仕事などで取材をして記事を作成することがあると思いますが、英語では人を取材する場合と場所を取材する場合とでは言い回しが異なります。今回は、「取材する」を表現する時に使える3つの英単語とそれぞれの違いについてご紹介したいと思います。
1) Interview
→「取材訪問(~にインタビューする)」
“interview”は日本語の“インタビュー”と同じ意味合いになり、取材訪問や面接で相手に質問をして情報の聞き取りを行うことを意味します。一般的に“interview”は「面接」のニュアンスが強いために、“I had an interview.”は「面接があった」という意味で受け取られます。また、“interview questions”は「面接の質問」という意味になります。
- アメリカの場合、面接で“Tell me about yourself.”と聞かれた場合は「自己紹介をしてください」になり、履歴書の内容確認と経歴を聞きたいという意味になります。
(今日、初めて雑誌の取材をするの!)
B: That’s great! Who are you interviewing?
(すごいじゃない!誰にインタビューするの?)
A: I am interviewing the former first lady.
(元大統領夫人にインタビューすることになったわ)
B: Wow. I can’t wait until I see your article!
(そうなんだ。記事を楽しみにしているね!)
2) Report
→「報道 (報告)する」
“report”は「報道」や「報告」を意味し、新聞やニュースの場合は「報道」になりますが、ビジネスシーンではほとんどの場合、「報告」という意味で使われます。少し強めな言い方になりますが、上司に“Please report to me.”と言われた場合は、「報告してください」また「至急、来てください」といったニュアンスにもなります。また、記者のことを“reporter”と言いますが、事件や事故現場、イベント会場での取材内容を伝える事を意味します。
(後ろを見ていただけるとわかりますが、ビルから煙が出ています。けが人は報告されておりません)
B: I am glad that nobody was injured.
(けが人がいなくて、よかったです)
A: Reporting live from the scene.
(以上、現場から中継でした)
B: Thank you Scott.
(スコット、ありがとうございました)
3) Cover
→「~を扱う、~を報道する」
ニュースなどを「扱う」と言う場合に”cover”が使われます。一般的には「覆う」という意味になりますが、「扱う」や「含む」という意味としても良く使われます。授業で「この講座は機械学習なども含みます」と言う場合は、“This course covers topics like machine learning.”と表現します。講座や授業と似たニュアンスで、ニュースの場合はトピックを「扱う」、つまり「報道する」といった意味で”cover”を使います。
(アフリカで大きな地震があったこと知ってる?)
B: Yes. It was covered all over the national news today.
(うん。今日、全国ニュースで一日中流れていたよね)
A: I can’t believe it.
(信じられないよね)
B: It seems like natural disasters are increasing lately.
(最近は、自然災害が増えたような気がする)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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