日本は上下関係が厳しい社会なので、会社では「上司」や「部下」など立場を示した言い方をよくすると思います。辞書を調べると「上司」は「Superior」、「部下」は「Subordinate」と訳されていますが、実はアメリカではあまり耳にしない表現です・・・。今日は、アメリカで使われる最もナチュラルな「上司」「部下」「同僚」の言い方をご紹介します。
上下関係が日本程厳しくないアメリカでは、「上司」や「部下」のように立場的な観点からではなく、役職名で呼ぶことが一般的です。役職名を伝えることでその人のポジションが分かります。また、会話の流れや状況から、どちらのほうが立場的に上か解釈することが重要です。
上司
1) He/she is our/my _____.
→「彼/彼女は◯◯です」
◯◯には役職名を入れます。役職名を言った後に、その人の名前(基本、ファーストネームでOK)を言うのがナチュラルです。「This is our _____」と表すのも普通です。
- He is our marketing director, James.(マーケティング部長のジェームズです)
- She is my sales manager, Tracy.(セールス部長のトレイシーです)
- This is our IT manager, Peter.(IT管理者のピーターです)
2) He/she is my boss
→「私の上司です」
「Boss」が日本語で言う「上司」に最も近い言葉でしょう。「This is my boss」と「my(私の)」を加えることで「私の上司」が強調されます。辞書では「Superior」という単語もでてきますが、今までの経験上あまり耳にしない言い方です。この表現も「Boss」の後に名前(ファーストネーム)を入れ、「This is my _____」を代わりに使えます。
- “直属”の上司の場合は「Immediate boss」と言います。
- “最も偉い”上司の場合は「Big boss」と言います。
- He is my boss, Sam.(私の上司のサムです)
- She is my immediate boss, Trisha.(私の上司のトリシャです)
- My big boss is coming from New York tomorrow.(明日、ニューヨークから上司が来ます)
部下
He/she is our/my _____.
→「彼/彼女は◯◯です」
上司と同様に英語では「部下」と呼ばず、役職名で紹介し、◯◯には役職名をいれます。「部下」を「Subordinate」と呼ぶ事はほとんどありませんので気をつけましょう。「Staff」もしくは「Team member」が日本語で言う「部下」に最も近い表現です。「Our」を使うと「上司」、「My」を使うと「部下」と説明する教材や記事もありますが、事実上関係ありません。「My staff(私のスタッフ)」や「My team member(私のチームメンバー)」のみ「部下」の意味が強調されます。ポイントは役職名が何かを聞き取り、立場を判断する事です。
- He is our accountant, Johnny.(アカウンタントのジョニーです)
- She is my assistant, Kim.(アシスタントのキムです)
- Let me check with my staff and get back to you.(スタッフに確認をして、再度連絡します)
同僚
He/She is my co-worker
→「彼/彼女は同僚です」
同僚を「Colleague」と呼ぶ人もいますが、ロサンゼルスでは「Co-worker」が最も耳にする言い方です。「Co-worker」の後にはファーストネームで名前を紹介します。
- He is my co-worker.(彼は同僚です)
- We work together at ABC company.(ABC社で一緒に働いています)
- Tim is my co-worker.(ティムさんは同僚です)
その他にも、下記のようにカジュアルに表現することもあります。
- I work with him/her.(彼/彼女と仕事をしています)
- We work together.(一緒に仕事をしています)
- We work at the same company.(同じ会社で仕事しています)
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こんにちは。タイプミスをお知らせします。
Suboridiate
以上よろしくお願いします。
すがちゃん、
Fixed! Thanks 🙂
職場の先輩/後輩を表す英語はありますか?
指導関係にあったりするとtrainer/traineeで表現したりしていますが、職場に後から入った、だけの関係だと表現に困ります。
また職場関連だと、「同期」も表現しづらいです。
Monaさん
アメリカでは日本のように「先輩・後輩」を表すような言葉がなく、基本「Boss」「Supervisor」「Coworker」のような単語を使って表します。「同期」は「We started working here (at this company) at the same time.」のように文章で説明する必要があります。
米国以外の英語圏でしばらく勤務していたことがありますが、
「Boss」→カジュアル過ぎ、ふざけて使うことはありますが、ビジネスでは使いません。中国語の「老板 」的なもの?
「Supervisor」→あまり使わない
「Coworker」→あまり使わない
という印象です。「上司」に該当するものを表現したい時には、「report to」を使っていました。米国では「Boss」が自然なのでしょうか。
Junさんご本人でなくてすみません、ロサンゼルスで1年だけですが働いていたことありますが、boss、coworker、普通にオフィスで使われておりました。
JUNさんも「ロサンゼルスでは」と書いていますので国や地域によって違うのかもしれませんね。RYUICHIさんはどちらで勤務されていたのでしょう?
NCですが上司はboss,班長、係長はsupervisor,同僚はcoworkerですね。