誰かに誉め言葉を頂いた時に「ありがとうございます」の代わりに「恐縮です」と言ったり、あるいは相手に迷惑をかけてしまった時などにも謝罪の意味で「恐縮です」と日本人は言いますね。「ありがとう」でもあり「ごめんなさい」でもあるこの「恐縮です」は英語で何と言うでしょうか。いくつか例を紹介いたします。
相手からの褒め言葉や厚意に対して使う時
1) It’s/That’s so kind of you.
親切にしてもらった時、誉め言葉を貰った時などに「親切にして頂き恐縮です」という意味で使うことの出来る表現です。
〜会話例〜
A: I mowed the lawn of your garden, too!
(あなたの庭の草刈りもやっておいたよ)
B: Oh, that’s so kind of you. Thank you so much!
(なんて親切なの=恐縮です。ありがとう!)
2) I’m flattered.
flatterは「お世辞を言う」という意味の動詞です。受け身では「光栄です=恐縮です」のようなニュアンスとなり、褒められた時に謙虚な気持ちと嬉しい気持ち、そして少し照れている様子も一言で表せる便利な言葉です。
〜会話例〜
A: This cake tastes terrific. You should open a cake shop!
(このケーキすんごく美味しい。お店を開いた方がいいよ)
B: Thank you! I’m flattered.
(ありがとう!恐縮です)
相手への謝罪や何かしらの依頼に対して使う時
1) I’m afraid~.
こちらは「恐れ入りますが」「残念ながら」という意味があるので、「恐縮です」と同じようなニュアンスで使用できます。丁寧にお断りをする時や相手を訂正する時などに使われることが多い表現です。
- I’m afraid you have the wrong number.
(恐縮ですが電話番号をお間違えのようです)
2) Would you mind ~?
「~することを迷惑に思いますか?=~して頂けますか?」の意味で使われる丁寧な表現です。丁寧ですが友人同士で使うこともよくあります。相手に申し訳なく思っているけれど何かを依頼したい時に使用するため、「恐縮です」のニュアンスも含めて使用出来ます。
- Would you mind giving me a hand?
(恐縮ですが手を貸して頂けますか?)
この記事を書いた人
Rie
Hello, everyone!
英語と日本語の講師をしておりますRieと申します。
英会話講師を8年間、日本語講師を3年間しております。以前勤務していたオンライン英会話スクールでは在籍する約80名の講師を指導するトレーナーも行っておりました。現在はそちらの経験を活かしフリーランスで英語、日本語、ノルウェー語を教えつつ英会話講師になりたい方のためのレッスンも提供しています。
「楽しく学ぶこと」が何よりの上達のコツと考えており、時に笑いを交えながらストレスフリーなレッスンを心がけています。
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