ここ数年、日本を訪れる外国人観光客が急増しており、街中で外国人を見かける機会も増えてきました。また、2020年に開催される東京オリンピックでは政府が訪日外国人観光客数の目標を4千万人台に掲げていることもあり、今後はさらに海外からの来日者が増えることが予想されています。そこで今回は、いざと言う時に役立つ「道案内」の英語表現をいくつかご紹介したいと思います。
パターン1:(この通りを)まっすぐ進む
Go down
→「まっすぐ進む」
道案内をするときに「この通りをまっすぐ進んでください」と伝えたい時は「Go down this street」と言いましょう。「まっすぐ=Straight」なので「Go straight」と言いたくなりますが、道案内をする場合は「Go down」を使うのがナチュラルです。上り坂の場合は「Go up」と表現することもできますが、基本的には上り坂、下り坂関係なく「Go down」を使うのが日常的な言い方です。
- 「~通りをまっすぐ進みます」→「Go down ____ street」
- 「~までまっすぐ進みます」→「Go down until ____」
A: Excuse me, is there a 7-11 around here?
(すみません、この辺にセブンイレブンはありますか?)
B: Go down this street and it’ll be on your right.
(この道をまっすぐ進んだら右側にあります、)
〜会話例2〜
A: Excuse me, where is the closest ATM?
(すみません、一番近いATMはどこですか?)
B: Go down 3rd street until you see McDonalds. There’s one right there.
(マクドナルドがある所まで3番通りをまっすぐ進んだらありますよ。)
パターン2:(あの角を)右/左に曲がる
Make a right/left
→「右折/左折する」
右に曲がる、左に曲がるを「Turn right/left」で覚えている人も多いと思いますが、日常会話では「Make」を使った表現が頻繁に使われています。もちろん「Turn right/left」でも問題ありませんが「Make a right」「Make a left」のほうがネイティブっぽい言い方になります。right/leftの前に「a」を加える必要があるので忘れないように。
- 「~通りを右/左に曲がる」→「Make a right/left on ____.」
- スラングっぽく言いたいのであれば「Hang a right/left」
A: Excuse me, how do I get to Shinjuku station?
(すみません、新宿駅までの行き方を教えてくれますか?)
B: Go down this street and make a left at the first light.
(この通りをまっすぐ進んで、最初の信号を右に曲がります。)
〜会話例2〜
A: Excuse me, is there a convenience store around here?
(すみません、この辺にコンビニはありますか?)
B: Yeah, go up this hill and hang a left on Beach Street.
(この坂を上ってビーチ通りを左に曲がるとありますよ。)
パターン3:(〜を)通り過ぎる
Go past
→「~を通り過ぎる」
「~を通り過ぎる」と表現したい場合は「Go past ____」を使いましょう。「Go past」の他にも、「Drive past」や「Walk past」のような組み合わせもでき、Pastを副詞や前置詞として使うのが一般的です。その他、「(目的地は)〜を過ぎたところにありますよ」と言いたいのであれば、「It’s past ____」、「通り過ぎましたよ」は「You passed it」のように表現します。
- 「Past」と「Passed」の発音は全く同じです。
A: Excuse me, where is the bus station?
(すみません、バス停はどこですか?)
B: Go past this light and it’ll be on your left.
(あの信号を過ぎたら左側にあります。)
〜会話例2〜
A: Excuse me, can you tell me where the ABC hotel is?
(すみません、ABCホテルはどこにあるか教えてくれますか?)
B: You passed it. You have to go back that way.
(通り過ぎましたよ。この通りを戻ってください。)
パターン4:(〜通りに)あります
It’s on ____
→「~通りにある」
目的地が「~通りにあります」と言いたい場合は「It’s on ____」と表現しましょう。その他にも、以下のようなバリエーションがあります。
- 「~の隣にあります」→「It’s next to ____」
- 「~の向かいです」→「It’s across from _____」
- 「~の前/後ろです」→「It’s in front/behind of _____」
- 「AとBが交わる角です」→「It’s on the corner of A & B」
- 「AとBの間にあります」→「It’s between A & B」
A: Excuse me, is there a coffee shop around here?
(すみません、この辺にカフェはありますか?)
B: Yes, there’s a Starbucks down the street. It’s next to McDonalds.
(はい、この通りにスターバックスがあります。マクドナルドの隣です。)
〜会話例2〜
A: Excuse me, can you tell me where ABC restaurant is?
(すみません、ABCレストランはどこですか?)
B: Make a right here and it’s across from Mister Donuts.
(ここを右に曲がったら、ミスタードーナッツの向かいにありますよ。)
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初めて質問させて頂きます。
上記文面にあるmcdonald’sの発音ですが
「ミクダノォーツ」の様な感じで問題無いでしょうか?日本人は「マクドナルド」と言ってますが、違うと思いますので。
ASさん
そうですね。「Mik / dah / noads(ミクダノォーツ)」のような感じです。
大変役立つ道案内ありがとうございます。
‘ Go straight ‘ と、’ Turn right (left)は、私が持っている市販の教材にも書いてあり、
特に’Go straight ‘は、無意識に使ってしまっていましたが、今年生まれて初めて、アメリカ人の女性と2人で会い、歩きながら会話していた時( 英語の勉強を始めた頃はこんな日が来るとは夢にも思わなかったですが)
まっすぐの道を’Go down’ と言われてました。緩い下り坂だったので、そう言うんだ..
と思ってました。まさに状況から学んだことでした。観光客を助けるための目的もあり、
英語を始めたので、活用させていただきます!
Hey Masami!
Go downもよく使われる言い方ですね。Go straightのより口語的な言い方になるのかな?今後ぜひ活用してください!
こんにちは。
初めまして。
道を曲がる表現なのですが、
日本で一番ポピュラー:turn right
今回のブログの表現:make a right
私のスマホのマップの音声案内:take a right
どれを使えばいいのでしょう…
華庵さん
こんにちは。どちらを使っても大丈夫です。turn でも take で、意味とニュアンスは全く同じです。
Jun さん いつも表現をたくさん紹介してもらって本当に役立っています!
調べても分からないので教えてください。
いわゆるお店もなく、名もない通りにある住宅街の中にある家までを説明する場合、日本ではよく、この道の突き当たりを左、T地路を左などと表現しますが、英語ではどう言えばいいでしょうか。
Rumiさん
こんにちは。Hapa英会話がやくに立っているようで嬉しいです。「突き当たりを右・左」は「Make a right/left at the end of the street.”でOKです!
いつも分かりやすい説明ありがとうございます!1つ質問なのですが、
There’s a Starbucks down the street.のdownはどういう意味で使われているのでしょうか。
Hi Fumi,
こんにちは!いつもありがとうございます。ここのdownは「まっすぐ」を意味し、「ここの道をまっすぐ行ったらスタバがあるよ」を表します。
こんにちは。「道案内」は英語で何と言いますか?「道案内しましょうか?」は、Junさんなら英語で何といいますか?
Noriさん
私だったら、「道案内しましょうか」を”Do you want me to show you how to get there?”みたいな感じで言います。
You passed it. You have to go back that way.
のthat wayはあの道をもどるみたいになるので、なぜこの道を戻るはthis wayではないのですか。なぜthat wayがこの道なのかが知りたいです。