簡単なようで、いざ英語で言おうとするとパッと浮かばない「ズルい!」。アンフェアな行動をする「ズルさ」、裏工作をして卑怯な手を使う「ズルさ」、そして悪知恵が働く「ズル賢さ」など、実にいろいろな「ズルさ」があり、英語では状況に応じて表現の仕方が異なります。今回は、4つのシチュエーションで使える「ズルい」をご紹介したいと思います。
1) Cunning
→「ズル賢い」
Cunningは「頭がいい」を意味する言葉でもあるのですが、どちらかと言えば良いイメージではなく、「ずる賢い」というイメージの方が強い言葉です。例えば、映画や本に登場する悪人キャラクターはcunningと紹介されることが良くあります。また、日本語では試験などでずるをすることを「カンニング」と言いますが、英語におけるCunningは形容詞であり、動詞としては使いませんのでご注意ください。
- He had a security system installed, but the cunning thief still broke in(彼は家にセキュリティーシステムを設置していたにも関わらず、ずる賢い泥棒に入られてしまった。)
- My cunning sister hid all the chocolate, and lied that it was all gone.(ずる賢い妹は、チョコレートを全部隠して「なくなった!」って嘘ついたのよ。)
- The fish here are all cunning! They eat the bait, but never get caught!(ここの魚はみんな賢い。餌だけ食べて、絶対捕まらないんだぞ。)
2) Sly
→「ズル賢い」
Slyはcunningとほぼ同じ意味ですが、cunningの方が“賢い”意味合いが強いです。使い方は基本的に同じですが、on the slyという言い方をすれば「内緒で」や「隠し立てる」という意味で使うことができます。また、「sly like a fox(キツネのようにずる賢い)」という言い回しもあり、これはどんな方法でも自分の欲しいものを手に入れる人を指します。
- The sly fisherman told everyone the opposite side of the lake had all the fish.(ずるがしこい漁師は、湖の反対側に多くの魚がいると嘘をついた。)
- If you want to eat this, you have to do it on the sly, so your sister doesn’t see!(これを食べたいなら、妹に見えないように隠れて食べなさい。)
- That guy only works hard when the boss is here. He thinks he’s so sly!(あいつ、上司がいる時しかまともに働かないんだよ。自分の事、賢いと思いやがって!)
3) Devious
→「(不正な)ずるさ、よこしまな」
deviousはここで紹介する表現の中で、もっとも計画的なずる賢さを意味し、人を騙すための腹黒い計画や悪巧みなどをdevious planと言います。また、「不正行為」や「曲がった道」などの意味合いもあり、軽いいたずらではなく、もっと悪質な場合に使われることが多いです。
- I don’t like your new boyfriend. He looks devious.(あなたの新しい彼氏はなんだか嫌だな。見た目が腹黒そう。)
- The witch came up with a devious plan to take over the kingdom.(魔女は王国を支配するため、悪巧みを考えた。)
- The teacher caught the students’ devious plan to cheat on the exam.(その教師は、カンニングをするために不正な計画を企んでいた生徒たちを捕まえた。)
4) That’s not fair
→「ずるいよ!」
Not fairは直訳すると「不公平」を意味する表現ですが、日常会話ではズルをした相手に対して使われます。ゲームやスポーツなどをしている時に、優位に立つために相手がずるいことをした時に「That’s not fair」と言います。
- 子供の間でよく使われる表現だが、大人が使ってもOK。
- You can’t look at that card! That’s not fair!(そのカード見たらダメだよ!ずるいよ!)
- You just lost! Why do you get to play again? That’s not fair.(負けたばっかりなのになんでまた遊ぶの?そんなのずるいよ。)
- Why does my brother get to stay out late when I have a curfew? That’s not fair!(私は門限あるのになんでお兄ちゃんは遅くまで出かけてもいいの?ずるいよ。)
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Hi June, ive been enjoying ur contents for 4ys.i really appreciate your wonderful job.i have a question. whats the meaning of “a low key”? ive serched about the meaning of this in many ways since this july but still dont get it. Can you tell me this?
Hey Koh
Wow! 4 years?! That’s pretty much when I started Hapa Eikaiwa. Thanks for studying with Hapa since the beginning. “Low key” means to when someone or something is calm. 日本語の「控えめ」に似ています。It came up on my podcast once! You can check it here -> http://wp.me/p4ZiFb-1LX
以前からドラマや映画でネイティヴスピーカーが関係代名詞thatやwhich,whoなどを省略して会話する場面があると感じていました。それはよくあることなのでしょうか?
また省略していい時とダメな時があれば教えていただきたいです!
いつも、ありがたく勉強させていただいてます^^。
Devious の例文2
overtake は、takeover の間違えですかね?
Yoshiさん
ここは「take over」ですね!ご指摘ありがとうございますー!