英語で頻度を表す際、「Always」や「Sometimes」、「Never」など、一語で通じる言葉ばかり使っていませんか?もちろんそれでも全然OKなのですが、ネイティブは日常会話の中でそれらの表現以外にも、フレーズを使ってより微妙な頻度の差を表したり強調したりします。よりネイティブのようなナチュラルな会話を身に着けるには、これからご紹介するフレーズを知っておくととても役立ちますよ。
1) Hardly ever
→「滅多に〜しない」
Hardly everは「めったに〜しない」や「ほとんど〜ない」を意味します。Rarelyより頻度が少なく、ほぼ0%に近い状態を表します。ちなみ、hardlyだけで「めったに〜ない」を表しますが、頻度の少なさをより強調したいときにeverを加えましょう。
- その他、「Once in a blue moon」も「滅多に〜しない」を表す口語表現。
- I hardly ever eat fast food. The last time I had McDonald’s was about 10 years ago.(ファストフードは滅多に食べないな。最後にマックを食べたのは10年くらい前だと思う。)
- I’ve been so busy with work that I hardly get a chance to take a vacation.(仕事があまりにも忙しくて休暇を取る時間がほとんどないよ。)
- I see Johnny once in a blue moon. I don’t even know where he lives now.(ジョニーとは滅多に会わないな。彼が今どこに住んでるのかも知らないよ。)
2) Every now and then
→「時々」
この表現は時々何かをしたり、何かが起こったりすることを表します。意味と使い方はSometimesと同じですが、より口語的な表現です。一般的に文頭、または文末で使われます。
- その他、From time to timeも「時々」を表す口語表現。
- Every now and then I call my parents and see how they are doing.(時々、両親が元気にしているか電話をします。)
- I eat ice cream every now and then. I get a sudden crave.(時々、アイスクリームを食べるよ。突然無性に食べたくなるんだよね。)
- I usually eat out for lunch but I pack my own lunch from time to time.(普段、ランチは外食しますが、時々自分でお弁当も作りますよ。)
3) More often than not
→「普段は/大抵」
この表現を直訳すると、「〜をしばしば(よく)やらないよりはやる」になり、普段していることや大抵起こる出来事を表すフレーズです。意味と使い方はUsuallyと同じですが、より口語的な響きがあります。文頭または文末で使われる傾向があります。
- Typicallyも同じ意味を持ち、日常会話でよく使われる。
- More often than not, I go running before work.(私は普段、仕事の前にランニングをします)
- More often than not, he shows up about 10 minutes late.(彼は大抵10分くらい遅れます)
- I typically study English on my commute.(私は普段、通勤中に英語の勉強をします)
4) Almost always
→「ほぼ必ず」
この表現を直訳すると「ほとんどいつも〜する」になり、「ほぼ必ず」や「ほとんどの場合」を表すインフォーマルでカジュアルな言い方です。Always(いつも)より頻度が若干低いですが、Usually(普段)よりも頻度が高い状況で使われます。
- その他、Nine times out of tenと言う表現もあり、日本語の十中八九に相当する。
- Buses in Los Angeles are almost always late.(ロスのバスはほとんどの場合遅れてきます。)
- I almost always floss my teeth before I go to bed.(寝る前はほぼ必ず歯をフロスします。)
- Nine times out of ten, my wife is right.(大抵の場合、妻が正しいです)
動画レッスン
Advertisement
I eat ice cream every now and then. I get a sudden crave.の「crave」の意味を知らなかったので、小学館「Proressive」英和辞典を見たら、他動詞と自動詞の例しか載っていませんでした。やはり言葉は常に動いているもので、50年前に使っていた辞書に頼っていたら、新しい用法に付いていけないことが分かりました。来春あたりに初めてアメリカに行ってみたいと思っていて、ラジオ基礎英語3などを聞き始めています。ミネソタを舞台にした中学生の実際の会話に触れることができ、新鮮です。中3レベルを聞き取るのに苦労しているものですから、知らない異国人を前に、習った英語が口をついて出るか100%不安です。
[…] バリエーションを増やそう!頻度を表す口語表現 […]