「三日坊主」とは、飽きっぽくて長続きしない様子や、そのような人のことですね。「一人前の僧侶(坊主)を目指しても、三日ほどで脱落してしまうこと」がこの言葉の由来と言われています。今回は「三日坊主」のニュアンスを持つ英語表現をいくつかご紹介します。
1) Quitter
「やめる、放棄する、断念する」という動詞 “quit”に、「人」を意味する “-er”をつけて、「何をやっても途中でやめてしまう人」という意味になります。
- He is a quitter. He always gives up on his goals too easily.
(彼は三日坊主だ。いつも目標をあっさり諦めてしまう) - Be a finisher, not a quitter!
(三日坊主にならずにやり通しましょう!)
2) Fickle
「気まぐれな」という意味の形容詞です。気がコロコロ変わりやすい、根気が続かない人のことを “fickle”と表現できます。
- He was known for his fickle nature, always changing his mind about what he wanted to do.
(彼は気が変わりやすく、自分が何をしたいのか常に変えることで知られていました)
3) Can’t stick with anything
“stick with”は「(何かと)くっつく、(何かを)手放さない」という意味です。
- Unable to stick with anything, he always changes his mind.
(彼は何事も続かず、いつも気が変わる)
4) Get bored easily / Give up easily
それぞれ「すぐに飽きてしまう、すぐにあきらめる」という意味です。
- When faced with challenges, he tends to give up easily.
(困難にぶつかると、彼はすぐにあきらめてしまいがちだ) - How can he overcome the tendency to get bored easily?
(どうしたら彼はすぐに飽きてしまう傾向を克服できるのだろう?)
その他の表現
「彼は三日坊主だ」に相当する英語表現は、他にも以下のようなものがあります。
- He has no will power.
(彼は意志が弱い) - He can’t keep anything up.
(彼は何事も維持できない=飽きっぽい) - He never finishes what he starts.
(彼は始めたことを決して終わらせることがない)
この記事を書いた人
Lotta
こんにちは、Lottaです。洋画、洋楽から英語好きになった純国産の英語学習者・英語講師です。20年以上高校教師として勤めた後、より英語学習の楽しさと資格取得のための勉強にハマりました。その結果、英語を使った仕事をいくつか経験することができ、国や年齢を問わず、いろんな人たちと出会い、つながりを持てたことで人生が豊かになりました。こうして得た自分の経験を、みなさんの学習のサポートに役立てることができたら、たいへん幸せです。80’s rock好き。好きな作家はO Henry、好きな映画はThe Shawshank Redemption.
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