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公開日2017.12.04

「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」の英語表現

「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」の英語表現

誰かに悲しい出来事があった時、日本語では「お気の毒です」や「残念です」と表現し、誰かに不幸があった時は、「ご愁傷様です」、「お悔やみ申し上げます」などの慰めの言葉を用いて同情する気持ちを表しますが、英語でそのような状況に直面した時、どんな風に表現すればよいのか戸惑う人も多いのではないでしょうか。今回は、シチュエーションごとに分けて使う「同情」や「お悔やみ」の英表現をご紹介します。

「Sorry」の意味について

Sorryには、「謝る」以外の意味があることはご存知でしたか?実は、「同情する、残念に思う」などの意味もあり、アメリカでは、知り合いの親戚が亡くなったとき、友達の家族が癌と診断されたとき、同僚の犬が車にひかれてしまったときなどの悲しいお知らせを聞いたときに「Sorry」を使って同情を表すことがよくあります。ちなみに、日本に住んでいる多くのアメリカ人が体験している出来事の一つに、友達の親戚が亡くなったと聞き、アメリカ人感覚で「Sorry=ごめんね」と言ってしまい、周りに変な目で見られた、と言う出来事があります。そのままの直訳では通じない例の一つですね。

1) I’m sorry for your loss
→「ご愁傷さまです」

lossは、「なくす、失う」という意味であり、この表現は「あなたが失ったことを私も残念に思います」という意味合いになります。日本語の「ご愁傷さまです」と同じようにお葬式で使うこともできます。

  • 「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」の意味で「Please accept my condolences」と言う表現もあるが、相手にカードを送ったりメッセージを書くときに使われることが多い。
  • I heard your father passed away. I’m very sorry for your loss.
    (お父さんが亡くなられたと聞きました。ご愁傷さまです。)
  • I’m sorry for your loss.
    (ご愁傷さまです。)※お葬式での一言
  • I heard your dog got hit by a car last night. I’m so sorry for your loss.
    (昨日犬が車に引かれたって聞いたよ。本当に残念です。)

2) I’m sorry to hear that
→「私も残念に思います」

この表現は、「残念なお知らせ」に同情している場合に使います。相手にとって縁遠い親戚が亡くなった時や、ガンなどの重い病気と診断されたと聞いた場合などに使うことができるほか、試験の結果が悪かったなどのもう少し軽い場面でも使うことができます。

〜会話例1〜
A: My cousin was in an accident yesterday, and he’s in the hospital.
(昨日従兄弟が事故に合い、いま入院しているんだ。)
B: I’m sorry to hear that. I hope he recovers soon.
(それは気の毒だったね。早く元気になることを願っているよ。)

〜会話例2〜
A: Mom, I got a bad grade on my spelling test.
(お母さん、スペルテストの成績が悪かったよ。)
B: I’m sorry to hear that. You’ll have to study harder next time.
(それは残念。次はもっと勉強しなきゃね。)

〜会話例3〜
A: I’m so sorry to hear that your sister got diagnosed with cancer. I pray for her speedy recovery.
(お姉さんが癌と診断されたと聞きました。早い回復をお祈りしています。)
B: Thank you. That means a lot to me.
(ありがとう。その気持ちがとてもありがたいです。)

3) You’re in my thoughts/prayers
→「あなたのことを思っています・祈っています」

これは「I’m sorry」と同情を表した後に良く使われるフレーズですが、「辛い体験中の人のためにお祈りをしている」と言う意味合いになります。昔は一般的にキリスト教徒同士で「You’re in my prayers(あなたのためにお祈りしています)」というフレーズを使っていましたが、最近は宗教が異なる人同士の交流も日常的になっていることから、「You’re in my thoughts(あなたのことを想っています)」を使う人も増えてきています。同じ宗教同士だと分かっている場合は「You’re in my prayers」で問題ないと思いますが、会社の同僚など、そこまで親しくない相手に対してであれば「You’re in my thoughts」の方が無難かもしれません。

  • また、アメリカではお葬式などでグリーティングカードを送る人も多く、このグリーティングカードに「You’re in my thoughts」と添えることもある。
  • 「My thoughts are with you.(私の想いはあなたと共にある)」と表現することもできる。
  • I heard your uncle passed away yesterday. You and your family are in my thoughts.
    (昨日おじさんがお亡くなりになったと聞きました。あなたとご家族のことを想っております。)
  • The Syrian people are in a crisis. Please keep the country in your thoughts and prayers.
    (シリア国民はみな、不幸の中にいます。大変な思いをしている国に思いを留め、祈りをささげるようにしてください。)
  • In this time of loss, my thoughts are with you.
    (この不幸中、私の想いはあなたと共にいます。)
    
            
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コメント

  1. Sanae より:

    フォーマルな表現で、condolencesを使った言い方もあったような気がするのですが、どういう風に言えばいいですか?

    いつも楽しく見てます!
    Junさん、これからもよろしくお願いします。

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