日本語の「お疲れ様です」は多くの場面で使われるとても便利な表現ですが、英語では「お疲れ様です」という言葉自体が存在せず、直訳することも出来ません。そこで今日は、状況に応じて「お疲れさま」の意味に最も近いナチュラルな英語での言い方をご紹介します。
挨拶時の「お疲れ様です」
1) Have a good night
→「良い夜をお過ごしください」
仕事が終わり、帰り際に言う「お疲れ様です」や、食事や飲み会が終わり、解散する時に言う「お疲れ様です」に近い表現です。
- 金曜日の場合は「Have a great weekend」を使いましょう。
・Have a good night. See you tomorrow!(お疲れ様です。また明日!)
・Have a great weekend. See you on Monday!(よい週末を。また月曜日に!)※金曜日の場合
・Have a great weekend. See you on Monday!(よい週末を。また月曜日に!)※金曜日の場合
2) Hi/Hey/Hello [name]
→「◯◯さん、こんにちは」
会社で同僚に会った時に言う「お疲れさまです」や、食事や飲み会で友達に会った時に言う「お疲れ〜」に近い表現です。「Hi/Hey/Hello」の挨拶の後に名前を言う事でより丁寧な表現になります。
- 挨拶の後に続けて「How’s it going?」や「What’s going on?」と聞く流れが一般的です。
- 午前中は「Good morning」を使い、それ以外の時間はカジュアルに「Hi/Hello/Hey」で挨拶をしましょう。
・Good morning. What’s going on?(おはよう、調子はどうですか?)
・Hey Bob. How’s it going?(ボブさん、お疲れ様です。調子はいかがですか?)
・Hey Bob. How’s it going?(ボブさん、お疲れ様です。調子はいかがですか?)
物事を終えた人への「お疲れ様です」
Great job/work
→「素晴らしい仕事でした」
会社の同僚がプレゼンやプロジェクトを終えた時や、友達が学校のイベントや行事を終了した時に言う「お疲れ様です」に近い表現です。
- アメリカでは基本的に仕事を終わらせた相手には「褒め言葉」を送ります。
・[You did a] great job.(素晴らしい仕事だったよ。)
・[That was] great work.(素晴らしい仕事でしたね。)
・[That was an] excellent presentation.(最高のプレゼンでしたね。)
・[That was an] awesome event.(素晴らしいイベントでした。)
※ [ ] に入っている表現は省いてもOK。
・[That was] great work.(素晴らしい仕事でしたね。)
・[That was an] excellent presentation.(最高のプレゼンでしたね。)
・[That was an] awesome event.(素晴らしいイベントでした。)
※ [ ] に入っている表現は省いてもOK。
スポーツシーンでの「お疲れ」
Great/Good game
→「いい試合だったね」
スポーツの試合終了後は、一般的に「Great(Good) game」とお互いを称え合い、これが日本語の「お疲れ〜」に相応する表現になります。
- その他にも「Great effort」や「Great job」も使われます。
・Great/Good game.(いい試合だったね。)
・Great game everyone.(みんな、お疲れ様でした。)
・Great effort.(お疲れ、よく頑張ったね。)
・Great game everyone.(みんな、お疲れ様でした。)
・Great effort.(お疲れ、よく頑張ったね。)
出張や旅行から戻った相手への「お疲れ様です」
I hope you had a good (business) trip
→「旅行(出張)は如何でしたか?」
出張から戻った上司や仕事仲間、旅行から帰ってきた家族や友達に言う「お疲れ様」に相応する表現です。
- その他にも「I hope your (business) trip went well」や「How was your (business) trip」も同じ意味合いとして使える。
・I hope you had a good business trip.(出張、お疲れ様でした。)
・I hope your business trip went well.(お疲れ様です。出張は如何でしたか?)
・How was your trip?(おつかれ、旅行はどうだった?)
・I hope your business trip went well.(お疲れ様です。出張は如何でしたか?)
・How was your trip?(おつかれ、旅行はどうだった?)
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このページの「ナチュラルな英語」というのを英語にするとどうなりますか?
「彼は、ナチュラルな英語を話すね。」とか、「ナチュラルな感じに聞こえる。」
もし、お時間おありで、ご返信頂けると、モヤモヤが解消して嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
山田さん
こんにちは。英語でも「natural」という表現の仕方をします(Natural English, He speaks English naturally, It sounds natural)その他、英語では「Fluent」を使うこともよくあります。
「お疲れ様です」は、本当に便利な言葉です。社会生活には欠かせません。オフィスビルの狭い廊下やロッカールームで、名前も知らない人と出くわした時、「お疲れ様です」で空気が和みます。無言ですれ違えば気まずいし、緊張した空気になります。「お疲れ様です」は、顔しか知らない相手に対して、毎日、朝から晩まで使える、便利な潤滑剤です。こんな優れた機能を持った言葉は、英語には無いでしょう。
石田さん、「お疲れ様です」は本当に便利な表現ですよね!石田さんが書いた通り、英語には存在しない日本語独特の表現です。