ビジネスシーンや日常会話問わず、返事が欲しい時に「お知らせください」と言うことはよくあると思います。英語には「~をお知らせください」と伝える時に使える表現が色々ありますが、状況によっては失礼な言い方になってしまう場合もあります。そこで今回は、「お知らせください」を英語で表現方法についてご紹介したいと思います。
「~をお知らせください」を“Please tell me.”と表現するのはNG?
「お知らせください」や「ご連絡ください」という意味で、“Please tell me.”と言っている人もいると思いますが、この表現では「言って下さい」という意味になってしまいます。そのため、場合によっては命令されていると思われたり、怒っていると勘違いされてしまうこともあるので気をつけましょう。
「~をお知らせください」を表現するならこの3つを使おう!
1) Could you let me know?
→「お知らせいただけますか?」
会話でもメールでもよく使用するフレーズとなります。“could you”は「~していただけますか」を意味し、クライアントや目上の方にも失礼なく使えるフレーズです。例えば、“Could you kindly let me know?”は、「お手数をお掛けしますが、お知らせいただけますか?」という意味になります。“kindly”を入れることによって、相手を思いやる優しい表現にすることができます。
〜会話例〜
A: How is the report coming along?
(レポートはどうなっていますか?)
B: I have other reports due, but I should be able to send the report to you soon.
(他のレポートの期日もありますが、近いうちにお送りできると思います)
A: Could you let me know by when?
(いつまでに提出できるか教えて頂けますか?)
B: I should be able to by next Friday.
(来週の金曜日までにはお送りできると思います)
2) Please keep me posted.
→「進展がありましたら、お知らせください」
同僚や友人などに対して使う、とてもカジュアルな表現になります。上記の表現と違い、進展があった場合に連絡をしてもらう表現方法になります。また逆に「進展がありましたら、ご連絡します」と言う場合は、“I will keep you posted.”と表現します。日常会話の場合は「知らせてね」という意味で、“Can you keep me posted?”や“Keep me posted.”と言います。
〜会話例〜
A: Are we still having the status update meeting this Friday?
(結局、今週の金曜日に近況報告のミーティングはあるの?)
B: I’m not sure. I have to check in with Michael.
(わからない。マイケルに聞いてみないと)
A: Well, keep me posted.
(そっか。何かわかったら知らせてね)
B: Sure. I’ll let you know when Michael gets back to me.
(うん。マイケルから返事がきたら知らせるよ)
3) I would appreciate your advice/input.
→「アドバイス・ご意見をいただけるとありがたいです」
主にメールでアドバイスをもらう場合に、丁寧な締めくくり文として使用します。目上の方やクライアントに意見を求めたり、スケジュールなど教えてもらいたい時に使用する丁寧な言い回しです。もし何かについて具体的なアドバイスや意見が欲しい場合は、“advice on ~”や“input on ~”を使います。例えば、“I would appreciate your advice/input on the issues discussed in yesterday’s meeting.”は「昨日の会議の議題にあがった件に関して、アドバイス・ご意見をいただけるとありがたいです」となります。
〜会話例〜
A: We had some issues with the mechanical design. So, we need a new design very soon.
(機械設計に問題がありました。そのため、新しい設計がすぐに必要です)
B: Oh no. That is not good news.
(あら。それは良くありませんね)
A: I know you are an expert in mechanical design, so I would really appreciate your input.
(機械設計のエキスパートであることは存じ上げておりますので、ぜひご意見をいただけるとありがたいです)
B: Absolutely.
(もちろんです)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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