「ざっくり」という言葉は、おそらく数多くの方が頻繁に使う言葉かと思います。「ざっくりで良いので概要を説明して下さい」「ざっくり見積もると費用はいくらになりそうですか」「資料をざっくりですが見てみました」など、いろいろなシチュエーションで使う「ざっくり」は英語で何と言うでしょうか。いくつか単語をご紹介します。
1) Rough / Roughly
「大雑把に」や「だいたい」「大まかに」と言いたい時に使われる単語で日本語の「ざっくり」のニュアンスに一番近いのは、Rough/Roughlyです。何かしらの「ざっくりとした」計画や数字の話しなどに使われます。
- This is a rough plan.
(これはざっくりの計画です) - The population of Norway is roughly 5 million.
(ノルウェーの人口はざっくり500万人です)
2) Brief / Briefly
こちらも「ざっくり」のニュアンスで使える単語です。Rough/Roughlyが「大まかに」のニュアンスなのに対してBrief/Brieflyは「簡単に」「手短に」と訳されることも多く「簡潔に要点を伝える」イメージです。
- His explanation was brief but easy to understand.
(彼の説明はざっくりだったが分かりやすかった) - Can you tell me briefly about the progress of the project?
(そのプロジェクトの進行について、私にざっくり伝えてもらえますか?)
3) Broad / Broadly
こちらのBroadまたはBroadlyも、シチュエーションは限られますが「ざっくり」ニュアンスで使える単語です。「広く」とよく訳されることが多く、「広い意味で=ざっくり、大まかに」の意味で使うことが出来るのですが、Rough/Roughlyよりも少々フォーマルな響きがあるのに加えて「一般的な」のニュアンスが加わるのが特徴です。
- In a broad sense, Brazillians are also ‘Americans’ because Brazil is in south America.
(ブラジルは南アメリカ大陸にあるので、広い意味では[=ざっくり言うと]ブラジル人も「アメリカ人」だ) - Broadly speaking, humans are also animals.
(ざっくり言ってしまえば人間も動物だ)
この記事を書いた人
Rie
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英語と日本語の講師をしておりますRieと申します。
英会話講師を8年間、日本語講師を3年間しております。以前勤務していたオンライン英会話スクールでは在籍する約80名の講師を指導するトレーナーも行っておりました。現在はそちらの経験を活かしフリーランスで英語、日本語、ノルウェー語を教えつつ英会話講師になりたい方のためのレッスンも提供しています。
「楽しく学ぶこと」が何よりの上達のコツと考えており、時に笑いを交えながらストレスフリーなレッスンを心がけています。
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