日常会話では、「もう一度やり直す」ことを英語で「Start over」と表現するのが一般的ですが、ビジネスシーンでは、ビジネスシーンならではの独特な表現があるのはご存知ですか?今回は、よく耳にする2つのイディオムをご紹介しようと思います。
1) Back to square one
→「一からやり直し / 振り出しに戻る / 一から出直す」
この表現は、ある程度進んでいた企画やプロジェクトが駄目になったり中止になったときに、振り出しに戻って最初からやり直す意味として、特にビジネスシーンでよく使われるイディオムです。「Square one」は、人生ゲームなどのボードゲームの最初のマス(Square)のことを指しています。まさにゲームの「振り出しに戻る」と同じように、出発点に戻って出直すことを表す状況で使われます。
- 「Go back to square one」または「Be back to square one」の組み合わせが一般的。
- We’re back to square one.
(一からやり直しです。) - We have to go back to square one.
(振り出しに戻って、最初からやり直さないといけません。) - It’s not working. Let’s go back to square one.
(上手くいっていないので、一からやり直しましょう。)
〜会話例〜
A: The plan fell through.
(計画が不成立に終わりました。)
B: It looks like we have to go back to square one.
(振り出しに戻って、一からやり直すしかないですね。)
2) Back to the drawing board
→「最初からやり直す」
意味と用法は上記の「back to square one」と全く同じです。「Drawing board」は、ミーティングや会議などで使われるホワイトボードのことを指しており、失敗した企画やプロジェクトを、一旦ホワイトボード(最初)に戻ってから、もう一度アイデアや計画を練り直すニュアンスがあります。
- 「Go back to the drawing board」または「Get back to the drawing board」の組み合わせが一般的。
- Let’s go back to the drawing board.
(最初からやり直しましょう。) - This is not working. We have to get back to the drawing board.
(これだと上手くいかないですね。最初からやり直しましょう。)
〜会話例〜
A: Our offer got rejected.
(我々のオファーは却下されました。)
B: Let’s get back to the drawing board.
(一からやり直しましょうか。)
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ジュンさん毎日お疲れ様です。楽しみにこちらのサイト活用させていただいています。
質問なのですが、上記のthe drawing boardにはtheが付くのに、square oneにはtheがなぜつかないのでしょうか?気になったのでよろしくお願いします。