
誰かに話をさえぎられた時 、さらに、自分が一見バカげた提案をし、それを笑った相手に「一理あるからとりえあず最後まで聞いて!」と弁明したい時など、最後まで話を聞いて欲しい時は英語でどのように表現するのが一番自然なのでしょうか。この記事では実際よく使われる表現を2つをご紹介したいと思います。
1) Let me finish
“Let me finish”は、誰かに話を遮られた時、「一回最後まで話をさせて」という意味で使います。どちらかというとキツめの言い方なので、目上の人に対して使うのは控えた方が良いでしょう。
- Please stop interrupting me and let me finish. I’m telling you something important.
(遮るのはやめて、最後まで話をさせて。大事なこと言ってるから) - Let me finish first. Then, I’ll listen to your side of the story.
(まずは私の話を一回最後まで聞いて。その後で、あなたの話も聞くから)
〜会話例〜
A: No Annie, you’ve got it all wrong. I…
(いいやアニー、違うんだ。俺は…)
B: You were having coffee with another woman! How dare you!?
(別の女性とお茶してたじゃない! ひどい!)
A: Let me finish! That was my sister!
(最後まで聞いてってば。あれは妹なんだ)
2) Hear me out
“Hear me out”も「最後まで聞いて」という意味ですが、“Let me finish” との違いは、必ずしも話を遮られた時に言うとは限らない、という点です。
“Hear me out”は、相手に「えっ!?」とつっこまれてしまいそうな、一見バカげたことを言った時に、「バカげて聞こえるかもしれないけど、一理あるから、つっこまずに一旦最後まで聞いて」という意味で使えます。
例えば、あなたが急に仕事をやめて世界を旅しようと思い立ったとします。友達や家族に「ええっ…!?」とびっくりされたり、否定されてしまうかもしれません。そういう時に “Hear me out, I have my reasons for this.”=「早まらずに一回聞いて、ちゃんとこれには私(僕)なりの理由があるから」と返すことができます。
- I know my idea sounds crazy but hear me out before you judge me.
(バカげたアイディアに聞こえるかもしれないけど、そう決めつける前に、一旦最後まで聞いて) - I think we should move to Europe. Hear me out before you say anything.
(俺たち、ヨーロッパに引っ越した方がいいと思う。何か言う前に、一旦最後まで話聞いて)
〜会話例〜
A: Let’s quit our jobs and become YouTubers!
(仕事辞めてユーチューバーになろ!)
B: Are you serious!? No way!
(マジで言ってる!? そんなの無理!)
A: Hear me out. We both hate our jobs and being YouTubers would be a lot more fun! Plus, if we succeed, we could make a fortune!
(まあ、聞いてよ。うちらお互い今の仕事嫌いだし、ユーチューバーやる方が、きっともっと楽しいよ。しかも成功すれば大金稼げるよ!?)
この記事を書いた人

Mai
こんにちは!英会話講師のMaiです。
日本で生まれ、3歳からアメリカのシカゴに10年間住んでいました。日本帰国後も、高校・大学で英語の勉強を続け、今はオンライン英会話講師をしながら スポーツ・エンタメ等、多数の分野の翻訳・通訳の仕事をしております。
英会話は、会話レッスンの他に、生徒さんと一緒に楽しく洋楽を歌いながら英語をお教えするレッスンや、英語の日記を添削するレッスンを提供しております!生徒さんが困った時に日本語でもサポートできる、という強みを生かしながら、日々レッスンに取り組んでおります!
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