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公開日2018.01.29

ここが違う、日本とアメリカの学校制度

ここが違う、日本とアメリカの学校制度

語学を勉強していると、言葉だけではなくその国の文化にも興味が出てきますが、皆さんはアメリカと日本の学校の違いについてどのくらいご存知ですか?アメリカの学校には制服がないことを知っている人は多いと思いますが、職員室がないこと、そして入学式がないことは知っていましたか?今回のコラムでは、日本とは異なるアメリカの学校システムについて触れてみたいと思います。

1) 入学

日本では中学や高校で受験を経験するのが一般的ですが、アメリカでは受験はなく高校を卒業するまで地元の学校に通います(一部の富裕層では私立に通学する子供もいます)。通常一つの地域に、小学校が5つ、中学校が2つ、高校が1つと言った感じで(これは日本も一緒ですね)、中学や高校に上がると新しい友達も増えます。大学入学には、日本のような入試はありませんが、入学への審査があります。審査はこれまでの成績だけではなく、大学進学適性試験(SAT: Scholastic Aptitude Test)の結果や、クラブ活動、ボランティア活動等も評価の対象となるため、積極的に課外活動へ参加する学生が沢山います。また、アメリカには日本のような入学式はありません。

2) 通学

日本では通常、徒歩、自転車、電車などを利用して登校しますが、アメリカでは徒歩、スクールバス、または親が送り迎えをして通学します。スクールバスの利用条件は地域によって異なりますが、1マイル(約1.6キロ)以内は徒歩、1マイル以上はバスと定めている学校が多いと思います。またスクールバスの停留所には目印がないため、「A通りとB通りの角」など予め学校から指定される場所で待つのが一般的です。
高校でもスクールバスの利用はありますが、バスに乗るのは格好悪いと感じる生徒も多く、16歳から免許が取れることもあり、自分や友達の車で通学する生徒も少なくありません。その結果、駐車場の数が足りず、利用には費用がかかる学校もあります。

3) 制服

アメリカの学校には日本のような制服はありませんが、学校によって服装に関する多少の校則はあります。「悪い文字が書いてある服」や、「露出が多すぎる服(短すぎるスカートやお腹が見えるTシャツ等)」などの着用を制限する校則がある学校は少なくありません。しかし、化粧やピアスに関しては、ルールがない学校がほとんどです。中高生の女の子の多くは化粧をし、小学生でもピアスを開けている子供もたくさんいます。

4) ランチ

アメリカの学校は昼食を教室で食べることはなく、カフェテリアと呼ばれる食事のための部屋で食べます。全生徒が一度に食事ができるほど広くはないため、時間差で食べます。例えば、1年生~3年生が11:00-11:30, 4年生~6年生は11:45-12:15などのように、小学校は低学年の子供たちが先に食事をします。中学・高校になると、各生徒の受ける授業やスケジュールによって、昼食の時間帯が決まります。

ランチの内容は、給食かお弁当のどちらかを選ぶことができます。小学生の場合、給食かお弁当かは保護者が選び、事前に支払うシステムになっています。一般的にアメリカでは、ランチをお弁当箱ではなく、茶色い小さな紙袋に入れて持っていくことから、お弁当の事を「brown bag lunch」と表現します。また、最も一般的な子供のお弁当はサンドイッチ、リンゴ、そして小さなポテトチップスで、代表的なサンドイッチと言えば「PB & J(ピーナツバターとジャムのサンドイッチ)」です。アメリカのピーナツバターは塩気が強く、甘いジャムと一緒に食べると美味しいので、ぜひ皆さんもトライしてみてください。

5) 教室

日本では、先生が教室を移動するのが一般的ですが、アメリカでは逆で生徒が授業に合わせて各先生の教室へ移動します。また、学校には基本的に職員室がなく(小さな教員室がある場合もある)、先生たちは教室を自分の仕事部屋として使います。

6) 部活

アメリカでは一年中同じ部活動を行うことはなく、スポーツの場合、春は野球と陸上、秋はアメフト、冬はバスケとサッカーのようにシーズン毎に変わります。州によって各シーズン中に行われるスポーツは異なりますが、メジャーなスポーツは基本的に全国同じです。
スポーツによっては入部希望者全員が部活に入れるわけではなく、「Try out(トライアウト)」と呼ばれる入部テストを受ける必要がある場合もあります。監督の前で入部希望者が実力を披露し、トライアウトをパスした選手のみが入部できるシステムになっています。そのため、入部テストに落ちた場合(トライアウトに落ちるは「I got cut」と表現します)、翌年のトライアウトまで待たなければいけません。
また演劇部では、年間を通して平均2~3つの劇を行いますが、劇の配役を決める際はここでもトライアウトが行われます。アメリカでは、運動神経がいい生徒は年間3つの異なる運動部に入ったり、秋にはバレーボール部に入り、春には演劇部に入る生徒もいます。また、合唱や吹奏楽など音楽関係の部活動は授業の一環として行われることが多いため、アメフト部の選手が合唱団にも入っていると言うことは珍しくありません。

    
            
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コメント

  1. ヨッシー より:

    日本では、夏休みや冬休みがありますが、アメリカではどうですか?
    もしあるのならば、先生はその間、何をしていますか?
    先生は、公務員ですか?
    クラブ活動の指導は、誰がするのですか?
    何年生までが、義務教育ですか?
    ずっと、知りたいことでした。よろしくお願い致します。

    • Jun より:

      ヨッシーさん

      こんにちは!アメリカも日本と同様、夏休みと冬休みありますよ。しかもアメリカの夏休みはなんと約3ヶ月間!私は公務員ではなく、ロスで英会話学校を経営しています。学校で教えている友達は休み中、旅行に行ったり、Summer schoolで教えたりするなど、人それぞれです。

      クラブ活動に指導は基本、学校の先生で、義務教育は高校までです。

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