コインパーキングの“metered parking”もあります。コインパーキングの中には、“Automatic Pay Station”という精算機が設置されている場所もあります。その場合は駐車するところに番号が割り当てられているので、その番号を精算機に入力します。
“Handicap parking”と書いてある場所は障害者用のパーキングになります。最近では、“EV Charging”と表示されているパーキングもあり、電気自動車用の充電ステーションとなります。
“No overnight parking”と書いてある場合、夜間の駐車は禁止されていることになります。“No stopping”や“No standing”と書いてある場合は、停車は禁止されているという意味になります。ニューヨークなどで、“No standing except trucks loading or unloading”を見かけることがありますが、これは荷物の積み下ろしのトラックのみ停車OKを意味します。
〜会話例〜
A: Where is the museum parking lot?
(美術館の駐車場はどこですか?)
B: There is a museum parking garage on Huntington Ave.
(ハンティントン・アベニューに美術館の屋内駐車場があります)
A: Great. Which way do I go?
(それは良かったです。どっちへ行けばいいですか?)
B: Turn right on this street and you will see it on the right.
(この道を右に曲がると、右側に見えます)
ガソリンスタンドに関連する表現
運転する場合は、ガソリンスタンドでガソリンを入れることになると思います。「ガソリンがなくなる」は、“I’m running out of gas”と言います。ガソリンが必要な場合は”I need gas.”と言い、「ガソリンを入れに行く」と言う場合は“I need to fill up (with) gas (for my car).”になります。便利な表現なのでぜひ覚えておきましょう。
ガソリンスタンドには“self-service”と“full-service”があります。“self-service”は文字通り自分で給油するスタイルのガソリンスタンドで、“full-service”は店員が給油してくれます。2024年の時点では、ニュージャーシー州は“full-service”のみのため、給油スタイルを選ぶことができません。基本的にフルサービスはセルフサービスよりも値段設定が高めで、サービス料は込みですが、窓を拭いてもらったりした場合はチップを払う必要があります。
セルフサービスの場合は給油スタンドでクレジットカード払いができます。これは“pay at the pump”と言い、店内に入らずに好きな量を給油してカードで支払います。クレジットカードを最初にタップまたは端末に挿入して決済を済ませ、ガソリンのグレードをボタンで選び、給油を開始します。グレードはレギュラー(Regular [87])とミドル(中間グレード [89])とハイオク(Premium [93])になります。ちなみに「給油する」は“pump gas”と言います。
最近は現金払いをする人は少なくなりましたが、現金払いの場合は店内に入る必要があります。現金払いをするときは店内に入って先に現金で支払いを行いますが、このことを”pay inside”と言います。その場合は、給油スタンドの番号を伝え現金を渡すので、渡した現金分だけ給油することができます。稀に後払いもできますが、ほとんどの場合は先に支払う必要があります。店内でのやり取りでは、“I would like to put XX dollars on pump X.(給油スタンドX番にXXドル分給油したいです)”と言えばOKです。もしおつりが出た場合は、店内に戻っておつりを受け取ります。アメリカではリットルではなくガロンが使われており、3.78リットルは1ガロンになります。
〜会話例〜
A: Hi. I would like to put 20 dollars on pump 4.
(こんにちは。4番の給油スタンドで、20ドル分給油したいです)
B: Ok.
(はい)
A: I just filled gas on pump 4 and filled only 10 dollars worth of gas.
(4番で10ドル分しか給油しませんでした)
B: Here is your change.
(こちらがおつりになります)
運転時に使うフレーズ
- Please buckle up/Please put on your seat belt・・・ベルトしてください
- Start the engine・・・エンジンをかける
- Step on the brake・・・止まれ(ブレーキを踏む)
- Step on the accelerator・・・スピードを上げる(アクセルを踏む)
- Please pull forward・・・前に進んでください
- Please back up・・・後ろに下がってください
- Please speed down・・・ゆっくり進んでください
- Please change lanes・・・車線変更をしてください
- Please turn here・・・ここで曲がってください
- Signal before you merge・・・合流する前はシグナルを出してください
- Be careful at the intersection・・・交差点は気をつけてください
- Turn on the next traffic light・・・次の信号で曲がってください
- Watch out for pedestrians・・・歩行者に気をつけてください
よく見る交通標識
- Stop・・・一時停止
- No Turns・・・右折や左折禁止
- No U-Turn・・・Uターン禁止
- One way・・・一方通行
- No Parking・・・駐車禁止
- No Turn on Red・・・赤信号では右折禁止
- Yield・・・譲れ(相手が優先)
- Right lane ends・・・右の車線がなくなります
- Merge・・・合流
- No outlet・・・出口はありません
- Dead end・・・行き止まり
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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