これまで英語を教えてきたなかで、生徒さんがよく困惑されていたもので、「People」や「Everyone」を使うときの動詞は、複数形と単数形のどちらになるか?ということがありましたので、今回は「People」と「Everyone」についてご紹介しようと思います。
People
◎ 「People」は「Person」の複数形を指します。
◎ 1 person(一人)、2 people(二人)、3 people(三人)
◎ 「Person」の場合は動詞が単数形、「People」の場合はは動詞が複数形になります。
- That person is sleeping.(あの人は寝ています)
【解説】動詞が「is」(単数形)。 - Three people are going to dinner.(3人がディナーに行きます)
【解説】動詞が「are」(複数形)。
Everyone
◎ 「Every」は数えられる名詞の前に使うと「すべての」を表す。
◎ 「すべての」だから複数形なのではないか?と勘違いしやすいのですが、必ずフォローする動詞は「単数形」になります。
◎ 「Everyone(全員)」「Everything(全部)」1つのグループとして考えれば分かりやすいと思います。
- Everyone on the team is tired.(チームメンバー全員が疲れている)
【解説】動詞が「is」(単数形)。チームには数多くのメンバーがいるが、「1チーム」=「Everyone」なので単数形になる - Everyone in class wants to learn English.(クラス全員が英語を覚えたい)
【解説】動詞が「wants」(複数形)。クラスには多くの生徒がいるが、「1クラス」=「Everyone」なので単数形になる
下記は全部「単数形」を使いましょう!
◎ Everyone / Everything / Every one
◎ Anyone / Anybody / Any one
◎ Someone / Somebody / Something
◎ Nobody / No one
◎ Everyone / Everything / Every one
◎ Anyone / Anybody / Any one
◎ Someone / Somebody / Something
◎ Nobody / No one
「単数形」vs「複数形」
(単数形) | (複数形) | |
人 | Person | People |
子供 | Child | Children |
男 | Man | Men |
女 | Woman | Women |
歯 | Tooth | Teeth |
足 | Foot | Feet |
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私が以前聞いたのは、everyはevery dayのように必ず単数の名詞の前に置かれ、1つの単語になっているeveryoneやeverythingであっても、名詞としての主体は本来one、thing、bodyであり、結果として「皆」を指していても、意識としては個別の1人1人に焦点があたっているから単数であるという説明です。
この説明では、チームやクラスといった「1つのまとまりだから」という説明とは逆に、むしろバラバラでひとりひとりである事こそが主語として単数である理由となっています。
私は、誤った説明を聞いたのでしょうか?
everyoneが単数の主語となる理由を、チームやクラスといった単数であることが明白なものを通じてしか説明できないのであれば、friendsなどに対してeveryoneが使えないことになりますが、実際は使えますよね?
あと、「wants」(複数形)となっているのは単純な誤りだと思います。
この説明で、納得出来ました
勉強になります。
ありがとうございました。