「お役に立てば幸いです」は、社内文書やビジネスの相手にメールで情報を提供したり、資料を添付したりする時に、よく文末に添えられる決まり文句です。自分が提供するものが、相手の役に立つことを願う、謙虚さが伝わるフレーズですね。私も国内外問わず、仕事の相手とのメールのやり取りでよく使います。
1) I hope this helps.
直訳すると、「私はこれがhelp(役立つ)ことを願います」という意味です。
- I’ve attached the data you requested. I hope this helps.
(ご要望のデータを添付します。お役に立てれば幸いです)
2) Hope this helps.
“I hope this helps”の最初の“I”を省略したカジュアルな表現です。初めて接する相手や、正式な文書では“I”を省略することは避けましょう。
- I’m attaching the documents for tomorrow’s meeting. Hope this helps.
(明日の会議資料を添付しています。お役に立てれば幸いです)
3) HTH
“Hope this helps”はメールでBTW(By the wayところで)、ASAP(As soon as possibleできるだけ早く)のように略語で表されることもあります。
- Here are the URLs related to this issue. HTH.
(本件に関連のあるURLです。お役に立てば幸いです)
メール以外の会話でも以下のように使うことができます
1) I hope you find it helpful.
SVOCの第5文型です。it=helpful(役に立つ)とあるとfind(わかる)という文で、
itにあたる単語は、this document(書類)、this information(情報)、this advice(アドバイス)など、具体的な単語を入れても良いです。
〜会話例〜
A: How does this new scheduling app work?
(新しいスケジュールアプリはどう?)
B: It’s pretty straightforward. You input your tasks, set their times, and it sends you reminders.
(すごくわかりやすいよ。タスクを入力して、時間を設定したらリマインダーを送ってくれるの)
A: Got it, thanks!
(わかったわ、ありがとう!)
B: I hope you find it helpful.
(お役に立てばうれしいわ)
2) I would be grateful if I could ____.
「もし~できたら、うれしい」という、仮定法を使った表現です。仮定法を使うことで丁寧なニュアンスになります。
〜会話例〜
A: I’m having trouble with this math assignment.
(数学の宿題で困っているの)
B: I would be grateful if I could help you. Just let me know what you need assistance with.
(君の役に立てたらうれしいよ。どこがわからないか教えてごらん)
この記事を書いた人
Lotta
こんにちは、Lottaです。洋画、洋楽から英語好きになった純国産の英語学習者・英語講師です。20年以上高校教師として勤めた後、より英語学習の楽しさと資格取得のための勉強にハマりました。その結果、英語を使った仕事をいくつか経験することができ、国や年齢を問わず、いろんな人たちと出会い、つながりを持てたことで人生が豊かになりました。こうして得た自分の経験を、みなさんの学習のサポートに役立てることができたら、たいへん幸せです。80’s rock好き。好きな作家はO Henry、好きな映画はThe Shawshank Redemption.
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