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公開日2023.02.16

「そもそも」は英語で?

日常会話で気軽に使う「そもそも」という言葉、英語にしてみようと思うとちょっと悩みませんか?色んな場面で使えて多様な使い方ができる「そもそも」という言葉。私たち日本人もあまり深く考えずに会話で使っているように思いますが、英語表現を考えてみることで発見もありそうです。と言うことで、今回は「そもそも」がそもそもどんな意味なのか考えながら英語表現をご紹介してみましょう。

1) In the first place

「そもそも」には「最初に」という意味があります。これを英語で表現すると“in the first place”と言うことができます。直訳すると「最初の場所」ということになりますが、ここでの“first place”は物理的な場所を表すのではなく、最初の地点や発端を表しています。物事の発端として「そもそも何故~したのか」「そもそも〜すべきじゃなかった」などのように話す時に使うことが可能です。物事の始まりや起点に戻って話すようなニュアンスがあります。

  • You could have avoided such a mistake if you had checked carefully in the first place.
    (そもそも注意深く確認していれば、そんな間違いは避けることができたのに)
  • Why was he at the party in the first place? He wasn’t invited, was he?
    (そもそも彼はどうしてパーティーにいたんだい?招待されてなかったよね?)

2) To begin with

「そもそも」は「第一に」「まずは」という意味で使われることもあります。その場合、“to begin with”という表現を使うことができます。出来事を順序だてて話したり説明したりする時に使うことができ、文頭に置いて使われることも多い表現です。会議などの発表の場で「まずは」という出だしの表現としても使える表現で、“first of all”と言い換えることもできます。どちらも「まず」というような意味ですが、「そもそも」といったニュアンスは“first of all”では表せないので、こちらの“to begin with”を使う方がお勧めです。

  • To begin with, the project was difficult to realize because of a limited budget.
    (そもそも、限られた予算の中で、このプロジェクトは実現が困難だった)
  • To begin with, we had not met each other yet and didn’t know what to talk about. So, our conversation didn’t last very long.
    (そもそも、僕たちは初対面で、何を話したらいいのかわからなかったんだ。なので、会話が続かなかったよ)

3) Original / Originally

先程の“in the first place”とも似ていますが、「起源」や「もともと」といった意味で「そもそも」を使う場合は“original”という表現を使うことができます。“original”は形容詞なので、“original cause(そもそもの原因)”というように後ろに名詞をもってきて使います。動詞を修飾する副詞として使う場合は“originally”を用います。

  • That is the original cause of the trouble.
    (それがトラブルのそもそもの原因だ)
  • He speaks both English and Japanese very well. Where does he originally come from?
    (彼は英語も日本語も上手に話すよね。そもそもはどこの出身なんだい?)

4) Anyway

“anyway”には「どっちにしろ」「とにかく」という意味があり、話題を変えたり話を仕切り直すような時にも使われる表現です。この“anyway”を「そもそも」という意味で使うこともできます。例えば、何か新しいことを始めようとして挫折してしまったときに、「そもそもそんなに乗り気じゃなかったんだ」などと言うようなことはありませんか?そんな時は、「そもそもがあまり乗り気じゃなかったから、いずれにしろこういう結果になったと思うよ」というような意味で“anyway”を使うことができます。話題を変える際の“anyway”は、文頭に持ってきてコンマとともに使うのですが、「そもそも」の意味で使う時は文末に来ることが多いです。“anyway”は会話において多様な使い方ができる表現ですが、「いずれにしろ」「そもそも」という意味での使い方もあるので、知っておくと表現のバリエーションが広がりますね。

  • I decided to quit taking tennis lessons. I’m not a good athlete anyway. I think I’ll start doing yoga instead.
    (テニスのレッスンは止めることにしたわ。そもそも運動は得意じゃないのよ。代わりにヨガでも始めようかしら)
  • Anyway, let’s start today’s meeting!
    (とにかく、今日のミーティングを始めましょう!)

〜会話例〜
A: So, you’ve decided to break up with him.
(で、彼と別れることにしたのね)
B: Yes. I don’t think we’ll get along well with each other.
(ええ、お互い上手くやっていけないと思うのよ)
A: Why do you think so?
(どうしてそう思うわけ?)
B: Well, to begin with, we don’t have many things in common. He’s an artistic type but I’m more outgoing and enjoy sports.
(えっと、そもそも共通点があんまりないのよね。彼は芸術家タイプで、私はもっと外交的でスポーツが好きなのよね)
A: You knew it from the beginning. Why did you go out with him in the first place?
(最初からわかってたことじゃない。そもそもどうして彼と付き合ったわけ?)
B: I thought it would be fun to go out with him. But it’s OK. He isn’t really my type anyway.
(付き合ってみたら面白いかなって思ったのよ。でも、いいのよ。そもそもあんまり私のタイプじゃないしね)
A: What kind of guy is your type anyway? I think you’ve dated a lot of different types of guys…
(そもそもあなたのタイプってどんなのよ。色んなタイプの人と付き合ってる気がするけど・・・)

この記事を書いた人

Yoshiko

こんにちは。英語講師・学習コンサルタントのYoshikoです。
洋楽をきっかけに英語学習を始め、日本の大学で英語を学び、留学経験なしに英語を習得しました。
英会話スクールで10年以上教えた後に、現在は大学講座、法人研修での指導、オンラインレッスンや学習コンサルティングを行っています。トータルで20年以上の講師経験と日本で英語を習得した経験をもとに学習サポートを行っています。
英語を教えるだけでなく、英語の学び方・トレーニングの方法もお伝えしています。皆さんが英語を使って世界を広げ新しい可能性を広げていけるように、学習のお手伝いができればと思います。

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