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【1日1フーレズ英語】無料メールマガジン

公開日2023.05.02

「Here you go」と「Here you are」の違い

“Here you go.”と“Here you are.”は、どちらも「どうぞ」「こちらです」と相手に何かを手渡す時に使う表現です。何気なく使っているこの2つの表現ですが“are”と“go”でどう違うのでしょうか。実はこちらの2つに大きな違いはありません。ですがネィティブはこの2つを「丁寧の度合い」で使い分けをしています。

1) Here you go.

“Here you are.”と比較するとカジュアルな響きがあり、「どうぞ」「はいよ!」のようなニュアンスです。友人同士で何かを渡す時や、ファストフード店の店員さんが料理をお客さんに手渡す際などのかしこまっていない場で使われることが多いです。実際に“Here you are.”よりも“Here you go.”の方が会話では多く耳にします。

〜会話例〜
A: Did you bring the notebook I asked you to?
(持ってくるよう頼んでたノート持ってきてくれた?)
B: Yeah, here you go.
(うん、はいよ!)
A: Thanks! I won’t fail the test thanks to you.
(ありがとう。あなたのおかげでテストに落ちることはなさそうだわ)

2) Here you are.

こちらはやや丁寧な響きがあり、日本語にするなら「こちらです」のようなニュアンスです。例えば、客単価が高めのレストランの店員さんがお客さんに料理を提供する時や、ビジネスシーンなどの比較的かしこまった場で使われるのが特徴です。ですが、友人同士などカジュアルな場面で使ってもそこまで不自然という訳ではありません。

〜会話例〜
A: May I see your passport, please?
(パスポートをお見せいただけますか)
B: Here you are.
(こちらです)
A: Thank you. Have a nice stay.
(ありがとうございます。素敵なご滞在を)

この記事を書いた人

Rie

Hello, everyone!
英語と日本語の講師をしておりますRieと申します。
英会話講師を8年間、日本語講師を3年間しております。以前勤務していたオンライン英会話スクールでは在籍する約80名の講師を指導するトレーナーも行っておりました。現在はそちらの経験を活かしフリーランスで英語、日本語、ノルウェー語を教えつつ英会話講師になりたい方のためのレッスンも提供しています。
「楽しく学ぶこと」が何よりの上達のコツと考えており、時に笑いを交えながらストレスフリーなレッスンを心がけています。

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コメント

  1. Yasu より:

    こういったニュアンスの違いを教えていただけるところは意外と少ないのでありがたいです。
    There you goという言い方もあるかな、と思いますが、それもhere you goと同じ感じですか?

  2. 小川直美 より:

    Here you are の方が丁寧なんですね。違いがよくわかりました!これから使い分けたいと思います。ありがとうございました!

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