相手の意見に対して、失礼なく丁寧に不賛成の気持ちを伝える際、日本語では「お言葉ですが賛成いたしかねます」や「失礼ですが、私は違う考え持っています」のように表現しますが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
I beg to differ.
「I beg to differ.」は「I don’t agree.」と同じ意味を持ちますが、丁寧で改まった響きがあります。相手の発言や考えに同意しない時、または異なる考えや見解を持つ時に使われ、日本語の「同意しかねます」や「失礼ですが、私はそう思いません」に相当するフレーズです。ビジネスやディベートシーンでよく用いられる言い回しで、比較的フォーマルな言い方になります。「〜について同意しかねます」は「I beg to differ with _____.」の形で表現します。「I beg to differ.」の後には、同意しない理由を的確に述べるのが一般的です。
- 「I don’t see it that way(私はそうは思いません)」も同様の意味です。
- I beg to differ. I don’t think he’s qualified for the management position.
(失礼ですが、私はそう思いません。彼は管理職に適任ではないと思います。) - I beg to differ with your point.
(その点については同意しかねます。) - I don’t see it that way. In my opinion, we have to focus on customer service.
(私はそうは思いません。私としては、顧客サービスを重視すべきだと思います。)
〜会話例1〜
A: I think we have to raise the prices on our products.
(商品の値上げをしないといけないと思います。)
B: I beg to differ. The prices are fine the way they are. We have to cut unnecessary expenses.
(失礼ですが、私はそう思いません。価格はそのままでいいと思います。不要な出費を削るべきだと思います。)
〜会話例2〜
A: I don’t think there is enough demand for our services.
(私たちが提供しているサービスは十分な需要がないと思います。)
B: I don’t see it that way. I believe it’s a growing niche market.
(私はそう思いません。成長しているニッチ市場だと信じています。)
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