英語にはオノマトペ（擬音語・擬態語）が少ないと言われており、アメリカン・コミックや絵本などで見かけることはあっても、日常会話で使われることはあまりありません。また、日本語のオノマトペをそのまま使っても、外国人にはなかなか通じないことがあります。そこで今回は、日本人がよく使うオノマトペの一つである「カリカリ」について深堀したいと思います。
1) 擬態語の「カリカリ」（イライラする）
→「Cranky」
日本語では、何らかの理由で苛立ち不機嫌になっている様子を「カリカリしている」と表現します。英語で苛立ちやイライラ感を表現する場合は“annoyed”や“irritated”などが使われますが、日本語の「カリカリする」に近い表現と言えば“cranky”になります。“cranky”は寝不足や空腹といった生理的な反応に対して使われることがよくあります。
- ちなみに、「カリカリしている人」は“cranky person”と表現します。
〜会話例〜
A: Why are you so cranky today?
（何でそんなにカリカリしてるの？）
B: I didn’t sleep well last night.
（昨夜、あまり良く寝れなかったんだ）
A: Just go home and get some rest!
（それなら家帰って休みなよ！）
B: Yeah, I should. I think I am going to take the rest of the day off.
（うん、そうだね。今日の午後は休もうかな）
2) 擬音語の「カリカリ」
→「crunch / crunchy」
擬音語の「カリカリ」や「ポリポリ」は“Crunch crunch”と表現します。特に歯応えのある人参やりんご、またはポップコーンやポテトチップスなどを食べる時によく使われます。また、「カリッ」とした食感を単語で表現する場合は“crunchy”を使います。音を表現したい時は“crunch”、食感を伝えたい時は“crunchy”のように、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。
〜会話例１〜
A: Crunch crunch.
（パリパリ）
B: I hear you from the other room. What are you eating?
（隣の部屋からも音が聞こえるけど、何を食べてるの？）
A: Potato chips.
（ポテトチップス）
B: Ah. Make sure you clean up after yourself.
（そっか。ちゃんと後片付けしてね）
〜会話例２〜
A: What are these?
（これって何ですか？）
B: These are deep-fried rice crackers. They are called “Okaki” in Japanese.
（これは揚げたお煎餅です。日本語でおかきと言います）
A: Hmm. These are crunchy and really good.
（へぇ。カリカリしていて、すごく美味しい）
B: Yes, they are a popular snack in Japan.
（はい。日本では人気のお菓子です）
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを１５年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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