細かい点は「省く」、手間を「省く」、日本語では同じ「省く」ですが、英語ではそれぞれ使い分ける必要があります。どんな場面で何と言えばいいのか、おさらいしましょう!
「以下省略します」を英語で言うと?
以下=残りと捉え、次のように表現します。
The rest is omitted.
(以下省略)
受け身の文なので、直訳すると「残りは省略される」となります。動詞omitは、このように内容の一部を省略するときに使います。
- Please don’t omit any details, no matter how trivial they may seem.
(たとえどんなに些細なことに見えても、何ひとつ省略しないでください)
手間を省く
同じ「省く」でも、「手間を省く」と言いたいときは、「手間を節約する」と考えて動詞はsaveを使います。「手間」は「面倒なこと」なので、trouble(手数)、 effort(骨折り)、 hassle(面倒なこと)などがいいでしょう。
- That would save effort, time and money.
(それで手間が省けるし、時間もお金も節約できる)
英語では、saveというひとつの動詞で「省く」にもなれば「節約する」にもなるというわけですね。
「〇〇する手間」と言いたければ、
save + the trouble/effort/hassle + to不定詞、または
save + the trouble/effort/hassle + of + 動名詞(~ing)
を使います。
また、「手間」は状況に応じて他の単語が使えることもあります。例えば、「~へ行く手間が省ける」ならsave a trip to ~となります。
〜会話例〜
A: If you lent me three thousand yen, it would save me a trip to the bank.
(3000円貸してくれたら、銀行に行く手間が省けるんだけどな)
B: If I didn’t lend you any money, it would save you the hassle of paying me back.
(貸さなかったら、ぼくに返す手間が省けるだろ)
この記事を書いた人
Shibashiba
こんにちは!Shibashibaです。大人になるまで日本から一歩も出ることなく、中学校で英語、大学でフランス語を学び始めました。放送翻訳や文化関連の翻訳・通訳に従事し、ヨーロッパ、カナダ、アメリカを経験。フランスで結婚、子育てを始め、現在は日本で子育ての仕上げ中。TOEICや英検、仏検、原書を読む指導のほか、コーチングも行っています。
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