
英語の「Suck」といえば、本来は「吸う」や「しゃぶる」などを意味し、性的な意味合いもあることから使用を避けられがちかと思いますが、ネイティブの日常会話では、いかがわしい意味以外のスラングとしても非常に頻繁に使われている単語なので、今日はその用法について触れていこうと思います。
1) Suck(s) at _____
→「〜が下手 / 〜が苦手」
スポーツや楽器、技術や技能から学校の教科などが「下手」や「苦手」と表現する際にも“suck”がよく用いられます。例えば、「彼はバスケが下手だ」は「He sucks at basketball.」と表します。
- 「(彼は)〜が下手」→「(He) sucks at _____」
- 「(彼は)へたくそ」→「(He) sucks!」
・I suck at cooking. The only thing I can make is cup noodles.(私は料理が下手です。カップ麺くらいしか作れません。)
・I suck at math. I never liked math ever since I was a kid.(私は数学が苦手です。子供の時からずっと数学は嫌いでした。)
・He really sucks. He needs more practice.(彼はほんまへたっぴやなー。もっと練習せなあかんのちゃう。)
・I suck at math. I never liked math ever since I was a kid.(私は数学が苦手です。子供の時からずっと数学は嫌いでした。)
・He really sucks. He needs more practice.(彼はほんまへたっぴやなー。もっと練習せなあかんのちゃう。)
2) _____ suck(s)
→「〜がひどい / 〜が最悪 / つまらない」
映画が「面白くない」、授業が「つまらない」、仕事が「最悪」、質が「悪い」など、良いと思わないものを批判する際に使われる用法です。日本語の「ひどい」に相当する口語的なフレーズになります。物やサービスに限らず人に対しても使われ、「あなたひどい人だね!」のことを「You suck!」と表現できます。
・This class sucks. I can’t wait till the semester is over.(この授業おもろないわ〜。今学期の終了が待ち遠しい・・・)
・My job sucks. I can’t put up with the long hours.(私の仕事は最悪です。長時間労働には我慢できません。)
・My Spanish sucks. I haven’t studied it since high school.(私のスペイン語はひどいよ。高校以来勉強してないからね。)
・My job sucks. I can’t put up with the long hours.(私の仕事は最悪です。長時間労働には我慢できません。)
・My Spanish sucks. I haven’t studied it since high school.(私のスペイン語はひどいよ。高校以来勉強してないからね。)
3) That sucks
→「それはひどい / それは残念だね」
不幸や災難など何か悪い出来事を耳にした際に「それはひどいね」や「ついてないね」「それは残念だ」などと同情するニュアンスとして使うインフォーマルな表現です。例えば、英検を受けた友達が「合格するのに1点だけ足りなかった」と言ったことに対し、「Ah man. That sucks.(あ〜。それは残念だね)」という具合に使います。
- 人が亡くなった場合など深刻なシーンでの使用は非常に無礼なので避けましょう。
・The tickets sold out? That sucks.(チケット売り切れ?ついていないね。)
・I can’t believe your flight got delayed for 8 hours. That sucks.(飛行機が8時間も遅れるなんて信じられへん。ほんま、ありえへんわ。)
・That sucks. If I were you, I would have complained to the manager.(それはひどいね。私だったらマネージャーに文句言ってるよ。)
・I can’t believe your flight got delayed for 8 hours. That sucks.(飛行機が8時間も遅れるなんて信じられへん。ほんま、ありえへんわ。)
・That sucks. If I were you, I would have complained to the manager.(それはひどいね。私だったらマネージャーに文句言ってるよ。)
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Junさん今日は。ポッドキャスト、ブログ、本共に更新をいつも楽しみにしています。youtubeで公開されていた「get to」で紹介されていました例文の事で質問させていただいてよろしいでしょうか。
“He gets to work from home.”とありましたが、前置詞”at “ではなく、”from” が使われている理由は何ですか?atとの違いも教えてください。よろしくお願いします。
Kawabeさん
こんにちは!That’s a great question!私も質問されるまで、あまり考えたことがありませんでした。「Work from home」と「Work at home」は両方とも「自宅から仕事をする」を意味し、会話ではどちらを使っても間違いではありません。しかし、「Work from home」は「仕事をする」のイメージがあるのに対し、「Work at home」は「家事をする」意味合いも含まれます(会話により、仕事か家事を判断する)
感覚的には「自宅で仕事をする」は「Work from home」が最も自然に感じます!
いつも楽しく拝見しております。
イギリスで暮らしはじめて10ヶ月になりますが、ビジネスでの会話は実際の資料や新聞のような場面で学んでいけますが、こういう生きたスラングの解説がまとまっている本やサイトはなかなかないのでとてもためになります。
ありがとうございます!これからもよろしくお願いします
This is all very useful as I am trying to learn Japanese 😛
Thanks! Ganabare 🙂
はじめてコメントをします。
最近、youtubeとブログを読みはじめました。とても勉強になります。どうしてもsuckのニュアンスが分からなかったので質問します。いま連絡を取っているひととのやり取りです。彼にわたしたちはどうなるのかを聞いていました。すると、I wish I will still be here but now it’s impossible. It really sucks because now we don’t know what will happen with us and if we will have a future together. と着たのですが、この場合のIt really sucks はどう訳せますか?
Risaraさん
こんにちは!ブログとYouTubeで学習していただき、ありがとうございます!ここでは、「〜残念だ」の意味があります。「今後どうなるか分からないから、残念だよ」と言う感じです。