散らかっていいる様子を日本語では「ゴチャゴチャ」や「ぐちゃぐちゃ」と表現していますが、英語ではどのように表現すればよいのか分かりますか?今回は、日常会話でもっともよく耳にするフレーズを2つご紹介いたします。
1) Mess / Messy
→「ゴチャゴチャ / 乱雑」
「Mess」は物事が整理されておらず乱雑している状態を表す際によく使われ、「This room is a mess.(この部屋はごちゃごちゃしている)」のように名詞として用いることが一般的です。「Messy」は「mess」の形容詞なので、「It’s so messy in here.(ここは散らかっているね)」のように用います。
日本語では「ごちゃごちゃしている」の「散らかっている」ように形容表現で表すことが一般的なため、Messy(形容詞)に比べ、Mess(名詞)を用いた表現の仕方については、ちょっと馴染みづらく感じるかもしれません。しかし、「Clean up your mess!(散らかしたものを片付けなさい)」や「Who made this mess?(これを散らかしたのは誰?)」のように、「乱れ」を表す名詞として捉えることで多少理解しやすくなるかと思います。
- その他、人生がめちゃくちゃな人のことを 「His/Her life is a mess」と言ったり、 悲惨なことが起きて精神的に不安定な人のことを「He/She is a mess」、または悩み事で頭がいっぱいだったり、さまざまな思いが入り乱れている時に「My mind is a mess」と言ったりすることもできる。
- 「Mess up」は「散らかす」を意味しますが、他にも「間違える」や「台無しにする」など様々な意味とてしてよく使われるスラングの1つです。
- This store is such a mess. Things are all over the place.
(このお店はゴチャゴチャしているな。商品が色々なとこにある。) - He’s addicted to drinking and gambling. His life is a complete mess.
(彼はお酒とギャンブルの中毒になっています。彼の人生は完全にめちゃくちゃです。) - You should leave her alone for a while. She’s a mess right now.
(彼女は今かなり動揺してるから、しばらく放っておいた方がいいよ。)
〜会話例〜
A: Your desk is such a mess.
(あんたの机、なんやゴチャゴチャしてるなー。)
B: They say that a messy desk is a sign of genius.
(机の上がごちゃごちゃしているのは、天才の証やしね。)
2) Mixed up
→「ぐちゃぐちゃ / ごちゃ混ぜ」
「Mix up」も、ゴチャゴチャしているという点では「mess」と同じ意味ですが、単に物がごったがえしているのではなく、本来は秩序あるものがバラバラになっていることがポイントです。「〜がぐちゃぐちゃになっている」と言いたい場合は「Be動詞 + mixed up」の形で表現します。例えば、書類がバラバラになっているときは「The documents are mixed up.」と言います。
- 「Mixed up」は、約束した時間や日程を勘違いして「時間/日程を間違えた」という場合にもよく使われるフレーズです。詳しくは、英語で「勘違い」をどう表現する?をご覧ください。
- The files are all mixed up.
(そのファイルは、ごちゃごちゃになっています。) - I’m so sorry. I totally got the dates mixed up. I thought our meeting was next Monday.
(申し訳ありません。日付を完全に間違えていました。ミーティングは来週の月曜日だと勘違いしています。)
〜会話例〜
A: Did you find the book?
(本、見つかった?)
B: No, not yet. Everything is all mixed up. I feel like it’s going to take forever to find this book.
(ううん、まだ。全部がごちゃ混ぜになっているからさ。これ探すのすごく時間がかかりそう。)
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