日常生活でも、ビジネスでも、「探す」という単語はとてもよく使いますが、英語では探し物によっては、使う単語が変わることがあります。そこで今回は、「探す」を表す色々な英語表現をご紹介したいと思います。
1) Search
“search”は、いなくなった人や失くしてしまった物を広い範囲で探す時に使います。捜索する場合にも使用され、誘拐された子供を探す場合には、“search for a missing child”となります。ネットで検索する場合は“search”が使われ、“search on the web”または“search on the internet”と表現します。「広い範囲で探す」というニュアンスが含まれているため、「えんぴつを探している」と言う時に“I am searching for my pencil.”と言ってしまうと少し大袈裟に聞こえてしまいます。その場合は、“I am looking for my pencil”と表現しましょう。
〜会話例〜
A: What are you doing?
(何をしているの?)
B: I’m doing research for a school project.
(今、学校の課題のために調べてるの)
A: I see. Did you search the internet?
(そうなんだ。ネットで検索したの?)
B: No. My teacher said that information on the internet is unreliable and to use books.
(いや。先生がネットの情報は信用できないから、本を使うようにって言ったんだ)
2) Look for
“look for”は、狭い範囲で何かを「探す」場合によく使われます。身近にあった物を失くしてしまった場合によく使われます。例えば、出掛ける時に携帯電話を探している場合は、“I am looking for my phone.”と言います。また「何を探しているの?」は“What are you looking for?”と言います。ビジネス会話でも、日常会話でも、使える便利な英語単語です。
〜会話例〜
A: It’s time to go!
(行く時間だよ!)
B: Wait. I’m looking for my keys.
(待って。鍵を探しているところなの)
A: Where did you last see them?
(最後にどこで見たの?)
B: Found it. Let’s go.
(見つけたわ。じゃあ、行こう)
3) Seek
一般的に、知識や真実など、既に存在している形のない物などを「探す」場合に“seek”を使います。仕事を探す場合にも使われ、「職を探す」は“seek a job”や“seek for opportunities” (opportunities=仕事のチャンス)のように表現します。また、物事を深掘りして「物事を明らかにする」と言う場合は、“seek clarification”と言います。その他、“seek advice”も良く使われるフレーズです。直訳だと「アドバイスを探す」になりますが、人に聞くという意味でも“seek”は使われ、「相談に乗ってもらう」や「助言を求める」といった意味になります。
〜会話例〜
A: I’m not happy with my current workplace.
(今の職場に不満があるんだ)
B: Oh, I’m sorry.
(そうなの)
A: So, I’m seeking a new job opportunity.
(だから、新しい仕事を見つけようと思っているんだ)
B: Good luck!
(頑張って!)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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