いくら仲が良い人でも、その人に悪気がなくとも、気に障ること・傷つくことを言われたり、されたりしてしまうことがあります。こういう時、「さっきの言動、実は嫌だったんだ」と、伝えることは大事ですが、これは英語ではどのように表現できるのでしょうか。今回は相手の気持ちを害したり相手を攻めずに、言動が不愉快だったことを伝える表現3選をご紹介したいと思います。
1) I didn’t like that.
“I didn’t like that.”は「あの一言(行動)、嫌だったんだ…」という意味です。相手に何か気になることを言われたり、されたりしてから少し時間が経ったあとに 、「ねえ、さっき〇〇って言ったでしょ(〇〇したでしょ)?あれ実は嫌だったの…」= “Hey, remember when you said ____(did ____)? I didn’t like that.”と言うことができます。
- Hey, remember when you called me lazy earlier? I didn’t like that…
(ねぇ、さっき私のこと「怠け者」って言ったでしょ?あれ、実は嫌だったんだ…) - Brian, you mocked my English in front of our whole class today. I didn’t like that.
(ブライアン、今日クラス全員の前で俺の英語の発音をバカにしたよね…あれ、嫌だったよ)
〜会話例〜
A: Charles, can we talk?
(チャールズ、ちょっと話いい?)
B: What’s up Riley?
(どうしたの、ライリー?)
A: Remember how you called me “fatty” at the gym? You might have been joking but I didn’t like that…
(ジムで私のこと「おデブちゃん」って言ったでしょ? あなたはふざけてたんだろうけど、正直私は言われていい気持ちしなかった…)
2) That bothered me.
“That bothered me.”も、1)の“I didn’t like that.”と似たような意味の、相手の言動が不愉快だったことを伝える表現ですが、“I didn’t like it.”との違いは、「さっきの言動、気になった」「さっきの言動、癪に障った」と、はっきり「嫌だった」とは言っていないく、どちらかというとやんわりしているニュアンスがあるということです。そして、「言葉」よりは主に「行動」が不快だった時に使える表現です。もしもその人が常にやっていることが不快だとしたら、“That/it bothers me!” =「あれ、気になるんだよね」ということができます。
- Anna, when you made fun of my family, that bothered me.
(アンナが私の家族をバカにした時、実は癪に触ったんだ…) - Casey, I’m sorry but when you chew your gum really loudly, it bothers me!
(ケイシー、申し訳ないんだけど、あなたがガムをくちゃくちゃ噛むの結構気になるんだ…) - The dinner with Ryan was fun, but he kept touching my arm, which bothered me…we’re just friends.
(ライアンとのディナー、楽しかったけど、彼が何回も腕を触ってきたのがちょっと気になったの。私たち、ただの友達なのに)
3) When you ____, it made me (feel) ____.
こちらは、一番てっとり早く、正確に、自分の気持ちを伝えることができる言い方で、「あなたが〇〇って言った時(◯◯した時)、〇〇だった」という意味です(2番目の〇〇には「自分の気持ち」が入ります)。1)、2)のフレーズと比べてこのフレーズのいいところは、「嫌だった」や「気になった」だけでなく、それ以上に、具体的にどのような気持ちになったかを伝えれる、という点です。例えば、“When you said ‘You have lame hobbies,’ it made me feel stupid.”=「あなたに、『君の趣味はダサい』と言われた時、バカにされた気がした」と言えます。その人がよくやっていることに言及する際は、“When you ____, it makes me feel ____”(「あなたが◯◯すると、◯◯という気持ちになるの」) になります。
- When you said “You’re not that pretty,” it made me so insecure.
(あなたに「君はそこまで可愛くない」と言われた時、すごく自信がなくなっちゃったの) - Mom, when you compare me with my sister, it makes me feel like I’m not good enough.
(ママ、お姉ちゃんに比べられる度に、私は充分じゃない、っていう気持ちになるよ…)
〜会話例〜
A: When you were on your phone all night during dinner, it made me feel like you don’t love me.
(あなたがディナー中ずっと携帯見てたから、私のこと愛してないのかな、って思っちゃって…)
B: Babe, I’m so sorry! I do love you and I’ll be careful from now on.
(ああ…本当にごめん!愛してるし、これからは気を付けるね)
この記事を書いた人
Mai
こんにちは!英会話講師のMaiです。
日本で生まれ、3歳からアメリカのシカゴに10年間住んでいました。日本帰国後も、高校・大学で英語の勉強を続け、今はオンライン英会話講師をしながら スポーツ・エンタメ等、多数の分野の翻訳・通訳の仕事をしております。
英会話は、会話レッスンの他に、生徒さんと一緒に楽しく洋楽を歌いながら英語をお教えするレッスンや、英語の日記を添削するレッスンを提供しております!生徒さんが困った時に日本語でもサポートできる、という強みを生かしながら、日々レッスンに取り組んでおります!
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