追い詰められ厳しい立場に追い込まれることを「窮地に陥る」と表現しますが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
1) Tight spot
→「困った状況 / 窮地」
Tightは元々「狭い」や「窮屈」を意味することから、日常会話では、何かしらの問題が発生して厄介な状況に巻き込まれたり、お金が不足して困った状況に陥ったりすることを「In a tight spot」と表します。一般的に「〜が困った状況にいる」は「Be in a tight spot」、「〜を困った状況に追い込む」は「Put someone in a tight spot」と表現します。
- その他、狭い場所は「Tight space」、スケジュールが詰まっていることは「Tight schedule」、洋服がきつい場合は「Tight clothes」、金欠は「Money is tight」のように表現するなど、Tightは色々なシーンで使える便利な単語です。
- I’m in a tight spot right now.
(今、困った状況に陥っています。) - I need to find my way out of this tight spot.
(この酷い状況から抜け出さなきゃ。)
〜会話例〜
A: I need this completed before the meeting starts.
(ミーティングが始まる前にこれを終わらせください。)
B: The meeting is in 30 minutes. You know you’re putting me in a tight spot right?
(ミーティングは30分後です。私に無理難題を押し付けていることを分かっていますか?)
2) Sticky situation
→「厄介な状況 / 難しい状況」
Stickyは、ネバネバしていることを意味することから、「Sticky situation」は厄介な状況の比喩表現として使われます。ベタベタやネバネバがまとわりついている様子を想像するとイメージしやすいでしょう。
- I got involved in a sticky situation.
(厄介な状況に巻き込まれました。) - How did you get yourself involved in a sticky situation like that?
(どうやってそのような厄介な状況に巻き込まれたの?)
〜会話例〜
A: The commissioner got himself in a sticky situation.
(理事長は厄介な状況に巻き込まれましたね。)
B: Yeah, I don’t think he’s going to be able to get out of this one.
(そうですね。彼はこの状況を打開できないのではないでしょうか。)
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