「お忙しい中ありがとうございます。」「お忙しい中申し訳ないのですが~。」などの「お忙しい中~」は、仕事中のメールなどで毎日複数回使う方も多いと思います。それでは英語で「お忙しい中ありがとうございます。」または「お忙しい中申し訳ないのですが~。」などと言いたい場合は、どう表現したら良いでしょうか?今回は、相手に感謝の気持ちや申し訳ないという思いを伝える「お忙しい中~」の表現を紹介します。
1) Despite
Despiteは「~にもかかわらず」という意味ですので、Despite your busy schedule(忙しいスケジュールにもかかわらず=お忙しい中)とすることができます。フォーマルな場面で使われることが多い単語です。この単語の使い方は、Despite the rain(雨にもかかわらず)、Despite having no experience(経験がないにもかかわらず)のように名詞や動名詞などが続くことが多く、主語と動詞を含む文章があとに続くことはありません。(ただし‘Despite the fact that 主語+動詞を含む文章’とすることは可能ですが、使用頻度は高くありません。)
- Despiteの使い方は、過去の記事『「Although / Though」と「Despite / In spite of」の違いと使い分け』でも紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
- Despite your busy schedule, thank you for joining our meeting.
(お忙しい中、私たちのミーティングに参加頂きありがとうございます)
2) Thank you for 〇〇 out of your busy schedule.
ここでのout ofは「~の中から」という意味で使われており、out of your busy scheduleで「お忙しい中から=お忙しい中」として使うことができます。文章全体では「お忙しい中~して頂きありがとうございます。」という意味となります。〇〇の部分を入れ替えて幅広く使える便利な文章です。
- Thank you for taking time out of your busy schedule.
(お忙しい中、時間を取って頂きありがとうございます)
3) I know you’re busy, but ~
こちらは非常にシンプルで「忙しいのは分かっていますが」という意味で、Sorryという言葉を入れなくても「申し訳なく思っている」というのが伝わる表現ですので、「お忙しい中申し訳ないのですが~」のニュアンスで使えます。butの後ろに言いたいことを持ってくることでアレンジができます。
- I know you’re busy, but I’d appreciate it if you could take a look at this document.
(お忙しい中申し訳ないですが、このドキュメントを見て頂けたら嬉しいです) - I know you’re busy, but we have to solve this problem immediately.
(お忙しい中申し訳ないですが、私たちは今すぐこの問題を解決しないといけません)
この記事を書いた人
Rie
Hello, everyone!
英語と日本語の講師をしておりますRieと申します。
英会話講師を8年間、日本語講師を3年間しております。以前勤務していたオンライン英会話スクールでは在籍する約80名の講師を指導するトレーナーも行っておりました。現在はそちらの経験を活かしフリーランスで英語、日本語、ノルウェー語を教えつつ英会話講師になりたい方のためのレッスンも提供しています。
「楽しく学ぶこと」が何よりの上達のコツと考えており、時に笑いを交えながらストレスフリーなレッスンを心がけています。
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