仕事でもプライベートでも、目の前にやることがたくさんありすぎて混乱してしまうことってよくありますよね。英語で「混乱」を表現する場合は“confuse”を使いますが、状況によって名詞の“confusion”、動詞の“confuse”、または形容詞の“confused”や“confusing”を使います。今回は、“confuse”のシチュエーションに合わせた使い分けをご紹介したいと思います。
1) Confuse
→「混乱させる、混同する、戸惑わせる、わかりにくくする」
動詞の“confuse”は「混乱させる」、「混同する」といった意味になります。「主語+confuse」は「勘違いしている」という意味にもなります。この単語には頭がこんがらがるニュアンスもあり、例えば「日本人は英単語のborrowとrentを勘違いする」は”Japanese people confuse the words borrow and rent.” と表現します。
〜会話例〜
A: Do you need help organizing the files?
(書類の整理を手伝おうか?)
B: Yes. Many people confuse these documents with the other documents.
(お願いします。この書類と他の書類を勘違いする人が多いのよ)
A: I know it’s frustrating.
(本当だね。めんどくさいね)
B: Maybe we should label these file folders.
(フォルダにラベルをした方がいいかもね)
2) Confusion
→「混乱、当惑」
「混乱」や「当惑」は名詞の“confusion”を使います。動詞の“confuse”とは異なり、状況に対して使われることが多く、「分かりづらい」という意味が含まれます。例えば、「誤解を招いてしまい申し訳ありません」と言う場合は、“Sorry for the confusion.”となります。
〜会話例〜
A: So, will we have the meeting on Tuesday or Thursday?
(ミーティングは結局、火曜日になった?それとも木曜日?)
B: No. Did you receive the separate email?
(いや、別のメールきてなかった?)
A: I don’t think so.
(きてないと思うけど)
B: Sorry for the confusion. The meeting will be held this Friday.
(分かりづらくて、ごめん。ミーティングは金曜日にすることにしたよ)
3) Confused
→「混乱した、わけが分からない」
形容詞の“confused”は、混乱して思考が停止している時や頭が回らなくなって「理解できない」や「わからない」と表現する時に主に使います。「もう、訳わからない!」は、“I am so confused!”となります。
- ちなみに、“confused person”で「錯乱した人」という意味になります。病的に混乱しているニュアンスが強く、“I saw a confused person wandering the streets.”は「錯乱した人が道を彷徨っていたのを見ました」という意味になります。
〜会話例〜
A: I am so confused with this homework.
(この宿題が全然理解できない)
B: What are you working on?
(何の宿題をしているの?)
A: I’m working on a math problem.
(数学の問題を解いているところ)
A: Let me take a look at it.
(ちょっと見せて)
4) Confusing
→「紛らわしい、ややこしい、わかりにくい」
形容詞の“confusing”は、「わかりにくい」や「紛らわしい」という意味になり、説明不足だったり、状況や物事が良くわからない場合に使います。この単語には難しいというニュアンスが含まれており、「理解しにくい」という意味にもなります。「説明書がわかりにくい」は“The instructions are confusing.”となります。
〜会話例〜
A: How do we get to the hotel?
(ホテルまでどうやって行くの?)
B: I have a map I got from the airport.
(空港でもらった地図ならあるよ)
A: This map is so confusing.
(この地図は分かりにくいよ)
B: We should just Google map it.
(もう、グーグルマップ見た方がいいね)
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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