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公開日2016.06.28

「〜した方がいい」を英語で言う際に「Should」しか使ってない人へ

「〜した方がいい」を英語で言う際に「Should」しか使ってない人へ

人に提案やアドバイスする時、または自分の意見を述べる際に「Should」を使って「〜した方がいい」と表現するのは既にご存知かと思います。しかし「Should」を使った表現だけでは、自分の想いの細かいニュアンスまで相手に的確に伝えることはできません。状況に応じて適切な表現の仕方があるのでご紹介します。

1) Had better
→「〜した方がいい・〜した方が身のためだ」

このフレーズは“Should”と同様「〜をした方がいい」を意味しますが、“Should”は単に提案・アドバイス・意見などをするのに対し、“Had better”は何か望ましくない事態を避けるために提案する場合に用いられます。例えば、風邪を引いているだけの友達には「You should go see doctor.(病院へ行った方がいいですよ)」でいいかと思いますが、転んで深い切り傷を負った友達には「You had better go see a doctor.(病院へ行った方がいいですよ)」と言うべきでしょう。病院へ行って直ぐに処置しないと悪化する可能性があるのでここでは“had better”を使う方が適切です。

  • “Should”は提案したことを実行することでポジティブな結果に繋がる。
  • “had better”は提案したことを実行しないとネガティブな結果に繋がる。
  • 日常会話では“had better”を“’d better”と短縮し、また“d”を発音しない人も多い。「I had better」→「I’d better(I better)」、「You had better」→「You’d better(You better)」など。
You’d better bring an umbrella. It’s raining outside.(雨が降っているので、傘を持って行ったほうがいいよ。)
You’d better not leave your cell phone on the table. This is not Japan. Someone is going to snag it.(テーブルに携帯を置きっぱなしにせんときや〜。ここは日本ちゃうねんから。誰かが盗みよんで。)
I’d better get going. I’m meeting a client in 15 minutes.(15分後にクライアントと会う約束があるので、そろそろ行かないといけません。)

2) Might as well
→「〜した方がよさそうだ」

このフレーズは、置かれた状況から判断して「〜をした方がよさそうだ」と提案をする場合に使われる表現です。肝心なポイントは、他により良い選択肢や方法がないが故に「〜した方がいい」と提案することです。例えば、あなたの家で友達と深夜までお酒を飲んでいたとしましょう。終電を逃し、タクシーで帰ると高額になることから「今夜、うちに泊まっていった方がいいよ」と友達に提案する場合は「You might as well spend the night here.」と言います。

  • 日常会話では「他にすることがないから〜をしよう」という意味としても使われる。
  • “Might”を“May”に置き換てもOK。意味とニュアンスは全く同じ。
It’s going to take 45 minutes for the taxi to arrive. We might as well walk home.(タクシーが来るまで45分かかるって。歩いて帰った方がよさそうだね。)
I have nothing to do today. I might as well work on my project.(今日はやることがないので、プロジェクトに取り組んだ方がよさそうだ。)
John is going to be an hour late. We might as well start ordering.(ジョンは1時間遅れるんやて。先に注文しとこか。)

3) It might be a good idea to _____
→「〜した方がいいかもしれない」

この表現を直訳すると「〜をするのはいいアイディアかもしれません」となり、控えめに提案したりアドバイスする際にピッタリのフレーズです。例えば「あのレストランはいつも混んでいるので予約をした方がいいかもしれません」と友達に提案する場合は「That restaurant is always crowded. It might be a good idea to make a reservation.」となります。

If you want to beat traffic, it might be a good idea to leave early.(渋滞を避けたいなら早めに出発した方がいいかもしれません。)
It might be a good idea to read the reviews before you buy it.(その商品を買う前にレビューを読んだ方がいいかもしれません。)
It might be a good idea to ask him for advice. He knows a lot about stocks.(彼は株について詳しいのでアドバイスを聞いてみたら?)

 

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コメント

  1. Mari より:

    こんにちわ、Jun 先生!  1)の使い方に質問です。
    ‘had better ‘は目上の人には失礼になりますか? 例えば、彼のお母さんが風邪をひいていてメールを送る状況で、週末は家でゆっくりしてね!、と言いたい時に you had better stay at home this weekend . とは使えますか? ニュアンスがよくわからず、相手に失礼になるのか、should よりhad better はきつく感じますか?   ネイティヴの間でもhad betterはよく使いますか??

    • Jun より:

      Mariさん

      こんにちは。「had better」は失礼な響きはありませんが、「should」の方が控えめな言い方になります。コラムでも書きましたが、“Should”は提案したことを実行することでポジティブな結果に繋がるのに対して、“had better”は提案したことを実行しないとネガティブな結果に繋がる意味合いが含まれます。私だったら「家でゆっくりしてね」は「You should spend time with your mom this weekend.」というでしょう。「had better」はネイティブも頻繁に使う表現です。

      • Ryosuke より:

        たまに、日本向けの英語解説書などで、「had betterはshouldよりも上から目線、あるいは偉そうに聞こえる場合があるので、目上に対しては避けた方が無難」などと説明されていることがあるので、Mariさんの質問もそういった記述についての質問でしょうね。
        このような記述は、実際多くの解説書で見かけるのです。

        私は動画を見て、「had better ~」と言う言葉に「さもないと悪いことがある」つまり言い換えれば「~しないとダメだ」と言うニュアンスが含まれていることから、状況によっては言われた側に「なんであなたにそんな風に言われないといけないの?」とか「押しつけがましい」といった感情が起こる場合があるのではないかと解釈しました。

        You should study hard.(あなたは一生懸命勉強した方が良い)
        よりも
        You had better study hard.(あなたは一生懸命勉強した方が良い(しないとダメだ))
        の方が、言われた側が本来のニュアンス以上に責められているように感じるのではないかと思うのです。

        また、Mariさんの質問のような状況では、「~さもないと悪いことが起こる」という状況ではないので、失礼かどうか以前に「状況にそぐわない表現だからshouldの方が良い」と言うことなんでしょうね。

  2. 藤原 より:

    It might be a good idea to – の例文で、beat trafficとあります。ここでは、beatは 避ける というふうに日本語訳されていますが、他にも beat と組み合わせて 避ける という意味を持つ単語はありますか。例えば、 beat conflicts 衝突を避ける というような使い方はできますか。

    • Jun より:

      藤原さん

      こんにちは。「beat」が「避ける」という意味で使われる他のフレーズですが、パッと思い付くのが「beat rush hour(ラッシュアワーを避ける)」です。「Beat conflict」とは言いませんね・・・やはり、渋滞や忙しい時間帯を避ける状況で「beat」を使うがいいでしょう。

  3. Hiromi より:

    こんばんは!いつもわかりやすい説明をありがとうございます:)
    It might be a good idea to は You may want to に(控えめな印象を維持しつつ)置き換えられますか?
    よろしくお願いします。

    • Jun より:

      Hiromiさん

      こんにちは!”You may want to”もいい表現ですね!”It might be a good idea”に置き換えても問題ありません。Excellent suggestion 🙂

  4. Yasu:) より:

    Hello!!Junさん!!
    いつも楽しみに拝見してます😊
    私はIt might be a good idea to…よりも、
    It’s gonna be better to…という表現でいつも話してしまいますが、ニュアンスは同じでしょうか?
    新しい言い回しを実際に使って、表現幅を増やしたいです!!
    宜しくお願いします😄

    • Jun より:

      Hi Yasuさん!

      “It’s gonna be better”より”It’ll be better”のほうがいいですね。”It might be a good idea”より確信ある響きがあります。

  5. Naoya Sakamoto より:

    なんでbetterという比較級を使っているのか分からなかったのですがようやく謎が解けました。
    比較対象、つまり「そうしなかった場合」のケースを意識してるんですね。

    might as well も「他に選択肢が無い状況で使う」という説明になるほどと思いました。そこから派生して「ついでだからやっちゃおう」のような意味にもなるんですね。

    いつも勉強になります。次こそはセミナーに行くぞ!!

  6. Sakurako より:

    こんばんは。
    お忙しいJun先生に立て続けに質問をしてしまったので反省し、「しばらく投稿しない」とか言ったのですが、次は「(お手間を取らせないよう)感想だけ投稿します」などと勝手なことを言い・・・でも、面白く楽しい授業なので、やっぱり質問したくなり・・・
    ってことで、早速質問です。
    学生の時、「遅刻するから、もう行った方が良い」のとき、you better goと習った気がします。
    と言うことは、you had better goと、ニュアンス的に同じだと思います。
    もしこれに違いがあるのなら、教えてください。
    急ぎません。
    のんびり答えをお待ちしております。

    • Jun より:

      Sakurakoさん

      こんにちは。実は文法上では、「you better」ではなく「you’d better (you had better)」と表現するのが正しいのですが、多くのアメリカ人は喋る時「you’d」の「d」を発音せず、「you better」と言います。喋る時は「you better」で問題ありませんが、文章を書く時は「you’d better (you had better)」にした方がいいでしょう。

  7. あいあい より:

    It’s better if ~
    これも使えますか?

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