日米ハーフがお伝えするPodcast、動画、文化を含む無料英語学習ページ

英語学習サイト:Hapa 英会話

Hapa Eikaiwa on FacebookHapa Eikaiwa on TwitterHapa Eikaiwa on YouTubeHapa 英会話 Instagram

【1日1フーレズ英語】無料メールマガジン

公開日2023.03.30

「まだ青い」や「未熟」は英語で?

日本語で「まだ青い」と言えば、それは「未熟である」という意味です。「青二才」という表現もありますし、熟していない果実のことも「青い」と言いますね。ところが、この「青い(未熟)」を英語で表現しようとすると、実は“blue”ではなく“green”を用いるのです。他にも「まだ青い」を表す英語表現はいろいろとあります。今回は、そんな「青い」を表す英語表現をいくつかご紹介してみましょう。

日本語の「青」が英語の“green”になる時

「青空」「青い海」など、「青」を英語にすると、“blue sky” “blue ocean”と通常はそのまま“blue”を使うことができます。でも、「青信号」は英語では“green light”です。日本語では「青信号」と言いますが、実際の信号の色を思い浮かべてみると緑色をしていますよね?熟してない果物の色も、実際は青というよりも緑色です。このように日本語では「緑」を「青」と表すことがよくあります。これは、昔の日本では「緑」という色の概念がなく、「青」で表していたことが原因のようです。現代の私たちが色を区別する際には青と緑は別の色として認識しますが、かつて青と緑を区別しなかった時の名残が、日本語の表現にたくさん見られます。英語にする時にうっかり“blue”と言ってしまわないように気を付けなければいけません。「未熟さ」を表して「青い」という時も、“blue”ではなく“green”を使いましょう。

  • This tomato is still green. Let’s not eat it yet.
    (このトマトはまだ青いね。まだ食べずにおこう)
  • The grass is always greener on the other side of the fence.
    (隣の芝生は青い)
  • I bought these green vegetables at the greengrocer. They look fresher than supermarket vegetables!
    (これらの青野菜はそこの青果店で買ったよ。スーパーの野菜よりも新鮮そうに見えるね!)

“green”以外の「青い(未熟)」を表す英語表現

「未熟」を表す「青」は“blue”ではなく“green”で表すとお話ししましたが、“green”という色を使って表す以外にも「青い(未熟)」を表す英語表現がありますので、そのいくつかをご紹介しましょう。

1) Not ripe/Unripe

“ripe”は「熟している」という意味の単語です。“unripe”と言えばその逆で「熟していない」ということ。果物や野菜などが「まだ青い(熟れていない)」と言いたい時にはこの単語が使えます。ちなみに単語の語尾を少し変えて“ripen”と言えば「熟する、熟させる」という意味の動詞になります。“-en”は動詞の語尾になると覚えておくと語彙表現が広がります。

  • This avocado is still not ripe. Let’s leave it until it ripens a little more.
    (このアボカドまだ青いわね。もうちょっと熟れるまで置いておきましょう)

2) Immature

“mature”は「成熟した」という意味の単語で、これを否定形にすれば「未熟な」という意味になります。“ripe”のように食べ物にも使用できますが、果物などが「熟れていない」という時には“ripe”の方がよく使われます。“immature”は人が「成熟していない」「未熟である」「幼い」という意味で使われ、あまり良い意味ではありません。日本語の「青い」も否定的な意味で使われる言葉なので、そういう点では近い意味かもしれませんが、人間的な未熟さの意味合いもあるので、使い方には注意が必要です。

  • He talks like he knew everything, but he is still immature in his thinking.
    (彼は何でも知っているかのように話すけど、まだまだ考え方が青いね)

3) Inexperienced

“inexperienced”は「経験不足」という意味です。「青い(未熟)」は「経験やスキルが足りない」という意味で使われることも多いです。また、“experience”を名詞として使って“lack(欠ける)”という動詞と共に“lack experience(経験が欠けている)”と言うことも可能です。 “need more experience”と言えば「もっと経験が必要だ」ということになり、どちらも同じことを違う言い方で表しています。仕事の場面などで「未熟だ」と言いたい時に使える表現です。「青い」と言うと少しきつく聞こえますが、「経験が必要」と言えば随分と和らいで聞こえますね。

〜会話例〜
A: Tom says he wants to be the leader of the new project, but I think he is still inexperienced. Do you think he can be trusted to lead the team?
(トムは新しいプロジェクトのリーダーになりたいって言うけど、僕は、彼はまだ未熟だと思うね。君は彼にチームのリーダーを任せてもいいと思う?)
B: Well, I think he needs a little more experience. For one thing, he doesn’t have enough knowledge about the products yet, and for another, he should work on communication skills.
(うーん、彼はもう少し経験が必要だと思うよ。ひとつには、製品の知識がまだ十分じゃないし、それに、コミュニケーションスキルももっと磨くべきだね)

この記事を書いた人

Yoshiko

こんにちは。英語講師・学習コンサルタントのYoshikoです。
洋楽をきっかけに英語学習を始め、日本の大学で英語を学び、留学経験なしに英語を習得しました。
英会話スクールで10年以上教えた後に、現在は大学講座、法人研修での指導、オンラインレッスンや学習コンサルティングを行っています。トータルで20年以上の講師経験と日本で英語を習得した経験をもとに学習サポートを行っています。
英語を教えるだけでなく、英語の学び方・トレーニングの方法もお伝えしています。皆さんが英語を使って世界を広げ新しい可能性を広げていけるように、学習のお手伝いができればと思います。

カフェトークのプロフィールはこちら

    
            
  •                  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •              

Advertisement

コメント

  1. まさ より:

    青信号は 碧い色なんでしょうね。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Advertisement

Hapa英会話セミナー2014収録動画

英語学習コラム