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公開日2016.07.21

ネイティブ風「Suck」の意味と使い方

「Suck」の使用はタブー?

「Suck」は本来「吸う」を意味しますが、ネイティブの日常会話では、スラングとしても非常に頻繁に使われている単語なので、今日はその用法について触れていこうと思います。

suckの本来の意味

suckは本来、「吸う」や「しゃぶる」、「なめる」を意味する単語です。例えば、「ストローで吸う」は“Suck on a straw.”、「ペロペロキャンディーをなめる」は“Suck on a lollipop.”、「私の息子は親指をしゃぶります」は“My son sucks his thumb.”と言います。その他、“Vacuum cleaners suck dust from the floor.”のように、掃除機が床のホコリを吸い取る意味でも使えます。

日常会話で使われるsuckの意味と用法

1) ____ sucks
→「ひどい / 最悪 / つまらない」

suckは「ひどい」「最悪」「つまらない」の意味でよく使われる口語的な表現です。例えば、「この料理は最悪だ」は“This food sucks.”、「この映画はつまらない」は“That movie sucks.”、「私の仕事は最悪だ」は“My job sucks.”のように表現します。一般的に“____ sucks”の形式が使われます。

  • That restaurant has a nice vibe, but the food sucks.
    (あのレストランは雰囲気はいいけど、料理がひどいよ。)
  • I don’t get what the hype is all about. I thought that movie sucked.
    (なんであの映画がすごく話題になっているのか分からない。僕はあの映画は最悪だと思ったんだけどね。)
  • My job sucks. It doesn’t pay well and I have to work long hours.
    (私の仕事は最悪です。給料は安いし、長時間働かないといけない。)

2) That sucks
→「それはひどいね / 残念だね / ついてないね」

“That sucks.”は「それはひどいね」や「残念だね」、「ついてないね」を意味し、不幸や災難といった悪い出来事に対する同情を表す表現として使われるインフォーマルなフレーズです。

  • 友人のペットや誰かが亡くなった場合など深刻なシーンでの使用は非常に失礼にあたるので避けましょう。その場合は、“I’m very sorry.”や“I’m sorry to hear that.”を使うようにしましょう。
  • The tickets sold out? That sucks.
    (チケットが売り切れ?ついていないね。)
  • I can’t believe your flight got delayed for 8 hours. That sucks.
    (飛行機が8時間も遅れるなんて信じられない。ホント、ありえないよね。)
  • That sucks. If I were you, I would have complained to the manager.
    (それはひどい。私だったらマネージャーに文句を言ってるよ。)

〜会話例1〜
A: I just needed one more point to pass! It’s so frustrating.
(あと1点で合格だったのに!悔しいよ。)
B: Ah man, that sucks.
(あー、それは残念だね。)

〜会話例2〜
A: I was supposed to study abroad in Vancouver this year, but it got canceled because of the coronavirus.
(今年はバンクーバーに留学する予定だったのにコロナで中止になっちゃったよ。)
B: Are you serious? That sucks. Hopefully, you can go next year.
(マジで?それは最悪。来年は行けるといいね。)

〜会話例3〜
A: It was raining the whole time I was there. It was terrible.
(旅行中、ずっと雨だったよ。最悪だった。)
B: Wow, that sucks. I had a similar experience when I went to Thailand last year.
(それはついてないね。私も去年タイに行った時、同じような経験をしたよ。)

3) Suck(s) at ____
→「〜が下手 / 〜が苦手」

suckはスポーツや楽器が「下手」、学校の科目が「苦手」と表現する時にも使うことができ、その場合は“suck at ____”の形式が使われます。例えば、「私はビリヤードが下手です」は“I suck at pool.”、「彼は運転が下手です」は“He sucks at driving.”、「彼女は絵を描くのが苦手です」は“She sucks at drawing.”のように表現します。

ちなみに、「君は下手くそだな」と言いたい時はシンプルに“You suck!”と言います。“You suck!”は状況によって、「君は役立たずだ」や「あなたは最低だ」の意味になることもあるので、状況に応じて判断しましょう。

  • 「(彼は)〜が下手」→「(He) sucks at _____」
  • 「(彼は)へたくそ」→「(He) sucks!」
  • I suck at cooking. I go to the convenience store or order on Uber Eats every day.
    (私は料理が下手なので、毎日コンビニに行くかUber Eatsで注文します。)
  • He seriously sucks at driving. Honestly, he shouldn’t be on the road. It’s hazardous.
    (彼は運転が本当に下手。正直、彼は運転しない方がいいと思う。危険だよ。)
  • Is she really a professional singer? She sucks. She can’t carry a tune.
    (彼女は本当にプロの歌手なの?下手くそだね。音痴だよ。)
  • I suck at cooking. The only thing I can make is cup noodles.
    (私は料理が下手です。カップ麺くらいしか作れません。)
  • I suck at math. I never liked math ever since I was a kid.
    (私は数学が苦手です。子供の時からずっと数学は嫌いでした。)
  • He really sucks. He needs more practice.
    (彼はホントに下手くそだね。もっと練習しないといけないよ。)

4) Suck it up
→「我慢しなさい」

“suck it up”は「我慢しなさい」を意味する口語的な言い方です。特にグダグダと愚痴をこぼしたり弱音を吐いている人に対して使われることが多く、文句を言わずに「我慢してやりなさい、終わらせないさい、なんとかしなさい」といった意味になります。“suck it up”は必ずこの組み合わせで使われるので、このまま覚えましょう。

  • Look. I know you’re exhausted, but suck it up. We have to finish this by today.
    (クタクタに疲れているのは分かってるけど、我慢して。今日中に終わらせないといけないので)
  • My leg cramped up during the marathon, but I sucked it up and finished the race.
    (マラソン中に足がつりましたが、我慢して完走しました。)
  • Don’t put off your project. Just suck it up and finish tonight.
    (プロジェクトを後回しにしない。つべこべ言わないで言わないで今夜中に終わらせない)

〜会話例〜
A: It’s too hot. I don’t want to do this anymore.
(暑すぎる。もうやりたくないよ。)
B: Suck it up. We’re almost done. Let’s finish up.
(もうすぐ終わるんだから我慢しなよ。終わらせよう。)

動画レッスン

    
            
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コメント

  1. Kawabe より:

    Junさん今日は。ポッドキャスト、ブログ、本共に更新をいつも楽しみにしています。youtubeで公開されていた「get to」で紹介されていました例文の事で質問させていただいてよろしいでしょうか。
    “He gets to work from home.”とありましたが、前置詞”at “ではなく、”from” が使われている理由は何ですか?atとの違いも教えてください。よろしくお願いします。

    • Jun より:

      Kawabeさん

      こんにちは!That’s a great question!私も質問されるまで、あまり考えたことがありませんでした。「Work from home」と「Work at home」は両方とも「自宅から仕事をする」を意味し、会話ではどちらを使っても間違いではありません。しかし、「Work from home」は「仕事をする」のイメージがあるのに対し、「Work at home」は「家事をする」意味合いも含まれます(会話により、仕事か家事を判断する)

      感覚的には「自宅で仕事をする」は「Work from home」が最も自然に感じます!

  2. Retroplus11 より:

    いつも楽しく拝見しております。
    イギリスで暮らしはじめて10ヶ月になりますが、ビジネスでの会話は実際の資料や新聞のような場面で学んでいけますが、こういう生きたスラングの解説がまとまっている本やサイトはなかなかないのでとてもためになります。
    ありがとうございます!これからもよろしくお願いします

  3. green0star より:

    This is all very useful as I am trying to learn Japanese 😛

  4. Risara より:

    はじめてコメントをします。
    最近、youtubeとブログを読みはじめました。とても勉強になります。どうしてもsuckのニュアンスが分からなかったので質問します。いま連絡を取っているひととのやり取りです。彼にわたしたちはどうなるのかを聞いていました。すると、I wish I will still be here but now it’s impossible. It really sucks because now we don’t know what will happen with us and if we will have a future together. と着たのですが、この場合のIt really sucks はどう訳せますか?

    • Jun より:

      Risaraさん

      こんにちは!ブログとYouTubeで学習していただき、ありがとうございます!ここでは、「〜残念だ」の意味があります。「今後どうなるか分からないから、残念だよ」と言う感じです。

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