ビジネスでもプライベートでも、メールの返信をもらった場合はなるべく早めに「ご返信ありがとうございます」や「返信ありがとう」とメッセージを送るのがマナーですが、英文メールの場合はどのように表現すればいいのでしょうか?今回は、素早い返信や対応へのお礼をメールで伝える時に使える英語表現をご紹介したいと思います。
1) Thank you for your (prompt/quick) reply.
→「(早速の)ご返信ありがとうございます」
Thank you for your (immediate) response.
→「(迅速な)ご対応ありがとうございます」
「早速の」や「迅速な」を英語で表現する場合は、“quick”や“prompt”、“immediate”などが使われます。“quick reply”はカジュアルな表現になるため、友人や同僚に対して使います。“prompt reply”は少しかしこまった表現になり、ビジネスシーンでよく使われます。“immediate reponse”は「迅速な対応」という意味合いになるため、すぐに返事をもらったときや即座に対応してもらった時に使います。“reply”と“response”には大きな違いはありませんが、”reply”は返信のニュアンスが強く、一方で“response”は応答や反応を意味します。
- “immediate reply”は「早急にご返信を〜」という意味になるため、感謝の言葉と一緒に使う事はあまりありません。このフレーズは早めの返信をお願いする場合に使われ、例えば、「早急なご返信をお待ち申し上げます」は“Your immediate reply is highly appreciated.”のように表現します。
- Thank you for your quick reply. It would be great if we can meet this Friday.
(早速の返信ありがとう。今週の金曜日に会えると嬉しいです) - Thank you for your prompt reply. I will send you the zoom link shortly.
(早速のご返信ありがとうございます。すぐにZoomのリンクをお送りします) - Thank you for your immediate response. The documents will be sent to you directly via DHL.
(迅速にご対応いただきありがとうございます。書類はDHLで直接そちらにお送りします)
2) I appreciate your timely feedback on ____.
→「〇〇の件について早急にご返信いただきありがとうございます」
返信のお礼を述べる時に、“reply”や“response”の代わりに“timely feedback”という表現を使う事があります。“feedback”は「意見」や「考え」を意味し、“timely”は日本語の野球の「タイムリー」とは異なり、「程良い」や「適切な」、「時機の良い」といった意味になり、「早急に」というニュアンスで使うことができます。
また、“timely feedback”の代わりに“timely manner”や”timely fashion”を使う事もでき、意味は「然るべきタイミング」となります。例えば、“I will try to respond in a timely manner.”は「早急にお返事できるよう努めます」を意味します。ちなみに、他人に対して“Please respond in a timely manner.”と言ってしまうと、「ちゃんと返信してください」という意味になり、とても失礼な言い回しになってしまうため使い方には気を付けましょう。
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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