英語で数字を読み上げるのに苦戦している方が意外と多いようなので、今回は数字の読み方について触れてみようと思います。1〜99については問題ないかと思うので、ここでは100の単位からスタートしましょう。
Hundred(百の単位)
100は「one hundred」もしくは「a hundred」、300は「three hundred」、500は「five hundred」と表すのは問題ないでしょう。では、819は英語でどのように表現するのでしょうか?基本的に
819 = Eight nineteen
の2通りの言い方で表現します。「Eight hundred (and) nineteen」がスタンダードな言い方ですが、多くのアメリカ人は hundred を省いて「Eight nineteen」と言う傾向があります。よって610は「six ten」、724は「Seven twenty-four」のようになり、この表現の仕方はより口語的な響きがあります。ちなみにイギリス英語では「six hundred and ten」「Seven hundred and twenty four」のように hundred の後に and を入れるそうで、アメリカ英語も and 入れても問題ありません。
それでは金額を表す場合はどうでしょう?基本的にルールは上記と同じです。例えば $399 であれば
$399 = Three ninety-nine
のどちらでも構いません。但し2つ目の「Three ninety-nine」と略して言う場合は dollars も省略するのが一般的で、「Three ninety-nine dollars」と言うのは違和感があるので気を付けましょう。
ここで注意したいのが、$399 を「Three ninety-nine」と表現すると、実は $399 と $3.99 の両方を表すことになります。では、どのように区別をするべきなのか?それは常識の範囲で考えるしかありません。例えば「I bought this iPad for 399.」と言えば、常識的にiPadの値段が $399 だということは容易に想像できますよね?「This hamburger is 399」と言えば、ハンバーガーが $399 ではなく $3.99 だと分かるでしょう。なので、$150のAirpodsを買った場合であれば「I got these Airpods for one fifty」と表現することができます。
Thousand(千の単位)
次は1,000の単位です。1,000は「one thousand」もしくは「a thousand」、4,000は「four thousand」、8,000は「eight thousand」となるのはご存知かと思います。それでは 2,345 はどのように表現するのでしょうか?基本的に下記2通りの表現の仕方ができます。
2,345 = Twenty-three forty-five
2つ目の「Twenty-three forty-five」のようにシンプルな言い方をする場合は、頭の2つの数字と下2桁の数字をそれぞれ区切って1つの数字として扱う(言う)のがルールになります。例えば 5,736 であれば「Fifty-seven thirty-six」、9,999 であれば「Ninety-nine ninety-nine」になります。ちなみに下2桁が00の場合は hundred と言うだけでOKなので、
2,400 = Twenty-four hundred
のように言うことができます。
このように2桁に区切って表す言い方は、年号を表現するときの基本ルールでもあります。例えば、今年(2020年)であれば「Two thousand twenty」の代わりに「twenty twenty」と表現します。「私は1984年生まれです」と言いたいのであれば「I was born in nineteen eighty-four」となります。ここでは「I was born in one thousand nine hundred (and) eighty four」とは言わないので気を付けましょう。
しかし、2000年〜2009年だけは例外になります。例えば 2003年は「twenty-three」ではなく「two thousand three」、2008年は「twenty-eight」ではなく「two thousand eight」と表現しなければなりません。
金額を表す場合は、先ほど紹介したhundredのルールと似ています。例えば $3,300 であれば
$3,300 = thirty-three hundred dollars
のどちらでもOKです。ここも $3,300 のように下2桁が00の場合は hundred だけで表現することができます。また、日常会話では dollars を省いて「thirty-three hundred」と言うことも一般的です。
そして、ここでも常識の範囲で考える必要があります。例えば私が「I got this flat screen TV for twelve ninety-nine.」 と言ったとしましょう。この場合、薄型テレビ(flat screen)を $12.99 で購入したと言っているのではなく $1,299 で購入したと言っていると解釈する必要があります。
Ten thousand +(1万以上の単位)
英語には日本語の「万」を表す単位がないため、1万以上の大きなケタの数字になると頭が混乱し始めるのではないでしょうか?まず、覚えておきたいことは、英語では10,000〜999,999までの数字でれば、
300,000 = three hundred thousand
535,000 = five hundred thirty-five thousand
ように「カンマの左の数+thousand」で読み上げます。カンマの右側が 000 ではなく適当な数の場合は、
410,687 = four hundred ten thousand six hundred (and) eight-seven
999,025 = nine hundred ninety-nine thousand (and) twenty-five
のように「カンマの左の数 + thousand + カンマの右の数」の順で表現します。基本的に万単位以上の数字になると略ざすに全て1つ1つ読み上げる必要があります。
砕けた言い方
大きな数字を表す時によく使われる砕けた言い方をいくつかご紹介します。まず、英語では「千」を K もしくは Gs を使って表現することがあります。特にお金の話をしている時によく使われる表現で
20,000(2万)= 20K or 20Gs
350,000(35万)= 350K or 350Gs
のように表現します。K は「キロ」の略、G は「grand」の略です。ちなみに grand は1000ドルを意味します。例えば「3000ドルです」と言いたいのであれば「It’s 3K.」か「It’s 3Gs.」、もしくは「It’s 3 grand」と言うことができます。ここでは「It’s 3 kilos」とは言わないので注意しましょう。また grand の略である g を使う場合は「7 grand / 7gs」や「30 grand / 30gs」のように s をつけて表現するのが一般的です。
このように K や G を使った表現は下3ケタが 000 の時だけ用いられる表現で、基本的に 20,500 を「20K500」や「20Gs500」などと表現することはできません。但し、小数点を使って「20.5K」や「20.5Gs」と表現することは可能です。
例えば「この中古車を$5,500で購入しました」という場合であれば「I got this used car for 5.5 K/Gs/grand.」のように言うことができます。ですが、アメリカ人の日常会話では数字が大きくなればなるほど、アバウトな感じで表現する傾向があるので「I got this used car for about 5K/5Gs/5 grand」と言う方が一般的と言えるでしょう。
動画レッスン
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Junさんこんにちは。
例えばJunさんだったら
Just $49.99 と表示されているものを
何と読みますか?
そのまま
forty-nine (point) ninety-nine
と読むのでしょうか?
Roam Around Romeさん
僕だったら、forty-nine ninety-nineと言います!
Junさん、こんにちは、
410687の部分、eighty のyがスペルミスで抜けちゃってるみたいなので、お伝えしておきます:)