予想していなかった事が起きた時に言う「偶然」「たまたま」という表現。みなさんも日常生活でよく口にする便利な言葉かと思いますが、日本語と違って英語では状況によって表現の仕方を変化する必要があります。今日のコラムでは、バッタリ人物に出くわした場合と何かしらの物を偶然に発見した場合それぞれの英表現のほか、「偶然/奇遇」を意味する“Coincidence”の用法についても触れていこうと思います。
1) Run into
→「〜にバッタリ出会う/遭遇する」
“Run into”は友人や知人に街でたまたま鉢合わせることを意味します。その他、予想していなかったことが起きた際に「ぶつかる」や「衝突」などの意味合いとしても用いられます。
- 「Run into _____」→「〜に偶然出会う/〜にバッタリ出会う」
・I ran into John.(ジョンに偶然会ったよ。)
・I ran into Steve at the concert last night.(昨夜、コンサートでスティーブに遭遇しました。)
・I ran into a pole. (電柱に車をぶつけてもうた・・・)
・I ran into a problem. (問題にぶち当たりました。)
・I ran into Steve at the concert last night.(昨夜、コンサートでスティーブに遭遇しました。)
・I ran into a pole. (電柱に車をぶつけてもうた・・・)
・I ran into a problem. (問題にぶち当たりました。)
2) Come across
→「〜をたまたま見つける」
この表現は何か「物」をたまたま見つけたときに使う表現です。“Find”も同様に「見つける」を意味しますが、“Find”の場合は探していたものがみつかるニュアンスになります。故意にではなく、掃除などをしながら偶然何かを見つけた場合は“Come across”を使いましょう。
- 「Come across _____」→「〜を偶然見つける」
・If you come across it, can you call me?(もし、それ発見したら連絡してくれる?)
・I came across this album. (このアルバムを偶然見つけました。)
・I came across this album. (このアルバムを偶然見つけました。)
3) Coincidence
→「偶然/奇遇」
“Coincidence”は「偶然/奇遇」を意味し、「What a coincidence(偶然だね!)」は友達や知人にパッタリ出くわした時の決まり文句の一つです。また「偶然に~が起こった」と言いたい場合は“by coincidence”と使って表現します。
・What a coincidence!(すごい偶然だね!)
・What are you doing here? what a coincidence!(こんなところで何しているの?凄い偶然だね!)
・I don’t think that anything happens by coincidence.(この世の出来事すべては偶然ではないと思います。)
・What are you doing here? what a coincidence!(こんなところで何しているの?凄い偶然だね!)
・I don’t think that anything happens by coincidence.(この世の出来事すべては偶然ではないと思います。)
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こんにちは。質問なのですが
What a coincidence!
What are the chances?
What are the odds?
は、どれも同じように使われますか??
よろしくお願いいたします。
Myriadさん
こんにちは!「何て偶然だ!」とポジティブな意味として使う場合、3つのフレーズを使うことができます。しかし、非常にラッキーな出来事またはアンラッキーな出来事が起こった場合は「What are the chances」と「What are the odds?」どちらかを使うのが自然でしょう。
what are the odds?とwhat are the chances?はアンラッキーな出来事にもつかえるとおっしゃっていますが、odds chances coincidenceでどのようなニュアンスの違いがあるからですか?
Keigoさん
こんにちは!”What are the odds/chances?”はラッキーな出来事とアンラッキーな出来事、両方に使えます。Oddとchanceは「確率」を意味する単語に対し、coincidenceは「偶然」を意味します。
What a coincidence‼ の過去形はあろですか? 一週間前の偶然を後日「あれは本当に偶然だったね!」という場合の言い回しを教えてください
Junkoさん
過去の偶然を表す場合は「It/That was a coincidence」と表現できます。
いつも楽しく勉強させて頂いております。
質問させて下さい。
「happen to 動詞」は同じように使えますか?
肯定的にも否定的な意味でも使えますか?
Hidekiさん
いつもありがとうございます。「happen to + 動詞」も「偶然」の意味として使える言い方です。基本、肯定的な意味として使われます。
Jun先生、いつもありがとうございます!とても助けて頂いてます。初めて質問させて頂きます。「雨に遭う」「渋滞に遭う」は、catch in が使われているようですが、run into troubleのように、run intoも使えますでしょうか。
Kazzjazzさん
こんにちは!いつもHapa英会話で学習していただき、ありがとうございます。「run into rain」と表現することはできませんが、「run into traffic」は普通に使われる言い方です →「I ran into traffic on the way here.(ここにくる途中、渋滞に浜茶って」)」
再び失礼します!be caught inですね、宜しくお願いします!
偶然出会うの意味でcome acrossは間違っていますか?come acrossは日本の辞書では偶然人や物に出会うとありますが、ネイティブの先生には使えないと言われました。アメリカのヤフーでも色々調べましたが、come acrossは人には使えず、もしあえて使うなら本来出会うことのできない有名人とか、捨てられていた赤ちゃんを見つける(物としてみている?)の場合はcome acrossが使えるのでしょうか?日本の辞書のジーニアスも例文でShe came across him at the airport the other day.とあります。でもこの彼は多分以前からの知り合いで、come acrossは使えないと思います。Jun先生、ご回答をよろしくお願いします。
ももんがさん
come acrossは本来、「偶然見つける」と「ばったり会う」両方の意味を持つ表現ですが、日常会話では前者の「偶然見つける」と言う意味で使われる傾向があります。ももんがさんの書いたように、「come across」を人に対して使う場合は、他人や本来出会うことのできない有名人などに対してだったらOKです。人にばったり出会う場合は、「run into」を使うといいでしょう。
Jun先生、返信が遅れてすみませでした。初心者で使い方がまだよくわかりませんでした。
come acrossの説明、本当にありがとうございました。とてもすっきりしました。
これからも宜しくお願い致します:)
3つに絞ってくれているのですごくわかりやすいです!🙇♀️
別のサイトでstumble onが紹介されていたんですがこちらはどのようなニュアンスなんでしょうか??
日本語では、何か良いことがあった時、「偶然」を2回重ねて言う時があります
「偶然、偶然😅😅😅」
こんなふうに、表現する英語はありませんか?