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公開日2017.12.06

意外と多い!?英語にもある日本語のことわざ

意外と多い!?英語にもある日本語のことわざ

昔から人々の間で言い伝えられてきた、教訓や風刺、知識などを含む言葉が「ことわざ」ですが、英語にも日本語と同じような表現をすることわざがあることをご存知でしたか?調べてみると結構色々あるのですが、今回はその中から、英語で表現する「一石二鳥」「恩を仇で返す」「百聞は一見に如かず」を紹介します。

1) Kill two birds with one stone
→「一石二鳥」

この表現を日本人に紹介すると「さすが英語!日本語よりずいぶんストレートだね」とよく言われます(笑)。直訳すると「二羽の鳥を一つの石で殺す」となり、とてもダイレクトで、且つ若干残酷な感じが否めなせんが、使い方は日本語の一石二鳥と同じです。

  • My sister’s been wanting to spend more time with me, so I thought I’d kill two birds with one stone and go shopping for my mom’s birthday present together.(お姉ちゃんが私と一緒に時間を過ごしたがっているから、一緒にお母さんの誕生日プレゼントを買いに行けば一石二鳥だと思ってさ。)
  • I’ll pay part of your gas if you give me a ride. We’ll kill two birds with one stone, you pay less for gas, and I get a ride!(車に乗せてくれたらガソリン代を少し払うよ。一石二鳥でしょ!あなたはガソリン代が浮くし、私は乗せてもらえるし。)
  • I like to listen to Hapa Eikaiwa podcasts when I go running. That way, I’m killing two birds with one stone, I’m learning English while I exercise.(ジョギングするときにHAPA英会話のポッドキャストを聞くのが好きです。こうすれば、運動と英語の勉強が同時にできるので一石二鳥ですね。)

2) (Never) bite the hand that feeds you
→「恩を仇で返す」

「Bite the hand that feeds you」を直訳すると、「食べさせてくれる手を噛む」であり、犬などのペットを連想しますが、この表現は、犬はとても忠実で他の人を噛んだとしても、餌をくれる飼い主は噛まない、という考えから来ているそうです。勤め先を紹介してくれた恩師を卒業式に呼ばない人や、監督のお陰で優勝したにもかかわらず自分のすごさについてばかり話すスポーツ選手など、自分に良くしてくれている人を裏切る、つまり、恩を仇で返す場合に使います。

  • I know you don’t like your stepfather, but he paid for your education, so you should probably invite him to graduation. You shouldn’t bite the hand that feeds you.(義父のことを嫌うのは分かるけど、教育費払ってくれたわけだし、さすがに卒業式には呼んだ方がいいと思うよ。恩を仇で返しちゃだめだよ。)
  • I know those kids are really bratty, but I’m just happy to have an income through babysitting. I say, don’t bite the hand that feeds you!(子供たちの性格が悪いのは分かってるけど、ベビーシッターとしての収入があるだけでありがたいわ。恩を仇で返さないようにしなきゃね!)
  • I can’t believe she stole from her own parents after all they did for her, and ran away! Talk about biting the hand that feeds you.(あんなに良くしてくれたご両親から最終的にお金を盗んで逃げるなんて、恩を仇で返すってまさにこのことね。)

3) Seeing is believing
→「百聞は一見にしかず」

この表現を直訳すると「見れば信じる」ですが、意味としては「見えなければ信じられない」となります。自分の目で実際に見て、真実だと分かった場合に使うことが多く、日本語の「百聞は一見にしかず」と同じです。

  • I never thought Mike would get married, but seeing is believing!(マイクが結婚するなんて信じられませんでしたが、百聞は一見にしかずですね!)
  • I really couldn’t believe Stacy’s boyfriend was as good looking as she said, but seeing is believing.(ステーシーの彼氏がそんなに格好いいなんて信じなかったけど、実際に会ったら本当に格好良かったよ。)
  • While I don’t doubt that you cleaned your room, seeing is believing!(部屋を綺麗にしたことを疑っているわけではないけど、百聞は一見にしかず。)
    
            
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コメント

  1. Mami より:

    ことわざの言い回しの違いを知るのはとても面白いです。他にも例えばOut of sight,out of mind. 去るもの日々に疎し など。
    Seeing is believing は、「百聞は一見にしかず」 ですよ。

  2. Takamasa UESUGI より:

    ありがとうございます。
    仰るとおり、”Seeing is believing.”ですね。

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