
殆どの人が “carry”と聞くと、まず「運ぶ」という意味を思い浮かべるかと思います。この他にも、「グループで協力して頑張らないといけない中、1人だけが頑張っている」、という意味をも持つことはご存じでしょうか。この記事では細かいニュアンス、そして使い方をご紹介します。
“Carry” で「グループの中で1人だけ頑張る」
英語には、“A is carrying the whole group on their back”という、直訳すると「Aさんが全グループを背負っている」という意味のフレーズがあります。グループでAさんが他のメンバー全員を1人で背負っていて、他のメンバーはただAさんに担がれているだけ、という図から「Aさんだけが頑張ってる」という意味になります。そして最近では、このフレーズを短くした、“A is carrying the whole group”だけで、同じ意味になります。
気を付けたい細かいニュアンス
Aさん以外の人が全然頑張っていないケースもありますが、必ずしもAさん以外の人が頑張っていないわけではありません。頑張ってる人もいるけれど、実際に結果を出せているのがAさんだけ、というニュアンスもあります。さらにこれは、Aさんだけがよく見えているというニュアンスではなく、Aさん1人の頑張りのおかげで、グループ全体がよく見えている、という意味になります。
- Guys, we gotta work harder on this presentation. Right now, Emily’s carrying the whole group!
(みんな、私たちもこのプレゼンもっと頑張ろ!今はエミリー1人が頑張ってる状態だから) - The soccer team won today because Ricky carried the whole team.
(このサッカーチームが今日勝ったのはリッキーの大活躍のおかげ)
〜会話例〜
A: How was your job at the cafe?
(カフェでのバイト、どうだった?)
B: Ugh, I swear I carried today’s shift! Everyone else was so lazy!
(もう、マジで今日のシフト私1人が頑張ったからなんとかなった感じだったよ!他の子皆なまけすぎ!)
この記事を書いた人
Mai
こんにちは!英会話講師のMaiです。
日本で生まれ、3歳からアメリカのシカゴに10年間住んでいました。日本帰国後も、高校・大学で英語の勉強を続け、今はオンライン英会話講師をしながら スポーツ・エンタメ等、多数の分野の翻訳・通訳の仕事をしております。
英会話は、会話レッスンの他に、生徒さんと一緒に楽しく洋楽を歌いながら英語をお教えするレッスンや、英語の日記を添削するレッスンを提供しております!生徒さんが困った時に日本語でもサポートできる、という強みを生かしながら、日々レッスンに取り組んでおります!
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