Meanは「意味」や「意味する」だけではなく、ネイティブは他にも様々な意味合いとして使っているのはお気づきですか?普段の会話で、誰しもがよく口にする台詞の中に、実はmeanはよく潜んでいるんです。
1) You are so mean!
→「意地悪!」
意地悪な人、卑怯な人、不親切な人のことをMeanで表すことができます。性格的な意地悪さを表す場合だけでなく、相手をからかったり、いたずらするなど一時的に意地悪な言動を取る場合にも使われます。後者の場合、「You are so mean」と言うと、冗談っぽい響きになります。
- 普段優しい人が失礼な態度をとったり、不親切なことをした場合は、「You are being mean」と言う。(Beingの用法については、「He is nice」と「He is being nice」の違いを参照。)
- My boss is rude and mean. I can’t stand him.(私の上司って失礼で意地悪なんだよね。やってられないよ。)
- Are you making fun of my height? You are so mean!(私の身長をからかっているの?意地悪!)
- Why are you being so mean to him?(なんで彼にそんな意地悪するの?)
2) I mean _____.
→「つまり / だって / じゃなくて」
この用法は、ネイティブが日常会話で頻繁に口にする表現で、基本的には2つの役割があります。1つは、内容を言い換えたり言い直したりする時の「つまり」や「だって」。もう1つは、言い間違えたことを訂正する時の「というか」や「そうじゃなくて」に相当します。
- 相手に「つまり〜ってこと?」と聞き返す場合、「You mean _____?」と言う。
- Why should I apologize? I mean, it’s not my fault.(なんで私が謝らなきゃならないの?私のせいじゃないのに。)
- You mean, you can’t make it tonight?(つまり、今夜来れないってこと?)
- We’re meeting at 7pm…I mean 8pm tonight.(今夜、7時…じゃなくて8時集合ね。)
3) What do you mean?
→「どういうこと?」
「What do you mean?」は、知らない単語や表現の意味を尋ねているのではなく、相手の意図がよく分からなかったり、もっと具体的に説明してほしい時に使う表現です。例えば、結婚を予定していた友達が「I broke up with my girlfriend.(彼女と別れたんだ)」と言ってきたら、「What do you mean? I thought you were going to propose to her next month.(どういうこと?来月、彼女にプロポーズするんじゃなかったの?)」という具合に使います。
また、相手の発言に衝撃を受けたり、ムカッとした気持ちを示す場合にも使われます。例えば、グループプレゼンの当日、メンバーの1人がプレゼン用の資料を家に忘れてきて、「What do you mean you forgot to bring the handouts? Go back and get it right now!(資料を忘れたってどういうこと?今すぐ取りに行ってよ!)」と言うことで、怒りの気持ちが相手に伝わります。
- 「私の言いたいこと分かる?」は「Do you know/see what I’m mean」と表現するが、日常会話ではDoを省いて「You know what mean?」と言うのが一般的。
- 相手の意向や気持ちを理解したことを伝える場合は「I know/see what you mean.(君の言いたいことは分かるよ)」と表現する。
- What do you mean? Are you saying that she lied to you?(どういうこと?彼女が嘘をついたって言いたいの?)
- What do you mean you lost my iPad?(私のiPad失くしたって一体どういうこと?)
- He doesn’t understand it takes a lot of hard work to become successful. You know what I mean?(成功するためには一生懸命やる必要があることを彼は分かっていないんだよね。私の言いたいこと分かるでしょう?)
4) I didn’t mean (to) _____.
→「〜するつもりはなかった」
そんなつもりはなかったのに相手を傷つけてしまった、混乱させてしまった、迷惑をかけてしまった・・・という場合の「そんなつもりはなかった」、「~のつもりではなかった」に相当する表現です。結果として相手に不快な思いをさせてしまったが、最初からそうしたいと思っていたわけではないということが強調され、後悔の気持ちが含まれるのがポイントです。
- 一般的にはI didn’t mean toの後に動詞がフォローするが、「I didn’t mean it(そんなつもりではなかった)」、「I didn’t mean any harm.(悪気はなかった)」、「I didn’t mean for this to happen.(これはわざとではない)」という言い方もある。
- I didn’t mean to hurt your feelings. I’m sorry.(君を傷つけるつもりはなかったんだ。ごめん。)
- I didn’t mean to leave you out.(仲間外れにするつもりはなかったんだ。)
- I was just joking. I didn’t mean any harm.(冗談だよ。悪気はなかったんだ。)
5) I mean it.
→「本気だ / 本心だ」
冗談やはったりで言っているのではなく、本当のこと、本心であることを主張する時に「I mean it.」と言います。特に、自分の言ったことを相手が真剣に受け止めてくれなかった時などに使われます。例えば「いつかプロ野球選手になる!」と言って友達にバカにされたら、「I mean it!(本気で言っているんだよ!)」と言うことで本気であることが伝わります。
- 逆に「本心ではなかった」と言うなら「I didn’t mean what I said」。
- You think I’m joking? I mean it. I’m going to be a famous comedian one day.(冗談だと思っているの?本気だよ。いつか絶対に有名なコメディアンになるから!)
- I mean it. I really think that haircut looks good on you.(本当だよ。その髪型似合っているよ。)
- Do you mean it? Are you really going to run a marathon with me?(本気なの?本当に一緒にマラソンを走ってくれるの?)
6) That means a lot.
→「あなたにそう言ってもらえると嬉しいです」
物事に個人的な思い入れがあったり、特別な感情を抱いていること、または(尊敬する人からの)褒め言葉をありがたく思う気持ちを示す場合にもMeanが使われます。
- Thanks for your kind words. It means a lot to me.(心のこもった言葉をかけていただき、ありがとうございます。あなたにそう言っていただけるのは光栄です。)
- This watch may have no value but it means a lot to me. It was passed down from my grandfather.(この腕時計に価値はないかもしれませんが、私にとってはかけがえのない宝物なのです。祖父から譲り受けた物なので。)
- I understand that you are busy but it would mean a lot if you could show up to my graduation tomorrow.(忙しいのは重々承知していますが、明日の卒業式に来てくれたら嬉しいです。)
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参考になりました
[…] 「Mean」の用法に柔軟性を! […]
初めまして、友達はいつもYou are so mean to itと言っているんですが
どういう意味ですか?
cuicuiさん
「あなたは意地悪」を意味します。