自分に都合がよいように数字や年齢をごまかすことを、日本語で「サバを読む」と言いますよね?欧米では「年齢なんて関係ない」とよく言いますが、実際は年齢をごまかす方が有利な場合も多々あります。そこで今回は、「年齢をサバ読みする」と表現する時に使えるフレーズをご紹介したいと思います。
1) Lie about one’s age
一般的な言い方になりますが、「年齢について嘘をつく」ことを意味し、ごまかすニュアンスよりも「嘘をつく」意味合いが強いです。「年齢を詐称する」いう意味でも使うことができ、シリアスな場面でも使われます。例えば、「彼は年齢を偽ったので、信用できません」は“He lied about his age, so I can’t trust him.”となります。
〜会話例〜
A: I lied about my age on the first date. When should I tell her my true age?
(最初のデートで年齢をごまかしちゃった。彼女にいつ本当の年齢を伝えたら良いと思う?)
B: You should tell her soon as possible.
(早く伝えた方がいいよ)
A: I didn’t think it would get serious.
(真剣交際に発展するとは思ってなかったから)
B: Well, you shouldn’t have lied about your age in the first place.
(まあ、そもそも年齢を偽るのがいけないのよ)
2) Fudge one’s age
英語のスラングで「サバを読む」と言う時は、“fudge your/my age”と言います。この場合の“fudge”はお菓子ではなく、「いい加減」や「ごまかす」といった意味になります。とてもカジュアルな場面で使われる表現なので、深刻な場面などではあまり使いません。また、年配の方には伝わりにくい言い回しとなり、日本語の「サバを読む」よりは砕けた表現になります。
〜会話例〜
A: I found this guy on a dating app. He is 32 years old. What do you think?
(マッチングアプリを検索してた時に、こんな男性がいたんだけど。彼、32歳なんだって。どう思う?)
B: Let me see.
(見せて)
A: What do you think?
(どう思う?)
B: 32? I think he is fudging his age.
(32歳?彼、サバ読んでるでしょ)
3) Fake one’s age
“fake your/my age”は「年齢を偽る」ことを意味します。多くの場合、未成年が成人と偽る時に使われます。また、デートで年齢をごまかす時にも使ったりします。軽いノリで「年齢をごまかしちゃった」というニュアンスになります。
〜会話例〜
A: I want to go to the new bar that just opened.
(新しくオープンしたバーに行ってみたいんだよね)
B: Well, you are still a minor. I don’t think you can go inside the bar.
(でも、あなたはまだ未成年でしょ。中に入れないと思うよ)
A: I won’t have a drink, so maybe I can fake my age?
(飲むわけじゃないから、年齢をごまかそうかな?)
B: It’s still illegal to lie about your age. Just wait until you are an adult.
(年齢を偽るのは犯罪だよ。大人になってから行った方がいいよ)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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