英語学習コラム 英語で何と言う？, 会話に役立つ自然な英語

公開日2022.08.02

「夏バテ」は英語で？

夏の暑さで体調を崩すことを日本語では「夏バテ」と言いますが、実は英語には「夏バテ」を一言で表せる表現がありません。では、ネイティブは夏の暑さが原因で起こる体調不良をどのように表現しているのでしょうか？今回は、「夏バテ」を表す時に使える英語表現をご紹介したいと思います。

「夏バテ」を直訳するなら“summer fatigue”や”summer lethargy”

“summer fatigue”や”summer lethargy”は「夏バテ」という意味にあたりますが、日常会話で使うことは少なく、また医学用語に近いため、「熱疲労」や「熱射病」のニュアンスが強くなります。どちらの表現もほぼ同じ意味で、疲労感や脱力感、倦怠感や無気力という意味になります。

〜会話例〜
A: Japan is so hot and humid during the summer.
（日本は夏になると本当に暑くて、蒸し蒸ししてるよね）
B: It is definitely hot and humid compared to California.
（間違いなくカリフォルニアより蒸し暑いよね）
A: I feel more tired during the summer in Japan.
（日本の夏の方が疲れが溜まりやすい気がする）
B: I think it is called “summer fatigue” in Japan.
（日本では「夏バテ」って言うらしいよ）

日常会話で「夏バテ」を表現するなら“heat”や“hot weather”を使おう！

英語では、夏の暑さで起こる体調不良や疲労を表す時はシンプルに「暑さにやられる」や「暑さのせいで疲れる」と表現します。そのため、日常会話では“heat”や”hot weather”を使って、“This heat makes me tired.（暑さで疲れる）”や“I feel exhausted because of this hot weather.（暑さのせいで疲れ切っている）”のように「夏バテ」を表現するのが一般的です。

ちなみに「熱疲労」は “heat exhaustion”、「熱射病」は“heat stroke”と言います。両方とも医学用語として使われており、めまいや倦怠感の場合は”heat exhaustion”、意識がない場合は”heat stroke”を使います。”stroke”は「発作」という意味になるので、「心臓発作」を”heart stroke”と言います。

〜会話例１〜
A: This heat is making me feel tired.
（この暑さのせいで、バテ気味だよ）
B: Are you okay?
（大丈夫？）
A: I am feeling dizzy.
（めまいがする）
B: You need to rest in a cool place and drink some water.
（涼しいところで休んで、お水を飲んだ方がいいよ）

〜会話例２〜
A: I feel exhausted because of this hot weather.
（この暑い気候のせいで、もうバテ気味だよ）
B: Me too.
（私も）
A: I don’t have much of an appetite, so I think I am going to skip dinner tonight.
（あまり食欲もないから、今晩は夕飯を抜こうかな）
B: I think you should still eat.
（食べた方がいいと思うよ）

この記事を書いた人

Michelle

こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを１５年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
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