
「証拠」を英語で言うとしたら、殆どの人が “proof” や “evidence”などの単語を使うかと思いますが、最近はお店で支払いをする際に渡される 「レシート」の複数形(“receipts”)が「証拠」という意味のスラングとして使われていることはご存じですか。なぜ、「レシート」で「証拠」という意味になるのか、そしてどのように日常会話で使えるのかをこの記事ではご紹介したいと思います!
なんで “receipts”(「レシート」)で「証拠」という意味になるの?
何かを買ったあと、返品・返金を希望の場合、その商品を買った証拠を見せなければなりませんので、お店にレシートを持っていきます。レシートは「何かを買った証拠」である、ということから、近年では「証拠」という意味のスラングとして使われています。
どの年齢層が、どのように使うの?
“receipts”は、主に若い方(10代~30代ぐらい)が使っているスラングのフレーズで、どちらかというとあまりポジティブな意味では使われません。
主な使い方は “I have receipts” (「私にはそれの証拠がある!」)で、たとえばAさんが自分のやったこと・言ったことを否定したり隠そうとした時に、Aさんが書いたメールやLINEのスクリーンショットや、Aさんの姿をとらえた写真や動画などを持っている人がそれらの証拠を提示し、“I have receipts” (=「私は(Aさんがそれをした・言った)証拠を持ってる!」)と言うことができます。他に、このような証拠をその場で出すことを“pull out receipts” と言えます。たとえ持っている証拠が1つであったとしても、“I have a receipt”と単数で使うことはありません(“I have a receipt”と言ってしまうと、普通に「お店でもらったレシートが1枚ある」という意味になります)。スラングなので友達や家族の間で使い、あまりフォーマルな場では使われないフレーズです。
- I can prove you’re cheating. I went through your phone and I have receipts!
(あなたが浮気してること、証明できる!あなたの携帯を見たから証拠ならある!) - The police didn’t believe that someone was stalking me so I pulled out receipts.
(警察は私が誰かにストーカーされてることを信じてくれなかったから、その場で証拠をひっぱり出したの)
〜会話例〜
A: If you’re going to sue the company, make sure you bring enough receipts!
(その企業を訴えるなら、証拠を充分持っていくようにね!)
B: Oh don’t worry! I printed out every e-mail exchange I’ve had with them!
(それなら心配ご無用!その企業とのメールのやりとりを全部印刷したから!)
この記事を書いた人
Mai
こんにちは!英会話講師のMaiです。
日本で生まれ、3歳からアメリカのシカゴに10年間住んでいました。日本帰国後も、高校・大学で英語の勉強を続け、今はオンライン英会話講師をしながら スポーツ・エンタメ等、多数の分野の翻訳・通訳の仕事をしております。
英会話は、会話レッスンの他に、生徒さんと一緒に楽しく洋楽を歌いながら英語をお教えするレッスンや、英語の日記を添削するレッスンを提供しております!生徒さんが困った時に日本語でもサポートできる、という強みを生かしながら、日々レッスンに取り組んでおります!
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