
「ウスターソース」「お好み焼き」「コロッケ」「ソフトクリーム」「ポテト」を英語で言ってください、と言われたら、それぞれの名前をパッと思い浮かべることはできますか。例えば、 “Okonomiyaki” と言えば、お好み焼きを知っている外国人の方には伝わりますが、知らない方にはどう説明するのがベストなのでしょうか。さらに「ソフトクリーム」や「ポテト」は英語っぽいですが、実は和製英語で、正しい英語名がそれぞれあります。英語話者の方と好きな食べ物の話になった時にササっと言えるよう、これらの食べ物の英語での言い方を、この記事ではご紹介したいと思います。
1) ウスターソース
「ウスターソース」は英語で“Worcestershire sauce” (「ワースタシャ―・ソース」)と言い、最初の “Wor” (「ワー」) を強く発音します。19世紀前半にイングランドのウスターシャー州で開発されたことからこの名前がつきました。
- Worcestershire sauce goes great with fried food!
(ウスターソースって、揚げ物と合うよね!) - My mom makes the best homemade Worcestershire sauce!
(うちのお母さんの手作りウスターソース、マジで美味しいの!)
〜会話例〜
A: Running to the supermarket!
(スーパー行ってくるね!)
B: Can you please pick up a bottle of Worcestershire sauce? We’re out.
(ウスターソース1本買ってきてくれる?なくなっちゃったんだ)
2) お好み焼き
“Okonomiyaki”と言えば、伝わる外国人の方ももちろんいます。しかし、知らない方もたくさんいるはずです。そういう方に「お好み焼きってなに?」と聞かれた場合は “Japanese savory pancakes” と言うといいでしょう。“Savory”(「セイボリー」)は “Sweet”の反対語で、「甘くない」を意味します。なので、「日本の甘くないタイプのパンケーキ」と言う説明がベストかと思います。さらには、どのようなものが入っているか(豚肉、キャベツ、エビ 、など)、そして、「ソースやマヨネーズをかけて食べるんだよ~」 ということなども説明してあげると相手にも伝わりやすいでしょう。
- “Okonomiyaki” are Japanese savory pancakes. I like to eat them with Worcestershire sauce and mayo!
(「お好み焼き」とは日本の甘くないタイプのパンケーキです。私はウスターソースとマヨネーズをかけて食べるのが好きです) - Let’s go to this store for dinner! They have the best Japanese savory pancakes!
(夜ご飯は、ここのお店に行こう!本当にお好み焼きが美味しいから!)
〜会話例〜
A: My favorite food is ”Okonomiyaki.”
(私の一番好きな食べ物はお好み焼きです)
B: What is that?
(なにそれ?)
A: Japanese savory pancakes. They usually include pork, cabbage, and other ingredients. They’re delicious!
(日本の、甘くないパンケーキだよ。豚肉やキャベツなどの材料が入ってるの。とても美味しいよ!)
3) コロッケ
日本だと「コロッケ」と言えば、皆がピンとくるでしょう。「コロッケ」は一応英語で“croquette”ですが、全ての国で主流料理ではないので“croquette”と言われてもピンと来ない外国人の方もいます。日本のコロッケを説明する場合、“Deep-fried mashed potatoes” が良いかと思います。“Deep fried”=「揚げた」、“mashed potatoes” =「ジャガイモを押しつぶしたもの」であるため、これで「じゃがいもを押しつぶし、揚げたもの」という意味になり、聞き手にとっても想像しやすいかと思います。カニクリームコロッケなどじゃがいもを使わないものは “Deep-fried cream and crab” (「カニとクリームを揚げたもの」)などの説明が良いかもしれません。そしてお好み焼き同様、ソースをかけて食べる、などの説明を付け加えるとさらに聞き手にとって分かりやすいかと思います。
- Dinner’s ready! Today we’re having deep-fried mashed potatoes with a side of salad.
(ご飯、できたよ~!今日はコロッケと、サイドディッシュのサラダ) - My wife brought home a box of deep-fried cream and crab from my favorite shop! She’s the best!
(奥さんが、カニクリームコロッケを1箱、俺の大好きなお店から買って帰ってきてくれた!マジで彼女最高!)
〜会話例〜
A: My favorite food is croquettes.
(私の大好物はコロッケです)
B: What are those?
(「コロッケ」って何?)
A: Deep-fried mashed potatoes. They go great with Worcestershire sauce!
(じゃがいもをつぶして揚げたもの。ウスターソースかけて食べると美味しいよ~!)
4) ソフトクリーム
ソフトクリームは、英語っぽく聞こえるかもしれませんが、実は和製英語で、英語では “soft-serve ice cream” または “soft-serve” と言います。普通のアイスに比べて柔らかく(=soft)、機械から出し、それ以上冷やさずそのままの柔らかい状態でお客さまに出す(=serve)ため、“soft-serve” や “soft-serve ice cream”と言います。
- My friend just opened a soft-serve ice cream shop, and it’s really popular!
(友達が最近ソフトクリーム屋さんを始めたんだけど、それがめっちゃ人気で!) - Can we stop by McDonald’s? I’m craving soft-serve.
(ちょっとマック寄ってもいい?ソフトクリームが食べたくて仕方ないんだ)
〜会話例〜
A: Do you like soft-serve ice cream or regular ice cream more?
(ソフトクリーム派?それとも普通のアイス派?)
B: Regular ice cream. Soft-serve is too soft for me…
(普通のアイス派だな。ソフトクリームはちょっと柔らかすぎかな…)
5) ポテト
「ポテト」は “potatoes”と言ってしまいがちですが、これでは外国人の方は「じゃがいも」と解釈してしまうので英語話者には “French fries” または “fries” と言うのが良いでしょう。どちらでもokですが個人的な感覚としては、殆どの人が “fries”と言っている気がします。
- I’ll have a burger, French fries, and a Diet Coke. Oh, and could I get some ketchup for my fries?
(ハンバーガー、ポテト、ダイエットコーラでお願いします。あ、それとポテト用のケチャップ頂けますか?) - Do you prefer crunchy fries or soggy ones?
(カリカリのポテトと、しなしなのポテトだったら、どっちが好き?)
〜会話例〜
A: Burger King has the best fries, man.
(マジで、バーガーキングのポテトが一番うまいわー)
B: No way! McDonald’s has the best fries. No objections!
(そんなわけないわ!ポテトが一番美味しいのはマック。異論は認めない!)
この記事を書いた人
Mai
こんにちは!英会話講師のMaiです。
日本で生まれ、3歳からアメリカのシカゴに10年間住んでいました。日本帰国後も、高校・大学で英語の勉強を続け、今はオンライン英会話講師をしながら スポーツ・エンタメ等、多数の分野の翻訳・通訳の仕事をしております。
英会話は、会話レッスンの他に、生徒さんと一緒に楽しく洋楽を歌いながら英語をお教えするレッスンや、英語の日記を添削するレッスンを提供しております!生徒さんが困った時に日本語でもサポートできる、という強みを生かしながら、日々レッスンに取り組んでおります!
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