控えめでつつましい人を日本語では「謙虚な人」と言いますが、英語ではどのように表現するのが適切でしょうか?今回は、「謙虚な人」と表現する時にピッタリの2つの英語表現をご紹介したいと思います。
1) Modest
→「謙虚な、控えめな」
「謙虚」を英語で表現する時によく使われる“modest”と“humble”には大きな違いはありませんが、若干ニュアンスが異なります。“modest”は、自分の能力を控えめに評価することを指します。また、「自分の能力を見せびらかさない」という意味合いになり、人の性格や態度、風貌などがつつましく控えめであることを表します。そのため、“modest accessories”は「控えめなアクセサリー」、“dressing modestly”は「控えめな服装」となります。
〜会話例〜
A: Shannon got an award for her outstanding performance.
(シャノンは優秀な成績を収めて表彰されたんだって)
B: I know! She must be excited.
(そうみたいだね!嬉しいだろうね)
A: Well, not so much. She said that she was just doing her job.
(それが、そうでもないみたい。ただ自分の仕事をしただけって言ってるの)
B: She is always modest about her achievements.
(彼女は実績があっても、いつも謙虚だよね)
2) Humble
→「謙虚な、腰が低い」
“humble”は特に内面的な心の持ち方や感情を表します。自分の長所と短所を認め、自分が相手よりも優れていると思わず、相手の意見を素直に受け入れ、尊重できる人を“a humble person(謙虚な人)”と表現します。“modest”も“humble”も日本語では「謙虚な」という意味になりますが、状況に応じて使い分けるといいでしょう。
〜会話例〜
A: I talked to Jim and he said that he would help us finish the paperwork.
(ジムと話したけど、一緒に事務処理をしてくれるって)
B: What did you tell him?
(彼にはなんて言ったの?)
A: I told him that nobody wanted to do this tedious job.
(誰もこんな退屈な作業を引き受けてくれないって彼に言ったよ)
B: I see. He is always a humble and understanding person.
(なるほど。彼はいつも謙虚で、理解あるよね)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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