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【1日1フーレズ英語】無料メールマガジン

公開日2022.08.04

残念なお知らせをするときの英語表現

日常会話でもビジネスシーンでも、残念な知らせを伝えないといけないことがありますよね。相手からの誘いを断ったり、相手の要望に応えられない旨を伝えたり、相手にとって喜ばしくないニュースを伝える時に、どのような言い方をすれば良いのでしょうか?英語には残念な知らせを述べる時に前置きとして使える表現があります。付け加えることで少し口調を和らげることができ、また相手に「これから良くない話があるんだ」ということを知らせることにもなります。今日はそんな表現をいくつかご紹介しましょう。

1) I’m afraid that

残念なことを知らせる時の前置き表現としてよく使う表現です。「残念ながら」「あいにく」といった意味で、thatの後には文章が続きます。thatは省略することも可能です。話し言葉でも、ビジネスメールなどの書き言葉どちらでもよく見る表現です。口語では短縮形の“I’m afraid”がよく用いられますが、フォーマルな手紙やメールでは短縮形は少し砕けた印象にもなります。“I am afraid that ~”とするとより丁寧な印象を与えることになります。

  • I am afraid that I will not be able to attend the meeting.
    (残念ながら会議に出席することができません)

〜会話例〜
A: Excuse me. Do you have this sweater in a different color?
(すみません。このセーターの色違いはありますか)
B: I’m afraid it’s only available in black right now.
(あいにく現在、黒しかございません)

2) Unfortunately

直訳すると「不運なことに」という意味で、残念なお知らせをしないといけないときの前置きの言葉として使うことができます。冒頭の“Un”を取って“Fortunately”とすれば、「幸運にも」となり、良い知らせを伝える時に使うことができます。どちらも良く使う表現ですので、是非覚えておきましょう。書き言葉でも話し言葉でも使える便利な表現です。

  • Unfortunately, the items are currently out of stock and won’t be available until next month.
    (あいにくその商品は現在品切れ中で、来月まで入荷致しません)

3) Actually

「実は」という意味の表現ですが、相手からの誘いを断らなければいけない時などの前置きにも使うことができます。フォーマルなレターなどには向きませんが、会話で良く耳にする表現です。“Actually”の後に断る理由や事情などを伝えることで、やんわりと“No”を伝えることができます。また、相手の発言などを訂正する時にも使うことが出来ます。

〜会話例1〜
A: Do you want to go for a drink after work today?
(今日、仕事の後に飲みに行かない?)
B: Actually, I have to work overtime today.
(実は、今日は残業しないといけないんだ)

〜会話例2〜
A: We have to make 50 copies of the documents for the meeting.
(ミーティング用に資料を50部コピーしないといけないね)
B: Actually, we’ll need 60 copies.
(いや、60部だよ)

4) I regret to inform you that

ここでの“regret”は「後悔」ではなく、「残念ながら」という意味になります。“inform”の代わりに“tell”など違う動詞を入れることも可能です。ビジネスメールやレターなどで使われるフォーマルな表現です。会社を代表してお知らせするような時は主語を“We”にします。不採用の通知など、改まったお知らせをするときに相応しい表現です。

  • We regret to inform you that your application has not been successful this time.
    (残念ながら今回は採用を見合わせていただきます)

5) I’m sorry to say that

“I regret to inform you”が非常にフォーマルな表現であるのに対して、“I’m sorry to say”はもう少しカジュアルな印象の表現です。話し言葉、書き言葉の両方で使うことができます。そこまで深刻ではないけれど言いづらいことを伝えるような時に使うことができます。

  • I’m sorry to say that the shipment has been delayed due to bad weather.
    (申し訳ございませんが、悪天候のため出荷が遅れております)

最後に

残念な知らせを伝えるのは、決して気持ちの良いものではありませんよね。しかし、だからといって曖昧な言い方をしてしまったりすると、正しく伝わらない可能性も出てきます。英語は日本語よりも直接的な表現を好みます。遠回しな表現で察してもらおうとするとミスコミュニケーションが生じてしまうことにもなりかねません。特に仕事の場面では、誤解の生じないようにしっかり状況を伝え、断る理由や出来ない理由を説明することが大切です。そんな言いづらい事を伝える際に、今日ご紹介した前置き言葉を活用してみて下さい。

この記事を書いた人

Yoshiko

こんにちは。英語講師・学習コンサルタントのYoshikoです。
洋楽をきっかけに英語学習を始め、日本の大学で英語を学び、留学経験なしに英語を習得しました。
英会話スクールで10年以上教えた後に、現在は大学講座、法人研修での指導、オンラインレッスンや学習コンサルティングを行っています。トータルで20年以上の講師経験と日本で英語を習得した経験をもとに学習サポートを行っています。
英語を教えるだけでなく、英語の学び方・トレーニングの方法もお伝えしています。皆さんが英語を使って世界を広げ新しい可能性を広げていけるように、学習のお手伝いができればと思います。

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